このブログを検索

2013年11月30日

皇帝のそもそもの語源となった秦の始皇帝について(漫画キングダムの前提としても)




おはようございます。

2013年11月の記事です。

先日西欧の皇帝の話をしたので、続いて東方世界の皇帝の話をします。

稲作という農業革命を成し遂げた人類はそれまでの狩猟採集生活から定住し農業を始めます。

この点小麦の栽培を始めた中東の人類とは少し遅れることになりますが、同じく炭水化物が取れ、また温暖湿潤な気候にマッチした稲作は多くの人口を養える手段として急速にアジア各地域に広がっていきました。

我が日本も、中国華南地域発祥と言われる稲作をいち早く導入した地域となります。

さて、こうした中、中国の華中地域、黄河と揚子江の間において、夏・殷・周という「国家」が誕生しました。

しかしながらこの段階においては都市国家+αの域を出ておらず、いわゆる版図や領邦を持った国となるにはまだ数百年の時を要します。

西暦紀元前770年、周の力が衰え春秋時代となります。

儒教の経典の一つでこの時代のことを記載していることから春秋というらしいですが、この時代にはまだ周王朝は諸侯の上に君臨する精神的「王位」としての体裁をいまだ保っており、諸侯は実際の権力を握りたいと思っていたにすぎないのですが、時代が下り、紀元前403年になりますと名実ともに戦国時代となり、もはや周の権威も地に落ちて諸侯は自らを王と称して勢力争いを続けていくことになります。

実力者である諸侯、から名実ともに国を治める王への転換です。

紀元前246年、戦国七雄の西の強国である秦において、秦王政が即位します。

そして25年後、他の六国を電撃的に征服し尽して紀元前221年、全中国を統一します。

この辺は、2016年現在大人気の漫画「キングダム」を参考にしていただければと思います。

そして既に権威が相対化されていた夏殷周時代の「王」の称号を超える呼称として、中国神話伝説の三皇五帝から字を採用して皇帝という称号を制定し、自らはその始祖として始皇帝と名乗ります。

因みに自らの地位を世襲するものは二世皇帝、三世皇帝・・と呼ばせるように決めたようですが、性急な改革による周囲の反乱で秦自体も滅亡し、秦の皇帝位は二世皇帝までということになったのです。

その後項羽と劉邦の争いを経て勝ち残った高祖劉邦が改めて新国家「漢」の皇帝として即位し、始皇帝が作ったかの国を収める形は漢代に完成され、その後もかの国を統治する様式となっていくのです。

現在は中国共産党という政体が統治していますが、国家主席と名を変えても支配の根本的構造は始皇帝時代からあまり変わっていないのではないかと思います。

以上、ビートルズの流れる中華料理屋前からでした。(中華民国102年11月27日)

(注)中華民国歴は現在台湾とその周辺でしか利用されていないようです。

台湾には一度だけ行ったことがあります筆者からは以上です。

(平成25年11月30日)

2013年11月29日

(実話です)草の根の国際交流体験記in博多福岡界隈です

中洲の夜

おはようございます。

2013年11月の記事です。

そんなある平日の夜21時頃、筆者がたまの残業帰りに福岡中洲近辺でバス停(福岡でバスといったら大宗は西日本鉄道株式会社自動車事業本部が運営運行する通称「西鉄バス」です。西鉄バスという会社はありませんので念のため(注))に向かって歩いていたところ、2人の女性に声をかけられました。

(注)なおバスですが昭和バス、JRバスなど他のバス会社も勿論ございますので独占というわけではございません。

すわ何事かと思う間もなく向こうは人懐っこい顔で屋台に行きたいんですがどちらですか?と聞いてきます。

台湾から今日九州に来ました、早速いろいろ歩きました、というような話をどんどんされます。

この場所からはちょっと説明するのが面倒なので、連れて行きます、と一緒に歩いて連れて行きました。

1人は大変流暢な日本語を話します。

もう一人は日本語は苦手なようですので筆者とは英語です。

当然2人は中国語で話します。

ちょっとした国際交流です。

筆者は韓国釜山に旅行した際、同行の2名を案内する現地ガイドと間違われたという経験を持っておりますので、少なくとも風貌は国際派なのかもしれません。

ほどなく那珂川沿いの屋台街に到着しました。

はいここですよと言ったところ、おすすめの店はどこかと聞いてきます。

このへんですかねえ、などと言っていたらもう一人が一緒に食べましょうよと誘います。

腹も減っていたしどうせ何か食べるんだしラーメンくらい食べるかと思い適当な店を選んで入りました。

ラーメンと適当なつまみを選んであげて3人で食事です。

なんだか美味しいとやたら評判です。

お代は向こうが出してくれました。

それにしてもパワフルです。

一世一代の休暇を使った大旅行なので気分も乗っているのでしょう。

しかし台湾のお方たち、えらい親日的です。

屋台もそこそこに、次は買い物をしたいと言い出します。

ドン・キホーテが福岡にあるというので、歩いて5分程度なので案内することになりました。

さてここに至りますと、筆者も海外からの観光客が福岡九州のどのようなところに興味を持ってわざわざ来るのか知りたくなってきます。

ドン・キホーテでは日本の「お茶」やら「お酒」やらに興味を持っていました。

実際に何が美味しいかなどと聞かれたので適当に選んであげました。

お酒もホテルで飲む用としてチューハイなど買いました。

化粧品もですが男の私にはあまりわからないながら、2人は楽しく買い物しておりました。

自分もドン・キホーテやマツモトキヨシに海外観光客が群がっているのは知っていましたがどんな商材に興味を持つのか正直何も知らなかったので、かなり勉強になりました。

爪切りや耳かき、包丁などが受けるんですね。

日本のものは品質がいいという評判だそうです(裏を見ると中国製とか書いていないか冷や冷やもんでしたが)。

さてだいぶ遅くなったのですが、小腹がすいたので屋台の次は日本人もよく食べるという「焼き鳥屋」というのに行きたいと言います。

その辺の閉める直前の焼き鳥屋に入り、店のマスターにも協力してもらっていわゆる日本のサラリーマンがつまむものということでいろいろ出してもらいました。

焼き鳥はもちろん、山芋鉄板なんていうのが受けましたし、焼酎も日本酒も美味しいということでした。

特に台湾は暑いので、蒸留酒以外は新鮮なのかもしれません。またお代は出してもらいました。

ガイド代ということで遠慮なくごちそうになりました。

その後櫛田神社の鳥居を見て手を洗いお参りをしたところで、宿泊しているホテル向けのタクシーを拾い、運転手に告げてから別れました。

福岡のホテルを拠点にして、次の日は朝イチから熊本に、その次の日は湯布院・別府に、そして最終日は太宰府と福岡市内をできるだけ見てから夜の便で台北に帰るとのことでした。

後日、台湾に来ることがあればきっと私たちが案内します、とのメールが後日まもなく来ましたので今度行くことがあれば訪ねてみようと思います。

以上、そんな国際交流のおもてなしの現場からお伝えしました。

たまには国際派の筆者からは以上です。

(平成25年11月29日)

2013年11月28日

選挙の前提を欠く区割りならば選挙無効判決が出る可能性があるという話です




おはようございます。

2013年11月の記事です。

違憲ならば無効、合憲で有効とすっきりしてもらいたいものだと思っていましたところ、直近行われた参議院議員選挙の一票の格差をめぐる弁護士グループが提起した訴訟について、本日地方裁判所レベルですが白黒はっきりした画期的な判決が出ました。

違憲で選挙は無効です。

となると被告となった選挙管理委員会の下で行われた先の参議院選挙区の当選は無効ですので、当該対象議員の身分は判決確定と当時に失するということになります。

直ちに補欠選挙を行うのか実務の詰めはこれからですが、いよいよ「脅しがホンマになる」瞬間が訪れようとしています。

「違法だが選挙は有効」という1976(昭和51)年4月最高裁大法廷判決の「事情判決の法理」は、違憲だと宣言することで司法の独立尊厳を保とうとしたとも言えますが、単に宣言するだけで「実害」がなければ国会議員が面従腹背するのも当然と言え、この違憲状態を脱するための具体的な行動完了の期限まで明示しその条件が成就しなければ仮の有効の状態は解除され、本則通り違憲無効とするといった踏み込んだ内容でなければいけなかったのではないかと思っています。

伝家の宝刀も抜いてみたら竹光だったということでは、人は本気になりません。

ここで原典を再確認しましょう。

日本国憲法第八十一条は、「最高裁判所は、一切の法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する終審裁判所である。」と定めています。

憲法に適合する選挙であれば有効ですし、適合しない選挙であればいくら影響が大きかろうが無効です。

むしろ堂々と「現存する格差は政治=立法府の裁量に任された合理的許容範囲」として合憲有効とすればよいのです。

選挙区の区割りがある以上、全国1区の比例投票にしなければ必ず一票の格差は生じるのですから。

タテマエと本音を地で行くこのような曲解を大人が続ければ、子供たちは何が正しいのか困ってしまうと思います。

通学路の小学生を見ながら考えた筆者からは以上です。

(平成25年11月28日)

2013年11月27日

事実上のローマ帝国皇帝カエサルについて(ローマ皇帝0代目零号機)


おはようございます。

2013年11月の記事です。

ところで、話は2,000年くらい飛びますが、ユリウス・カエサル(古ラテン語風日本語表記)については塩野七生著「ローマ人の物語」で詳細が語られていますが、西欧社会における「皇帝」という概念を確立した人物と言えます。

東方世界(主に中国)では秦の始皇帝がそれまでの諸国乱立した春秋戦後時代を統一し、「天下は一つ」を実現した人物で同じく「皇帝」と訳されますが、この二つは同じ絶対権力という面では共通ですが成立過程や概念は似て異なるものです。

カエサルが登場するのは共和制ローマ末期です。

この頃まで非常にゆっくりしたペースながらも着実に都市国家ローマは力を付け、並み居るライバル諸国であるカルタゴやギリシャエーゲ海の都市国家を凌いで領邦を拡大していきました。

征服した民族にも寛容で、適度にローマ市民権という権利を付与することで「同化」していき、イタリア半島を統一します。

しかし、これ以上版図を広げるには、文化も習慣も違う更に遠くの異民族とどう折り合っていくかがどうしても必要になってきたのです。

ガリア(今のフランス)を征服従属同化させた西のカエサルとエジプト・中東を制覇したポンペイウスとの戦いは、ローマが世界帝国に脱皮する際に起こります。

もはや、イタリア半島内の「閉じた」議論に汲々とする元老院(議会)での意思決定では、刻々と変わりゆく世界情勢に機敏に対応できないことが明らかになりつつありました。

例えて言うならば、かなり大きくなった企業の意思決定をすべて株主総会で行うといったようなことです。

数人で立ち上げたスタートアップ企業や家内事業であれば株主=経営者ですからそれで十分ですが、ある程度大きな会社組織を動かすには(ガバナンスといいます)、株主に選任された経営の専門家である取締役、それを構成員とする取締役会や監視役の監査役、そして何よりも取締役会を代表=会社を代表する代表取締役社長の意思決定に委任するという仕組みが不可欠です。

無論社長の権力の源泉は株主の広範な支持にあるのですが、個々の意思決定の場面でいちいち全株主の同意や承認を必要とするならば社業は遂行できません。

このように、国政を遂行する権力を権利者(ローマの場合はローマ市民とその代表たる元老院)の一定の合意のもとに個人に集中させていく仕組みづくりをカエサルは進めました。

1年という期限限定の独裁官の任期を終身とし、終身独裁官として事実上の最高権力者の地位に登ります。

それでも性急な「改革」に反発した元老院の共和派に暗殺されてしまいますが、この意を受けた養子のオクタヴィァヌスは元老院の信認のもと初代皇帝アウグストゥスとして即位するのです。

ですので、カエサルは初代皇帝の生みの親というべき、いわばエヴァンゲリオンにおける零号機のような位置付けで、実質0代皇帝と呼んでよい存在です。

そうして、その後「カエサル」という言葉は自身は皇帝になっていないにもかかわらず、西欧社会で皇帝を示す言葉となっていったのです。

ドイツのカイザー、ロシアのツァーリの語源は「カエサル」です。

そんな夜の皇帝、飲み屋の大統領を僭称している歴史好きの筆者からは以上です。

(2013年11月27日)

2013年11月26日

日本全国津々浦々シャッター住宅街が増えてきていますという話です




おはようございます。

2013年11月の記事です。

シャッター商店街というのがずいぶん前から問題になっています。

人口減と高齢化のダブルパンチでこれからの日本は(世界も)、これまで流行っていた中心市街地の商店街群の疲弊と過疎化が著しく、お客は郊外の駐車場完備のショッピングセンターや複合商業施設に向かってしまうという論調です。

ただし郊外のショッピングセンターも、スーパー単体ではどうしても施設の魅力と多様性を出すことができないので、専門店街と称して商店街のような街並み、いわば通路の両端に小店舗が並んだサイドウォークを作りこむのが主流となっています。

すなわち、バーベルの両端のように、施設の両端に顧客訴求力のあるブランド大型店(スポーツ用品店など)や日用雑貨食品のスーパーマーケットを配置し、その間を通路で繋ぎ、その通路の横に小規模のわざわざ小さな専門店を配するのです。

この通路に配された小店舗群こそ、「商店街そのもの」であり、これを見るに商店街という仕組み自体が顧客に見放されたわけではないことがわかります。

問題は、ある識者の言うように住居と商店が一体となっているので、基本的に親子で事業承継がない限り若返らない、また店舗は分譲されているので、大家が一体でテナント毎の配置を柔軟に替えていく機能を持たない、また顧客志向に合わせた店舗自体の模様替えや販売商品の入替えができにくいというところにあるのでしょう。

ですので商店街を再生したいと思ったら、その店舗群自体の不動産権利関係に分け入っていかなければならないことになります。

新規開発事業者としては、そうした「面倒くさい」ところに手を突っ込むのは時間もかかるし非効率なので、大きな用地を安く仕入れて好きに店舗開発できる郊外型ショッピングモールを開発し、「お客側に来てもらう」ことで利潤を合わせようとします。

しかし、本来ならば、「お客が既にいる」ところに店を構えることが最も合理的なはずです。

シャッター街となってしまった街区は都心の一等地です。

複雑な権利関係にすくんで身動きがとれなくなっているのは社会経済的にももったいないことです。これでは焼畑農業と変わりません。

シャッター商店街ならぬシャッター住宅街になってしまった風景を見るに、そんなことを考えた朝でした。

そんな、通勤途上の筆者のつぶやきは以上です。

(平成25年11月26日)

2013年11月25日

結婚生活を乗り切るために必要なたった1つの視点

ポインセチア


おはようございます。

2013年11月の記事です

11月22日はいい夫婦の日らしいですが、恋愛結婚より見合い結婚のほうが良好な関係が長く続く傾向にあるというデータがあるようです。

サンプル数が少ないし良好な関係というのが客観的にわかりにくいものではありますが、離婚率は明らかに低いようです。

もともと結婚を前提に「見合い」するのですから少々の不都合があっても簡単には離婚しないのは当たり前、ということなのかもしれませんが、ここで注目したいのは本当に関係が良好な夫婦も多いということなのです。

見合い結婚は、全然知らない人とある程度強制的に出会わされたところに始まり、そしてどうやっていったら幸せになれるのか真剣に考えていく人生の修行のスタートみたいなものです。

一方恋愛結婚は、出会ってお互いのことが好きになってかなりお互いのことをわかってしまったところでゴールインするというものと言えるかもしれません。

日出ずる国の天子が日沈む国の天子に手紙をお送りします。恙無きや…と書いたのは聖徳太子だということですが、そのように「これから努力で盛り上がる」と「恋愛した結果のゴール」という大きな違いがあるのではないかと思うのです。

では恋愛結婚は幸せにならないのかというとそうではありません。

毎日お互いの新しい視点を探しながら、マンネリに陥らなければいいというだけだと思います。

この差は10年、20年と続く結婚生活においては決定的に重要です。

さあ世のお父さん、今日は何の記念日でもないけれど、花など買って帰ったら驚かれること間違いなしです。

以上なじみの花屋さんからお伝えしました。

ご興味ある方お問い合わせください。

記念日を間違えて花を買ってきて驚かれた筆者からは以上です。

(2013年11月25日)

2013年11月24日

オーナー企業が経済を支えています

オーナー企業は意思決定が早く機動的な動きがとれるのが強みです。

逆にそうしないとすぐ潰れてしまいます。

株主と経営者(社長)が同一個人(もしくは創業家)に帰属していますので、いわゆる代理人である経営者を選定し報告を受け監視するという株主の義務が事実上ありませんが自らの経営判断の結果はダイレクトに負わなければなりません。

オーナーは社長として報酬を受け取っても株主として配当を受け取っても、配当を受け取らなくても保有する自社株の価値が上がればよいのです。

大抵報酬以外の賞与や配当には課税されますので、将来の上場を目指すならば無配当のまま株式価値を高めていくことになりましょう。

しかし、株主と経営者が同一ということは、どうしても永続する企業経営を志向する株式会社経営とは一線を画します。

企業が続いていくには、創業期を支えたメンバーからその経営をバトンタッチしていかなければならないのです。

すなわち、事業をオーナー一族できちんと承継していき閉鎖会社として続けていくか、上場するなりして所有と経営を分離していかなければなりません。

なお両者に価値的な上下はありませんので個別事情に応じてケースバイケースです。

会社の面倒を見て行くのはとても大変なことなのです。

しかし、その苦しい創業過程をまた味わいたいのか、創業して上場を出口として公開させたら、また創業者に戻って別の企業グループを作る、そんなオーナー経営者もいるようです。

そんな企業経営の現場を眺めております筆者からは以上です。

(2013年11月21日)


2013年11月23日

自動車の電気系統について素人解説

全く技術的観点の薄い素人目線ですが、大事な消費者目線なので記します。

電気自動車やハイブリッド車など、バッテリーに電気を貯めて使うという方式がもてはやされている昨今ですが、そもそも自動車の開発の歴史において電気系統は必須でした。

ウィンカーやエアコンがつくということではなく、もっとその手前で電気系統がなければそもそもエンジンが起動できないのです。

そして電気は内燃機関(ガソリンエンジン)が回っている時に発電され、バッテリーに蓄電されます。

ですので仮に何年も自動車を乗らない状態にすれば、バッテリーは放電してしまうのでJAFなどを呼んで給電して貰う必要があります。

自動車のライトをつけっぱなしでバッテリーがあがってしまった経験を持つ方もいらっしゃると思います。

自動車は結構面倒なものなのです。

中のガソリンも入れっぱなしで放置すると腐ってしまいます。

この点、エンジンスタートに電気を使わなくて済むものに、二輪車(バイク)があります。靴で蹴ってエンジンを始動できます。

これは二輪車に自動車並みのバッテリーを積むのは重量的にきついことと、仮に載せても容量が小さいため放電してしまうまでの時間が少ないためだと考えられます。

ですのでバイクのエンジンは自力で蹴ってスタートさせます。

それが乗り物としての魅力にもなっていて、直接風を感じることができるバイクのツーリングは根強い人気です。

また船のエンジンなどは紐を引っ張って回すものもありますね。

筆者は一級小型船舶免許を持っていますので、クルーザーさえ貸していただければクルージングにお連れできます。

すなわち、自動車の世界において電気やバッテリーは新しい技術ではないということなのです。

HVもEVも、もともとエンジンスタートやエアコン、パワーステアリングやナビなどに使っていた電気を、駆動系にも使ってみたただけと言えるのです。

そこへ行きますと、燃料電池(水素)自動車は技術的には革新的です。化石燃料であるガソリンの代わりに水素を使い、水素は「燃えて」も水にしかなりません。

何億年前からの有機物の堆積で作られた石油や石炭という化石燃料に代わり、人間が自分で作り出すことのできる水素という燃料は、確かに夢の燃料なのかもしれません。

もちろん、水素を作り出すために化石燃料を燃やしていては本末転倒なので、そうではない自然の力を利用したエネルギーの取り出し方を合わせて開発実用化しなければなりません。

素人考察の筆者からは以上です。

(2013年11月22日)

追記です。読者の方より「制御系への電力供給と駆動系への電力供給は技術的難度が格段に違う」とのご連絡をいただきました。

筆者は素人ですので同じ技術分野と言い切ってしまいましたが、古い技術である制御系の技術の延長では駆動系のバッテリー技術には至らない、そもそも違ったバッテリー技術分野であるということですので訂正いたします。

ありがとうございました。

(2013年11月25日)


2013年11月22日

燃料電池車を素人解説します@2013年11月

企業名は仮称です。

日本最大の中京自動車が次世代自動車の実用化として、FCV(燃料自動車)の市販化を発表しました。

試作車から量産車とし、2015年に予定する販売価格は1,000万円を切るレベルとのことです。

燃料自動車は、燃料としてガソリンの代わりに水素を搭載し、その燃料と空気中の酸素を反応させて動力を得る仕組みです。

水素と酸素なので、エネルギーができた後にできるのは水だけです。

その動力を得る機関を「燃料電池」と呼んでいるのです。

ガソリンを燃やして動力を得る「内燃機関」とは異なるコンセプトです。もちろん、単なる電源「バッテリー」でもありません。

一回燃料の水素をフル搭載すれば、500キロメートル以上走ることができるそうです。

何かいいことずくめで環境にも良いと謳われておりまして、確かに走行する際には廃棄物は出ないし、水素は水が原料だからか資源はほぼ無限と言っていいということなのですが、しかし、水素とは電気分解など他のエネルギーを使ってしか作り出せないという弱点があります。

つまり、水素分解を行うための電気を化石燃料を燃やして発電して賄っているのでは本末転倒なのではないかということです。

無理にエネルギーの転換経路を伸ばして効率を下げているということになります。

そこで、燃料としての水素をよりエコに作り出せるようになるため、地熱や太陽光といった自然エネルギーを利用できないか同時に研究が進んでいます。

地熱や波力、深海温度差による発電などは大容量の電気を作り出すことができ、そうして出力した電気を使って水を電気分解して水素を作り出せれば、「持ち運び簡単な」ガソリンのような燃料とすることができるのです。

バッテリーより高出力です。

もちろん、こうした水素燃料は超高気圧・高密度で貯蔵運搬することになりますので、爆発の威力と危険がガソリン以上にあり、その対応も待たれるところです。街なかで車に事故があっても燃料電池が爆発するようなことがないようにしなければなりません。

しかし、技術的に対応しなければならない壁が高いほど研究者は燃えるものらしいです。

そこに期待しましょう。

自宅研究所からお伝えしました。

熱しやすく冷めやすい筆者からは以上です。

(2013年11月22日)

追記

本記事の読者より、「電気分解は主要な水素製造法ではない」旨のご連絡をいただきました。確かに電気分解はよく知られた水素作成方法のようですが、現在の「工業的に主要な水素製造法」は、炭化水素や石炭から生成する「水蒸気改質」という方法とのことです。

(以上ウィキペディア「水蒸気改質」 http://ja.wikipedia.org/wiki/水蒸気改質 より)

(2013年11月25日追記)



2013年11月21日

社長より会社そのものを評価するという姿勢

組織は戦略に従う、などと言います。

そして戦略を立てるのは、人になります。

投資する企業を選ぶときの筆者の考え方です。

会社の戦略が明確で、将来性があることはとても大切なのですが、それは得てして今時点での評価であり、現時点での評価が近い将来全く間違ったものであると証明されることも多々あります。

ですので会社としての将来性を考え方の軸にしつつも、もう一つ評価軸が欲しいところです。

筆者は会社の代表者、すなわちCEOでも社長でも代表でも社主でもオーナーでも創業者でも所長でも何でもよいですが、その「会社そのもの」のほうが代表者よりも目立っている企業に投資したいと考えています。

理由は簡単で、生身の人間であるCEOは「今は冴えていても」いずれ脳も行動力も旬を過ぎていくということです。

会社の寿命の方が長いのです。

したがって連綿とCEO職はバトンタッチされていかなければなりません。

そうすると個々の社長としての個体が目立ちすぎるのは却って会社の存続と発展には阻害要因になることもあるのではないかと思っているのです。

矛盾するようなのですが、会社より社長のほうが目立っている会社は今一つの評価だと思っています。

もちろん双方とも有名であることに越したことはないのですが、できれば会社>経営者であってほしいのです。

もちろん会社がグローバル企業であれば、そのCEOが全く知られていない人であることは稀なのですが、会社よりも社長個人の目立とうとする性向が見えてくると、会社の業績発表なのか社長個人のパフォーマンスなのかわからなくなるような記者会見や商品発表会になってきます。

フランスと日本に展開する自動車大手や、少し前までの日本の研究開発型家電メーカーなど、検討するのによい事例はたくさんあると思います。

逆に、中途半端にしかくっつかないけれど、剥がしてもまたくっつけられるメモ帳を開発したMMM(スリーエム)という会社などは、未だに誰が社長をやっているのは筆者は全くわかりませんが、この会社は何か面白くて生活に必須なものを生み出し続ける企業として、数十年後も立派に存続しているような気がします。

そんな企業経営からの現場からお伝えしました。

長く続く企業は目立たない、と考えている目立たない筆者からは以上です。

(2013年11月21日)

たくさんの会社があります


2013年11月20日

4年落ちの高級中古車で節税するという話

給与所得者にはあまり関係なく、
自営業や会社経営者に
適用される話ですが、
ベンツやBMWなどの
高級車は特に、
中古車で4年落ちで購入すれば
減価償却メリットを最大に
享受でき税法上得になる
(つまり節税になる)という
話をします。

中古車を社用車として
数年ごとに乗り換えるのです。

もっと一般的に言えば
(ベンツやアルファ・ロメオ、
ランボルギーニといった
高級車に限らず)
4年落ちの中古車を
2年おきに乗り換え
つづけていくのが
最も税法上経済的で
あるということです。

ある自営業者が事業用
営業車を購入したとします。
新車の場合、減価償却期間は
6年です。

これは小型リッター車だろうが
ベンツだろうが変わりません
(ただし軽自動車になりますと
4年になってしまうので注意
です。少し難しいですが、
税法に定められた車両運搬具
の法定耐用年数表にあります)。

そして、いくら年式が古くても
減価償却期間は最短2年です。

ですので年間減価償却費を
最も計上できるのが4年以上
落ちの車となります。

例えば、4年落ちの中古車を
100万円で購入した場合
(消費税もあるのですが
これは割愛します)、
100万円を2年で減価償却
しますから、一年あたり50万円の
減価償却費を計上できます。

所得税+住民税を40%
としますと、年間20万円の
節税効果です。

そして、この車を2年乗り、
次に下取りに出して新しい
4年落ちの中古車を購入します。

下取り価格が仮に30万円と
すれば、手出しは70万円で、
また向こう2年間にわたり、
年額20万円の節税効果が
出るのです。

すなわち、
(初年度支出100万円 節税20万円)
(2年目支出0万円 節税20万円)
(3年目支出70万円 節税20万円)
(4年目支出0万円 節税20万円)
(5年支出70万円 節税20万円) 
・・・ と繰り返されることになります。

支出だけを見れば、
1年目100万円、
3年目70万円、
5年目70万円
・・・ ということで、
節税額は1年目から毎年20万円です。

会計学ではどうもわかりにくい
減価償却制度の実践的お勉強でした。
現場からは以上です。

(平成25年1月20日 最終更新:平成28年2月23日(火曜日))

Benz


















2013年11月19日

寄付はやったら忘れること、これを喜捨というらしいです

寄付をしたならば、その寄付したお金やモノがその後どうなろうと気にしないようにしたいです。

寄付をしておきながら、その使途についてあれこれ言うのは本当の寄付ではなく、単に自分のしたいことに向けてお金を「預け」ているだけではないかと思うからです。

であれば変に他人を介さず、直接自分のしたいところにそのお金なりを向ければ良いのです。

寄付は寄付をして自分の手を離れた時点で完全に終了すべきで、その後については寄付をされた相手がその自由意志で判断することにしないと、いつまでも紐付きの資金となって、寄付された側はかえって何もできないということになりかねません。

日本ユニセフとユニセフ本部という組織構造があって、日本ユニセフに送った寄付は必要経費を控除してからユニセフ本部に渡っているという批判めいた意見があるようですが、であれば寄付をする側がユニセフ本部に直接寄付すればよいだけであります。

寄付する相手のことをよく調べもせずに盲目的に「善意で」寄付しておきながら、あとで自らの想定と違ったと怒ってみても仕方ありません。

何かのモノを対価をもって購入する時、無意識に相手方や商品を調べますよね。

それに習えばよいのです。

自分の想定した「寄付することで期待すること」と「実際に起こること」との関係性についてきちんと納得しなければいくら無償でも、いや無償だからこそ掛け違いのトラブルが起こりやすいのです。

仏教には喜捨という考え方があるようですが、物やお金をあげるのであれば、あげて綺麗さっぱり忘れられる程度の小額の寄付こそ、本来の寄付に相応しいものだと思いました。

後々こだわってしまいそうな金額まで無理せず、小額の寄付で済ましてさっぱり忘れる、恩を押し付けない控えめな小さな人間になりたいと思いました。

小人物の筆者からお送りしましたほんの小さな現場レポートは以上です。

(2013年11月19日)


2013年11月18日

少年野球の試合運営とはこんな感じです@2013年シーズン決勝戦

少年野球の話です。

秋も深まったさる休日の日曜日、小学校5年生以下の新人戦という大会があり途中不戦勝も挟み運良く我がチームが決勝に進出しました。

保護者も大喜びで観戦応援に行きました。

準決勝までは一つの広い野球場を2面4面と使って使用してきましたが、さすがに決勝戦ともなると、「(小学校などではない)わりといいグラウンド」を一面使うことができるようになります。

黒土でコンディションが良ければ最高です。

もちろん、晴れてコンディションが良ければです。

しかしながら、朝から折しも弱い(と主観的に断定している)前線の通過によるにわか雨が降り続き、グラウンドの駐車場に両チームと大会本部役員・審判が集合してもやみません。

9:30試合開始、11:00目処で試合終了、そして表彰式と大会講評記念撮影をして12:00までに終わらせないと、午後は次の「別の大会」の準決勝・決勝・表彰式が控えています。

野球に限らずグラウンドを使うチームスポーツはどこも過密状態なのです。

グラウンド駐車場に集合したのは8:30ですが、9:00過ぎにようやく雨がやみましたのでグラウンドに向かいました。

ああ…軽く浅瀬状態ですねえ、遅いプール開きかい?

という黒土びちゃびちゃグラウンドに入り、スポンジで両軍選手と保護者関係者入り乱れての水出しです。

何しろ早く試合を開始しなければ決勝戦ができず両軍同時優勝という笑えない結末になってしまいます。

お互い朝早くから車を連ねてグラウンドまでやってきて、表彰式のみで終わるのはたまりません。

負けてもいいから、とにかく試合がしたい!

勝負なのですから、負けることがあるというのは、実はこの年齢の子供でもよくわかっているのです。

それでも試合をしたい、勝負をしたいと人は望むものなのです。

スポンジで水を取るもの、バケツに入った水をグラウンド外に捨てる人、トンボかけを使って水たまりの水を掻き出す者それぞれです。

筆者はトンボを使いました。

外野のライトレフトセンターの定位置も軽い池状態です。

周りに水を跳ね飛ばします。

その後に内野グラウンドの水を始末したスポンジ部隊がやってきました。

潮干狩りのような両チームの人たちの努力でみるみるうちに水が引いていきます。

雨も上がり、10:30試合開始の目処が示されあと1時間で試合開始です。

両軍チームは外野部分でキャッチボールなど準備を始めます。

保護者はベンチ前やファールグラウンドの水出しと、グラウンド内の整地です。

黒い土を持ってきて、凹んでしまった部分に平らにかけていきます。

黒土なのでもう服も手も真っ黒です。

努力のかいあって、なんとか試合開始にこぎ着けました。

腰も背中も痛くなる田植え作業のようなものでしたがいい運動になりました。

試合は最終7回にわが方が逆転され、惜しくも準優勝でしたが、両軍応援団が一体となって成し遂げたグラウンド整備が爽やかな一日でした。

そんなグラウンドの現場からお伝えしました。

こちらからは以上です。

(2013年11月18日)


2013年11月17日

一億総中流といわれた時代があった

2013年11月の記事です。

今から30年ほど前の日本は「一億総中流社会」 を謳歌していました。

1987年に総理に就任した竹下登氏は、どこに行っても「世界一物語」という講演をしましたが、いったい何が世界一かと言えば「世界一格差のない日本」という内容でした。

新入社員と社長の給料の差が10倍しかないというわが国をその頃の日本人は誇りにしていたのです。

社長さんでも僕らでも〜お風呂はいるときゃみんな裸、というCMソングが流れていました。

そして目先なの利潤追求ばかりに汲々とする欧米型資本主義より、長い目で経営を考える日本型資本主義に優位性があると本気で考えてました。


日本の経営者は目先の利益よりも将来の息の長い利益を優先したのです。

その結果、日本は世界一の債権国となり、アメリカは世界一の債務国に転落しました。

その格差をして、敗戦に匹敵する衝撃だとアメリカに言わしめたのです。

歴史は繰り返します。

何が中流かという観点も流転するものではあります。

二層式洗濯機を愛用しておりました筆者の自宅からは以上です。

(2013年11月17日)

中流の家?



2013年11月16日

サラリーマンの税金控除制度

毎年冬になると年末調整や確定申告のシーズンで、かつてはFXで一億円以上儲けた主婦が確定申告してないといった話もありましたが、最近は不景気でそのような派手なデイトレーダーの話もあまり聞きません

給与も上がらず物価だけが上がるハイパーインフレになってしまうのではないかという不安の中、アベノミクスが展開しております。

さて、本題の確定申告ですがサラリーマンの代表選手の会社従業員も確定申告をすれば払った税金が取り戻せます。

そして平成25年度分からは会社員にさらに有利な改正がなされています。

あまり知られていないですが、会社員の特定支出控除という制度で、確定申告制度の利用が進みそうな期待もあります。

改正のポイントは、適用範囲の拡大です。


サラリーマンにとって経費に当たるのは給与所得控除といい、課税される所得額に応じて、最初から一定額を控除されていました。

これがサラリーマンの経費費用損金観念を育てて来なかった元凶でもあるのですが、今回その枠を超えて経費を使い、特定支出控除として勤めている会社に認められた分は給与所得控除の2分の1を超えた額が所得控除として適用されることになりました。

たとえば年収500万円の場合、給与所得控除額154万円の半額、77万円を超えた額について特定支出控除が適用されるということなのです。


77万円に達するまではそもそもの給与所得控除が適用されるので意味がありませんが、もう少し低所得の人だとバーも下がります。


そして適用される項目範囲が広がりました。


遠距離通勤で自腹負担のある人や、資格取得のための勉強を始めた人、そのために購入した書籍や新聞、また仕事に必要なスーツやユニホームや安全靴なども経費として認められることになったのです。

そして新たに弁護士や司法書士など専門性の高い資格や、社会保険労務士など人気の資格取得に対する費用も幅広く対象になりました。


会社で負担してもらえない上限を超えた交通費や接待費も適用されるので、今から準備しておきたいものです。

会社には全額請求できないけれども広い意味では接待であるものは、領収書を取っておいて、会社に認めてもらい特定支出控除に取り込んでいきたいものです。

会社側が好意的な対応も必要ですが、この点では中小企業のほうが早そうです。

そんな接待の現場におります筆者からは以上です。

(2013年11月16日)




2013年11月15日

組織いじりに国民が疲れているのかもしれない@2013年11月

2013年も年末となりました。

一見するとあまり気づかないのですが、どうも国民の間に一種の「改革疲れ」みたいなものがあるんじゃないかと思います。

2012年末までの民主党政権下の3年間は、憲政史上顕著に「統治機構の劇的な改革」みたいなことを試しつづけてきた時期でもありました。

政治実務の潤滑油としての機能も多分に果たしていたと見られる官僚と政治家の重要な接点でもあった事務次官会議の廃止に始まって、国家戦略局の設置やら政務三役会議やら、仕分けやらいろいろやってみました。

しかしそれが2013年に自民党政権に戻ったら、ほとんど全部が元の木阿弥になってしまいました。

一度は民主党政権を樹立させた国民自体も、それをあまり惜しんでいない様子です。

そんなのがあったよねえ、というくらいの淡い思い出ではないでしょうか。

要するに、現在の国民の気持ちを有体に申し上げれば、「もう統治システムは変えなくていいし従前の仕組みで結構だから、普通にやってください」というような感じだと思うのです。

そして、あれほど一度は古い仕組みは駄目だと断じておきながら、旧来のシステムに戻したところ、別に大きな問題なく物事が普通に決まっていくことに実はほっとしているというものではないでしょうか。

もちろん個別の政策課題、例えば消費税増税やTPPなど、重要な政策転換も図られているのですが、それも定められた手続きに基づき権限を与えられている内閣や国会が批判も含めて前に進めており、その評価は次の選挙での審判に委ねられているという安心感があるように思います。

そんな国民生活の現場におります市井の筆者からは以上です。

(2013年11月15日)

ねじれた時期もありました

2013年11月14日

友人関係はどこまで広がるか

SNSという言葉が生まれ、そうして世界中を駆け巡り、そうこうするうちに最大手の座を手に入れた顔本サービスには、2013年時点のデータ管理上限値である5,000人の友だちがひも付けされてしまい、これ以上の友だち申請もできなくなってしまうどころか何もアップできなるという「詰んだ」アカウントすら出てくるといった状況になってきています。

そんなSNS戦国時代の現在ですが、現代の生身の人間が突然強化人間や超人になったわけではないので確かに5,000人の友達を同時管理するなど人間業ではありません。

そもそも人間が同時に認識できる濃い友人関係は150程度といわれます。


これは猿から進化した人類が、全身に対する脳の構成比率を高めるに連れて同時に認識できる社会的コミュニティの数も増えるという仮説に従って提唱されている数字です。

どうやら原始的な部族単位や中小企業の社長が一人でマネージ(管理)できる限界人数というアンケート結果も、どうも150という数字に収斂していて面白いです。

友人の少ない筆者からは以上です。

(2013年11月14日記載)



2013年11月13日

キャリアメイク

今の時代はキャリアを「意識的に」構築することがますます必要になっていると思います。

戦後から高度経済成長を経たいわゆる終身雇用の時代は、極端にいえば、結果を出すのはローマのユリウス・カエサルの如く50代以降でも構いませんでした。

カエサルは40代の元老院議員の時までは、単なるはげの女たらしという浮名でしか有名ではなかったのです。

カエサルは時代が抜擢しました(そして暗殺されますが歴史に残りました)(以上塩野七海「ローマ人の物語より」)。

しかし今の時代、抜擢される人になるにはまず自ら成長しつづける必要があります。

なんせ世界人口が70億人の世の中です。

確かに今世紀中には世界人口は減り始めますがそれでも人類史上空前の過当競争です。

20代がインプットの時代だとしたら、30代からはインプットと並行しながらそれを拡張していき、遅くとも40代からは自分の成果を出すことが求められるのです。

それ以上になったら、会社や組織や団体の名刺ではなく自分の名前で勝負できるようになっていなければなりません。

自分の今の仕事が将来につながっているという意識をもって仕事に取り組んでいくようにしたいものです。

ある程度のキャリアを積んだら「自分の名刺」を自らの費用で作ってみたらいいと考えています。

そんなわけで、大器晩成ということで必要な訓練を先延ばしにしている筆者からは以上です。

(平成25年11月13日)


2013年11月12日

歩車分離式信号を論じてみる

最近、歩車分離式の信号をよく見るようになりました。

青信号を渡る歩行者や自転車の人にとって見れば、横断歩道を正しく青信号で渡っているのに横に車がこないかびくびくしなければならない負担がなくなり大変結構なことです。

日本の交通事情を端的に表現すれば、1年に1万人の交通事故死亡者が出る国です。
(自殺者は3万人です念のため)

特に、人も車も青信号で交差させる横断歩道の交差点では歩行者を巻き込む右左折事故が当たり前のように発生しています。

確かに、歩車分離信号にすると、歩行者だけが渡れる時間ができますので、自動車の信号待ち時間は増加します。

しかし自動車のドライバー側としても右折左折する際に横断歩道を渡っている歩行者に配慮しながら曲がっていくのは相当なストレスといえます。

むしろ青信号における自動車の歩行者横断時の右折左折待ちが渋滞の主な原因と主張する意見もあるくらいです。

そもそも、少々の自動車渋滞より市民の安全第一、人命第一ですし、意図的にせよ見えていない場合もあるにせよ、暴力的に突っ込んでくる自動車の右左折が多くて現に事故が多発していることからすれば、歩車分離式信号の整備の必要性は非常に高いでしょう。

これまでの道路行政では自動車の利便を優先し、横断歩道も廃止し歩道橋を整備してきました。

しかし高齢化社会を迎え、歩行者自転車のことをよく考えれば、歩道橋というのは交通弱者迫害の設備そのものではないかという意見が増えてきました。

もともと乗っているだけで楽な自動車にさらに楽をさせ、自分で歩いている歩行者に極めて苦役を伴う遠回りをさせるのが歩道橋の本質です。

お年寄りや子供や車椅子の方にいくらゆるやかなスロープを整備してもあの長い段差を超えさせることは酷です。

歩車分離式信号であれば、段差を超えずとも平坦な道で渡ることができますし、歩道橋に比べ社会資本整備コストとしても合理的です。

原則、信号機の青赤変更のシステムだけ変更すればよいのですから。

こうした利点とコストの合理性ある歩車分離信号化がもっと広まっていけばよいと思います。

道路そのものの整備以上に、必要な社会資本整備事業だと思います。

赤と青と言えば、信号より牛乳石鹸を思い出す筆者からは以上です。

(平成25年11月12日)


2013年11月11日

朝礼や会議の工夫について

朝礼は大切です。

特に外食業や小売業やサービス業など従業員が直接顧客にサービスや商品を対面販売する業種については、チームの活力を高めるために特に必要だと思います。

また建設業など、チームの役割を認識して動くことが必要な現場の作業においても重要です。

しかし、毎日のルーティンになるとどうしても慣れてきてしまいます。

これは社内の定例会議についても同様で、会議は普通重ねるほど1回あたりの効用が落ちていくのです。

そこで慣れを防ぐための朝礼や会議の工夫として以下3つ挙げたいと思います。

1つ目に、会議の進行を参加スタッフに持ち回りで担当させることです。

いつも議長が部長だと、単なる業務報告になってしまい、メンバーの当事者意識がなかなか芽生えません。

最初は恥ずかしいですが、会議の内容を読み上げさせメンバーに参加意識を持たせることが大切です。

2つ目は、結論が予定調和にならないよう自分を含めたメンバー全員に「考えさせる」ことです。

議長は必ず「もっといい案がないか」と尋ねたいものです。

ここで高圧的にならないよう、もう一工夫、皆で考えられないかと持ち出すのです。

少しだけ突っ込んで考えさせれば前向きな時間の共有になり頭の体操になります。

振り返りや気づきの時間になります。

3つ目は、前日や過去の目標に対する実績や成果を簡単に纒めて伝えることです。

こうすることで、会議で決めたことは言いっぱなしではなく必ず評価検証されるものだという意識を持ってもらえ、意識付けができると思います。

以上のような工夫をすれば、メンバーは自分から目的意識をもって業務に取り組んでくれるようになると思います。

そしてメンバーがお互いに監視し合って管理するという内向きの組織管理ではなく、外に開かれた人材育成、チームビルディングになっていくでしょう。

(平成25年11月11日)


2013年11月10日

生命保険とは(今更聞けないシリーズ)

生命保険とは、人間の生命や傷病にかかわる損失を保障することを目的とする保険です。

保険料を支払うという契約により、死亡などの所定の条件において保険者が受取人に保険金を支払うことを約束することで成立します。

日本では生命保険会社(株式会社や相互会社などの形態)がこれを行っています。


そして、これらとほぼ同様の商品として、郵政民営化以前に日本郵政公社が行っていた簡易保険や、農協や生協などの共済事業の中で「生命共済」の名称で取り扱われているものも広く生命保険といってよいでしょう。

馴染みの深い損害保険の扱う傷害保険に似ている点もありますが、通常損害保険の要件とされる「急激・外来」の条件に拘束されない点で異なる金融商品です。


生命保険とは、傷害保険的な要素を組み入れた特約としての傷害保険特約は別として、一般に年齢とともに高まる病気や死亡の危険を保障するための仕組みであって、外来の事故のみを保障する傷害保険とは保険金支給の根拠が本質的に異なります。

高度経済成長とともに日本人の払込保険料も増えていく幸せな仕組みであったところ、このところの少子化と経済低迷で、保険料は削減される一方になっています。

そこを何とか収益確保に躍起になっている生保各社が最後の牙城と位置づける医療保険をめぐって、瑣末な差別化競争が熱を帯びているようなのです。


本則の生命保険としての保障内容など商品性での差別化ではなく本来おまけであるはずの「付帯サービス」で瑣末なしのぎを削っているように見えてなりません。

生命保険の附帯サービスの例を挙げれば、24時間365日受け付ける医療電話健康相談や医療セカンドオピニオンなどがあります。

主治医ではない他の医師に意見を求めるセカンドオピニオンを斡旋し、必要に応じて「名医」を紹介しますというサービスらしいですがそもそも利用者は少なそうです。

一方で、発生する医療提携先への利用料については契約上明かせないようです。

実際に利用する人は契約者全体でみれば僅かと思われるところ、保険料にこのサービス提供料金分がどれだけ上乗せされているかが不透明なのです。

このままでは生命保険会社の小遣い稼ぎと見られても仕方ありません。

確かに、誰もが持つ「万一の際には良い治療を受けたい」との気持ちをくすぐりますから勧誘時には大きな魅力に映ります。

しかし、意見を聞くなら患者に会ったことのない名医より、普段から顔見知りの町のお医者ではないでしょうか。

かかりつけの医者と普段から自分の健康状態をよく話し合っておけば、初期医療や予防医療としては充分と思います。

このように、商品設計は多岐に渡りますので、よくその商品やオプションの特性を意識して選んでいきたいものです。

キミだけは オレのものだよ マイナンバー

こちらからは以上です。

(平成25年11月10日)


2013年11月9日

ツィッターが上場して風邪をひく?

米国SNS大手のツイッターが2013年11月に上場しました。

140文字で自由につぶやくだけのこのサービス企業が上場し、どのように売上を作り、利益を株主に還元していくのかその道筋は不透明ですが、何らかの爆発的可能性に賭けた投資家が殺到し初値は好調だったようです。

確かに140文字での公開つぶやきに何の利用価値があるのかと疑問にも思う向きもあるのですが、他のSNSが「友人間」で閉じたフォーラムであるのに対し、本サービスは原則すべて公開されています。

ゆえに時に意図されない炎上事故も起こりますが、そのデータを収集して分析することが容易なことが優位点として挙げられるようです。

加えて単につぶやくだけですのでデータの即時性に優れています。

たとえば冬に毎年流行するインフルエンザについて、「インフルエンザ」が含まれるつぶやきと広がりを日本全国で示す解析ツールを使えば、実際のインフルエンザの流行地域とかなり相関するといった具合です。

ツイッタ―が風邪をひくわけです。

おそらくツイッターの開発者たち自体も、そのサービスの可能性が完全には見えておらず、株式公開を機に、あらゆるこのサービスの成長機会を求めて本番環境で事実上のテストをしていく覚悟を決めたのだと思います。

時にぶつぶつ言いながら歩いているので気味悪がられる筆者からは以上です。

(平成25年11月9日)

ある日の日経平均株価




























【関連記事】

アメリカ株はなぜ高い

2013年11月8日

昼寝は大切です

朝早起きする効用についてはかつて述べましたが、やはり早起きすると昼にどうしてもかなり眠くなってしまいます。

これが夕食近くになってくるとまた冴えてくるので不思議です。

そして往々にして5時から男で飲み屋で全開ということになりがちなのですが、どうやら人間にはそもそも体内時計として午後1時から4時くらいの間に眠くなってしまう習性があるようなのです。

確かに、いくら十分な睡眠を取ったとしても、どうしても昼食後は眠くなってしまいます。

これは自然の摂理と考え、逆らわずにシエスタという昼寝の習慣をつけているのがスペインなどの南欧諸国です。

2013年現在世界最大の検索サービス大手の会社は、わざわざ社内に質の高い昼寝をするための専用マシンまで備え付けているそうです。

日本の空港ラウンジなどでよく見るマッサージチェアのようなものを遥かに超えていて、なんと小さなプラネタリウムのように心地よい景色と音楽に包まれて昼寝ができるそうです。

さて社内の生産性向上にも組み入れられている昼寝ですが、時間は15分から20分程度がもっとも脳と目がスッキリして効果が高いということです。

それ以上眠りすぎてしまうと、脳が深い眠りに誘われ、かえって身体が重く動かなくなってしまいます。

また夜に眠れなくなってしまうという副作用もあります。

昼食後に軽く午睡、と爽やかにきめたいものです。

昼まで寝ている筆者からは以上です。

(平成25年11月8日)


2013年11月7日

バッティングセンターで考えた

バッティングセンターで投げられる球が微妙にずれた場合は仕方ないとしても、明らかにデッドボールに近いようなボール球だった場合、例えば規定の球数には数えないといった配慮をしてくれてもいいじゃないかと思ったことがあります。

技術的に機械で投擲するボールをストライクど真ん中に集めようとすれば、まずボールの「縫い目」を無くす必要があります。

ピストルの弾丸や大砲の球に縫い目はありません。

一方人間のピッチャーはその縫い目に指をかけたりかけなかったりして様々な球種を投げることができるのですが、最もよく知られた球であるストレート(ストレートも変化球の一種です)は四本の指をそれぞれ縫い目にかけて上回転のボールを投げて揚力をつけてできるだけ真っ直ぐの球筋にするのです。

糸をひくようなストレートといいますが厳密には重力がありますのでボールは「落ちて」いますが、この落ちる差が少ない球を投げることができる投手は手元でぐっと伸びるストレートで打ちにくいなどと評価されます(個人的に見るのをお勧めするのはやはり往年の巨人軍の江川投手です。2016年現在ならばレッドソックスの上原投手もよいです。)。

さて、バッティングセンターでは機械がボールを投擲するシステムです。

縫い目を認識して人間の指のように引っ掛けて投げるというシステムの開発は現在のロボット技術水準では難しいでしょうから、レガシーな柄杓のようなバネ式かローラー回転による摩擦発射式、または空気による押し出し式といった技術方式になります。

そうすると、ボールの縫い目が球筋に予想しない影響を与え、バッティングセンターでのボールの一部がボール球になってしまうのです。

これを避けるには縫い目のないつるつるのボールをバッティングセンター専用に開発し、それで投擲することになるでしょう。

しかしストライク確率が高まっても所詮それは実際の投手から放たれる生きた投げる球とは別物になってしまい、かえってバッティングフォームを崩してしまいそうです。

野球に限らずスポーツの専用マシンによる強化トレーニング全般に、かような「別物になってしまう」というリスクが潜んでいることを感じられたので本稿はこれで終わります。

バッティングもピッチングも不調な筆者からは以上です。

(平成25年11月7日)


2013年11月6日

早起きは三文の得

早起きは三文の得といいますが、習慣づけることは大切なようです。

曰く、朝は常に早く起きるように心がけねばならない。

遅く起きるならば、下の者までが気持ちを緩めてしまって、公務の大切な用事にも事欠くようになる。

その結果は必ず主君からも見離されてしまうものと思って、深く慎まなくてはならない…。

これは、後北条氏と言われた戦国大名北条早雲「早雲寺殿廿一箇条」の文句です。

では、現代の大名たるCEO(最高経営責任者)達はいかがでしょうか。

調べるに、驚きの事実が明らかになります。


まず特筆すべきは、誰でも知っているであろうカレーショップチェーン「CoCo壱番屋」を手がける壱番屋の創業者で現在は特別顧問の宗次徳二さんです。

宗次さんは毎朝4時前に起き、それからジャージ姿で清掃具を持っておよそ90分間名古屋の広小路通りを清掃します。

聞くだけでもありえない習慣で、宗次氏自身も辛いとおっしゃいますが、これがあらゆることにつながるのだと言います。

もともと、お客様からのアンケートハガキを読むために早起きを迫られたというのがその始まりだそうですが、決めたら毎日雨が降ろうが雪が降ろうがなにがなんでも絶対やるというのが違いです。

ここに、凡人と天才の違いは、「続けること」「習慣づけること」というのが見えてくるのです。

決めたら続ける、やめるならスッパリ辞める、これは難しいですが大事なことだと思います。

決めているのではないのに飲み続けている筆者からは以上です。

(平成25年11月6日)


2013年11月5日

2013年異次元の経済政策のおさらい

2013年11月の記事です。

2013年も年末にさしかかり、改めて今年に行われた異次元の経済政策のおさらいとして個人的にまとめておきます。

2013年初頭の安倍政権誕生で大胆な金融緩和と大規模な財政出動を行うというメッセージが発信され、一時1ドル70円台後半をつけた円相場も90円台後半まで円安が進み、一旦国内輸出産業への逆風も緩和されました。

勿論国内産業にとってみれば海外からの輸入原材料を高く買わなければならない(その代表格が原油やLNG、ウランといった基礎エネルギー原料)という副作用も伴いますが、まず輸出企業の競争力回復と国内雇用維持には一定の成功を収めたと言えます。

なにしろ、前の民主党政権では2012年だけにおいても財務省や日銀の数兆円のカネを使って為替介入を行わせたものの、さっぱり効かずにむしろ円高が進んでしまったわけですので、新政権の言葉一つでここまで円安誘導が進むというのは、改めて政治の力を示した形となりました。

そして日銀は異次元の金融緩和としてマネーサプライを2年で倍にするという奇策に打って出ます。

金融政策としてはハイパーインフレと隣り合わせの劇薬ですが、不退転の意識を政府日銀が連携して示すという形でこちらも世界の投資家を驚かせる結果となりました。

こうして日経平均も上昇に転じ、日経平均は一時15,000円を超える水準で推移していくまでになりました。

しかし、一方公的債務残高が膨らむ中での大型の財政出動は相当危険です。

何より、今は国民自体が買ってくれている日本国債の対外信用が毀損すれば、長期金利が制御できないレベルまで上昇する危険があります。

これでは、円安が進み株価が上昇して景況感が改善しているとはいえ、景気が回復してもそれより大きく金利が上昇してしまえば税収増加より金利支払い増加のほうが大きくなり日本の財政は持たなくなります。

こんな中、日本国債の信用補完としても消費税増税を決断し、減りゆく税収のテコ入れも図っていかねればなりませんでした。

そうした決断を経て、2014年に向けても大変神経質な経済運営が試される展開です。

人為的にインフレを起こすという政策の賭けに出た形ですが、それを見越した上での動きが必ず起こりなかなか期待通りには進まないのが人の世の常であるような気もします。

給与と小遣いはデフレの筆者からは以上です。

(平成25年11月5日)


2013年11月4日

学び続ける(日本編)@2013年11月

2013年11月の話です。

大阪のある大学で、2013年12月には満100歳を迎えようとする大学受講生がおられます。

この方は、大学の聴講生として週2回片道二時間の通学を経て通っていらっしゃるそうです。

通学には自転車も含むということですからその凄さが伝わりますが、本人はまだ世の中には知らないことがたくさんあるもんな、と好奇心いっぱいの目でインタビューに答えていました。

周りはすごいと言いますが、彼にとっては自分の意思に沿った普通のことなのなのかもしれません。

2013年11月に亡くなった「アンパンマン」作者のやなせたかし氏も、「死ぬときも未熟なままで」と書き残したそうです。

学び続けるという姿勢は例え何歳になっても、死ぬ直前になっても変わらないということなのだと筆者には感じられました。

今日は人生の残りのはじめの日という言葉もありまして、これは「アメリカン・ビューティー」という映画の台詞ですが、そうすると最期の日はわからないというのは今の年齢とは全く関係ないということがわかります。

我々は気楽に勝手に昨日のように今日が過ぎるだろうという予想の下に生きていますが、取り返しのつかない今日という日を真剣に生きていかなければならないと改めて思いました。

朝の通勤のときにきちんと知り合いに挨拶をしたり、紹介しておこうと思った友人同士を引きあわせたり、ちょっとしたことから始めたいと思います。

そんないい話を書いていながら今日も飲んで脳を縮ませてしまいかねない筆者からは以上です。

(平成25年11月4日)


2013年11月3日

19番(上原投手の話)

18番(おはこ)ではなく、19番の話です。

2013年のベースボールワールドシリーズの胴上げ投手となった上原投手の背番号です。これは日本にいるときからつけ続けたこだわりの背番号です。

同投手は高校時代は外野手でした。

ドラフトでも指名されず、体育教師になるために教育大学を受験しますが失敗し、大学浪人を経験します。

そして、大学に入るための予備校の勉強を終わらせた夜から密かにトレーニングを積んだそうです。

学費のため、夜間工事のアルバイトも経験し野球の動きになぞらえて磨きをかけたそうです。

その19歳時の下積みを経て、大学野球界で頭角を現し、雑草と自らを呼んだハングリー精神で成長していきます。

19番はその不安と戦いながら必死でやってきた、一年間という自らの原点を忘れないための大切な番号なのでしょう。

その19歳からさらに努力の19年を積み重ね、38歳にしてメジャー屈指のクローザー(抑え投手)となった上原投手、本当におめでとうございます。

上原投手と齢だけは同じ筆者からは以上です。

(平成25年11月3日)


2013年11月2日

婚外子差別違憲判断

現在の民法においては、婚外子の相続分は嫡子の1/2と定められていますが、2013年に最高裁で違憲の判断が出ました。

日本国憲法において、最高裁は一切の法律が憲法に適合するかを判断する終審裁判所とされていますので、これで同様の事案では全て嫡子も婚外子も相続分は平等となります。

政府与党では、これでは家族制度や家族規範が崩壊するという意見もあります。

確かに被相続人(亡くなった方)が男性の場合、正妻の子と愛人の子を平等に扱うのかという批判もあるのかもしれませんが、一方、被相続人が女性、すなわち母親であった場合、養子を考慮外とすれば等しくお腹を痛めた子供ということになり、自分の相続人としては平等に扱ってほしいという意見も多いのではないでしょうか。

このように、ある事例を具体的に考える場合、我々はどうしてもステレオタイプな典型例を想像してしまいます。

この事例では、父親が正妻の子の他に密かに愛人との間にも婚外子をもうけたといった具合です。

しかし、相続の話ですから、被相続人が母親の場合も等しくあるわけで、例えば放蕩旦那に愛想を尽かして内縁の夫との子ももうけてその事実上の夫と一緒に育てた場合など、家族規範を守るならむしろ平等に扱うべき事例も出てきます。

法律ですから、様々な場合を想定して最も合理的に対応すべきであり、個別の時事は遺言などの当事者間での解決に委ねるべきだと思います。

遺産を残せる甲斐性はないであろう筆者からは以上です。

(平成25年11月2日)


2013年11月1日

100年企業はウミガメ並みの確率?

ある尊敬する社長から聞いた話です。

世の中には沢山の会社があります。

そして沢山の会社が生まれており同時に廃業していきます。

入れ替わりが激しいです。

中小企業庁が発表している2004年から2006年の間の個人事業と会社企業を合計した年平均廃業率は6.2%ということですので、廃業率がこれで一定とすれば、事業の存続率は10年で52%になります。

半分は倒産したり廃業したりして消えていきます。

ということは、社長で車をローンで買ったとしても、ローンを払い終える頃には社長ではない場合も多いということです。

どの期間をとっても、10年で半分しか事業・会社が残りません。

10年を伸ばして20年にすると、74%が消滅し生存率は26%です。

この中には別の会社に吸収されたりとある程度「幸せな」終わり方も含まれているとは思いますがかなり厳しい数字です。

生き残っていても青息吐息のところもあるでしょうから、成功している会社・事業はさらに少ないです。

100人の社長がマンションを買ったとしても(大抵銀行のローン審査が通らないと思いますが)、20年後4人に3人は社長としては支払えない状況になっています。

銀行や信販会社はそのような状況を統計的によく知っているので、社長は住宅ローンの審査が厳しい職業なのです。

年収がたとえ高くても会社の決算書を3年分提出させられ、事業の見通しを申告せねばなりません。

さて30年以上といった期間では、ほとんどの会社がなくなってしまいます。

先の計算を30年まで伸ばせば、30年での生存率は15%となります。

ですので個人事業主や会社社長の一戸建てのローンは一般的に難しいのです。

公務員やサラリーマンの持つ安定性が羨ましいです。

そして50年になりますと、いよいよ生存率4%となり、一桁になります。

計算上133年まで伸ばせば、ウミガメは5,000個の卵から1匹しか大人になれないとも言われるのと同じ、0.2%という生存率になります。

社長・所長・代表・オーナーなど、呼び方はいろいろありますが会社や個人事業主のトップは大変なのです。

しかし大変だというだけでは務まりません。

無謀にも100年を超える5,000分の1社を目指し、自分のやりたいことを信念をもって行い、寝る間も惜しんで創意工夫し人を集め取引先を開拓し、腰を低く頭を下げて他人の善意に感謝しながら濃い人生を歩んでいるのです。

自分の給料が出せなくても税金を払い日本の雇用と社会構造を支え、そして明日の日本に新しい「産業」を創りだそうとしています。

得難いとびきりの楽天主義者である社長を大事にしましょう。

独立して社長になるという人がいたら、皆さん食事の一つでも奢ってください。

飲み屋の席では「よっ!社長!!」の筆者からは以上です。