このブログを検索

2014年11月30日

2014年10月の日本銀行による金融緩和の舞台裏について


日銀本店(上から見ると円の形をしています)


おはようございます。

2014年11月の記事です。

日本銀行が平成26年10月31日に決定したより一段の金融緩和政策決定に際し、11月25日に、この日の議論の様子を公表しました。

これは、約一ヶ月の猶予を置くことで、少し落ち着いた状況で具体的な舞台裏を示すことで、今後の日銀の意思決定の参考にしてもらおうという趣旨です。

相手が経済・市場という日々変わりゆくものなので、猶予といっても政治的なそれとは違い、公表までの期間は非常に短くなっております。

対するFBIやCIAの機密解除は75年だったりしますよね。

さて、10月31日の議事要旨を見るに、会合ではかなりの委員が2%という物価上昇率の目標にこだわってこれ以上の金融緩和を行うのは、日銀による政府の借金の穴埋めととられかねない、副作用が強いとして反対した委員が4人と、賛成5人に対しかなりの反対派が論陣を張ったことがわかります。

この点、そもそも日銀の金融政策というものによって、「個人や企業の物価上昇への『期待』を強められるのか」という根源的な議論がなされました。

追加緩和の発表と実行で物価上昇への『期待』の再浮揚が可能と見る緩和派に対し、反対派は『期待』が高まる効果はないかより少ないと主張したのです。

議論は平行線のまま5対4の採決で追加緩和実施が決まったのですが、これは黒田東彦総裁ら執行部が押し切った形となりました。

このように、とても頭の良い人達が様々なデータを駆使して激論を戦わせているというふうに思われがちな日銀の政策決定会合という高度な機関決定ですが、議論の要点を探っていくと、「日銀が物価上昇の期待を国民に与えることができるか」という点に絞られることがわかり、意外に単純な構図ではないかと思うのです。

ですので、難しそうな議論を敬遠することなく、庶民や市井の目を持って事態を俯瞰することが大事なのだと思います。

この金融緩和決定により、株価は上昇、そして円安は進み、原油等の輸入物価上昇は現実のものとなっています。

日銀の行動が国民(我々のことです)に物価上昇の「期待」を与えることができるか、今後の経済情勢に注目です。

辻立ち経済アナリストの筆者からは以上です。

(平成26年11月30日 日曜日)

2014年11月29日

日本プロ野球におけるペナントレースの試合数が交流戦によって調整されるという話

セパ交流戦一コマ
おはようございます。

2014年11月の記事です。

日本プロ野球の話です。

2015年のペナントレースから、日本プロ野球の試合数は143試合になるということです。

2014年までは144試合でしたがなぜ1試合減るのか説明します。

10年ほど前からセ・リーグパ・リーグ双方のチーム間の公式試合を行おうという機運が盛り上がり、毎年5月の集中開催方式でセパ両リーグのチーム同士が戦う交流戦(現在日本生命がスポンサー)として誕生しました。

この交流戦を組む場合、両リーグそれぞれに6球団ずつありますから、試合数を平等にするには、あるチームが相手リーグの6チームと試合をすることで6の倍数が必要となります。さらに、ホームアウェー方式を取ると、試合数は偶数ということで、これまで交流戦合計24試合(6チーム×4試合)が組まれていたのです。

ところが、同一リーグ内での戦いに回帰するという流れから、交流戦全体のスリム化を検討する事態になりました。

結果、12試合も減らすのは忍びないということで、24と12の間の18試合(6チーム×3試合)で結論が出たのですが、これでは交流戦自体のホームアウェーで偏りが生じてしまいます。

同一年度で生じた偏りを、次の年に解消しようということなのですが、厳密には公平ではないということになります。

そして、増える同一リーグの試合数も、こちらはあるチームが同一リーグの残り5球団と試合をするということになりまして、合計125試合(5チーム×5試合)となりました。こちらも1試合分奇数で余るので、ホームアンドアウェーで偏りが生じます。

125試合と18試合の合計で、結果総試合数は143試合になるという計算です。

交流戦を1試合減らし、同一リーグ戦を1試合増やした結果、(相手チームが6チームから5チーム、つまり1チーム減った結果)1試合減ったというわけです。

全体の試合数をこれ以上増やすのは、日本シリーズの日程調整やシーズン後の国際試合(侍ジャパン)などを考えるに難しいということになりますが、なかなかすっきりとはいかないものです。

ブログ記事と一緒で、試合数と打数と記事数は多いのですがヒットやホームラン記事が非常に少ないことが悩みの筆者からは以上です。

(平成26年11月29日 土曜日)

2014年11月28日

乾電池のサイズにおいて単三が単一にいきなり変身しますという話です


単一電池シークレットケース


おはようございます。

2014年11月の記事です。

さて一部に好評の生活便利シリーズです。

単三電池が単一電池に早変わりする、シークレット電池ケースが出てきています。

100円ショップの商品開発力には本当に敬服するものですが、これはシークレットブーツならぬシークレット電池ケースで、いつもご家庭で余っている単三電池の有効利用、もしくは単三電池ばかりあって単一や単二がない場合にすぐに代用できるというわけです。

シークレットケース(単一)の中には単三電池がすっぽりちょうど入る隙間が施されています。

これにより、単三電池は単一電池に変身します。

ケース自体は中の単三電池が切れてもいくらでも使えるという寸法です。

筆者も、皆さんと同じく、単三電池のまとめ買いをしておりますが、単一や単二は「目的買い」しています。

すなわちその電池を使う機器の電池が切れた都度、コンビニなどに2個だけ買いに行くという対応です。

これではいちいち単一電池だけを買いに行くというのがおっくうな一方、40本まとめ買いなんていうのをしてしまった単三電池は使う場所がなくて放置されているという非常に勿体ないミスマッチが生じていたのです。

どの電池を使うかという電子機器の規格は確かに使う電源の量によって単一や単二と定められているものが多いのですが、これだけ電子機器が多様化し、多数の電池と電気に囲まれて暮らす原題の我々にとっては、全て単三で間が済むというのは画期的な発明です。

現にこの商品はヒット商品らしく、100円ショップにおいても棚のかなりの部分に陳列されておりました。

この「シークレット電池」、確かに電池の減りは早くなりますが、棚に眠っている資源の有効活用ということでなかなか気に入っています。

顔が大きいせいか、シークレットブーツ(安全靴)を履いても背が高く見えない筆者からは以上です。

(平成26年11月28日 金曜日)

2014年11月27日

人口構成ピラミッドを今の\/からなんとか||にしたいと思う話です


ビラミッド(レゴ)


おはようございます。

2014年11月の記事です。

「\/から||に」という読めないタイトルで恐縮ですが、景気浮揚とデフレ脱却を目指し、次元の違う金融緩和と1,000兆円を超える借金をものともしない財政出動(公共投資)を掲げた政策が取られて2012年からちょうど2年経過しました。

日本国という信用を担保に取った、大博打とも言えます。

株価は浮上し雇用は100万人程度増えたという面もありますが、GDPは財政規律を目指した消費税増税による低迷から脱しきれていないという状態で、円安による輸入物価の上昇という負の面もいよいよ顕在化してきたように思います。

いろいろな施策が取られておりますが、最も考慮すべき本質的な問題は、日本の人口構成です。

高度経済成長における/\型から\/型に変わりつつあるのです。

いわゆる生産人口はこれから減る一方で、日本の年間実質GDP500兆円台を死守するというのは相当難しい話になってくると思います。

せめて、\/型の人口構成を||型に持っていかなければ、持続的な社会維持はできません。

この問題は実は日本が世界に先駆けて「突入」することであり、この苦境を、アジア諸国の「勃興」を横目で見ながら日本が耐えぬいた先に、実は明治維新、戦後経済成長に続く3番目の奇跡として世界に賞賛されることになるのかもしれません。

そのためには、出生率の早期向上を図る必要があります。

誤解を恐れずに申し上げれば、本人の意識が完全にないような終末医療における医療費の一部を、これから生まれてくる「べき」子供の世代の支援に向けるべきだということです。

潜在的に生まれてこれなかった子供の世代というのは、永遠に投票行動を起こせません(生まれてこないからです)。

なので生きている者がよく考えて、「命のバトン」をつなぐべきなのです。

個人個人の生き方の自由を尊重しながら、子を産み育てやすい環境を作るのです。

それまで、介護にしても医療にしても年金にしても、もうこれ以上「減りゆく子供たち」に養ってもらう、面倒をみてもらうということではなく、相当の長期にわたり、自分のことは自分達で養うという原則に社会シフトを起こさなければなりません。

近い将来、70歳以上で元気に働き、70歳以上でもばりばり消費者として活動しているような超高齢者社会、ピンピンコロリの社会になっていくのが一つの解決策です。

皆さん、気持ちだけは若くいかなければなりません。

100歳まで元気で生きて、近頃の若いもんは、と煙たがられる存在になりたいと思います筆者からは以上です。

(平成26年11月27日 木曜日)

2014年11月26日

「ビール ラーメン カツ丼」(幸せの黄色いハンカチ 名優高倉健を悼む)


南極物語もよかったですね(写真は南極観測船宗谷)


おはようございます。

2014年11月の記事です。

さて、今日は昭和の名優の話をします。

コップに注がれたビールを両手で握りしめて肩を震わせて飲み干す。

間をおかず運ばれてきた醤油ラーメンのチャーシューを脇にどけ(もちろん後で味わう)、麺をやおら箸で掴んで肩で息をしながらほうばります。

そしてカツ丼です。

肉と卵の温かさと味が口内に染み渡ります。

ご存知、映画「幸福の黄色いハンカチ」。

主人公が網走刑務所出所後初めて食べる娑婆の食堂の味です。

「あのう、正油ラーメンとカツ丼ください」と訥々と注文した、あの品々です。

筆者はこれまで、ビールとラーメンとカツ丼をこれほどうまそうに食べる人を見たことがありません。

演技があまりに見事でしたので、監督の山田洋次は1テイクでオッケイを出しましたが、どうしてそんなに上手いのかと尋ねた返事に絶句します。

「この撮影がありますので、二日間何も食べませんでした。」

高倉健はこのような、まさに「最後の」映画俳優だったのです。

撮影現場では、彼が座ったところを見た人はおらず、非番の日でも撮影所に顔を出し、あまりにも寒いので他の出演者やスタッフは焚き火にあたっていたのですが、高倉さんは自分は非番ですから、自分があたると他のスタッフに迷惑がかかりますからと固辞され隅のほうに立っています。

どうしようもなくなったスタッフ全員に頼み込まれて「じゃあ、あたらせてもらいます」と一段落した話や、一人で撮影所近くのガソリンスタンドに現れて、黙々と車の洗浄をしていたといった、映画の場面そのまんまという逸話に事欠かない人です。

手を抜く方が疲れる。

高倉健はそうして映画俳優の人生を全うしました。

謹んで哀悼の意を表します。

その高みにはるかに及ぼない、数多くの浅才の後輩の一人であります筆者からは以上です。

(平成26年11月26日 水曜日)

2014年11月25日

昔ショートカットで今アプリという感じで変わってきたアイコンについて

アプリだらけ


おはようございます。

2014年11月の記事です。

昔、といいましても数年前まではインターネット利用においては「ショートカット」全盛の時代でありまして、皆さん独自のショートカット一覧をお気に入りフォルダに登録し、そのショートカットを目次付けして目的のウェブページに到達していたものでした。

この個人ごとのショートカットをPC交換の時にどのように移行するかで会社のシスアド(システムアドミニストレータ:いわゆる若手のPC系管理者)の声望が高まったりしたものでした。

オンラインゲームですら、そのゲーム会社のウェブページに行ってから、ショートカットを作ってそこからログインしていたのです。

しかし、アンドロイドやiOSといったモバイルプラットフォームにおいては、やりたい作業やゲームごとに「アプリ」が開発され、そのアプリを起動させることで目的の作業や遊戯を行います。

このアプリの中での作業は、全てそのアプリを開発しているシステム会社やプラットフォームを提供しているグーグルやアップルといった「超企業」が押さえてしまうことになります。

要するに、巨大な閉鎖空間がインターネットの本来持つ開放性を「侵食」しているのです。

フェイスブックといった「友人間」で共有するサービスの発展は、検索すれば世界中の情報にアクセスできるという数年前までの「考え」が空想に過ぎなかったことを白日に晒しました。

かといって、これから全世界の人にショートカットの世界に戻れといっても無理な話です。

何しろ宅配便(宅急便は特定運送会社の商標ですので使いにくいです)の再配達依頼のウェブ手続きといった単純なものですら、専用アプリが開発され無料で提供されているような世の中なのです。

長らくPCインターネットの「ホームページ」第1位に君臨していましたYAHOOトップページも、スマホのようなモバイル端末の登場と席巻により、アプリ化が進んでいます。

スマホのよく使うホーム画面に「ショートカット」を置いている人は少ないのではないか思います。

インターネットという一般化した世界に広がるアプリ個別化の波。

世の中というのは複雑なものだと改めて思います。

この記事はそんな懐古の意味を込め、ブログ作成アプリではなくインターネットのショートカットから飛んだ画面で作成しました。

単に時代遅れの感じもありますが、Altキーを押しながらEnterキーでエクセルのセル内改行ができるという技で10数年生き抜いた初級システムアドミニストレータ(現在は資格自体廃止)という資格もありました。

自分のブログをショートカットに入れ忘れた筆者からは以上です。

(平成26年11月25日 火曜日)

[関連記事]

アマゾンでBMWを買う

2014年11月24日

日本百名山の一筆書き踏破という偉業

2014年11月の、秋も深まる寒い日です。

筆者も登山はわりとやる方なのですが、極め付けの冒険がなされています。

深田久弥が日本百名山という本で紹介した日本全国の山頂100座を全て歩きとカヤックで踏破しようという、途方もない冒険です。

普通山登りといいますと、例えば富士山ならば車やバスでいける五合目あたりからの出発となります。

それでも十分きついです。

しかし、この旅は、まるで四国お遍路の如く、日本全国に散らばる100名山を南端の鹿児島県宮之浦岳の麓から始め、九州南端には2日かけて島伝いにカヤックで渡るという、のっけから難関続出の旅となります。

ちょっと登山やる人からすれば、そんなのできるのか、総踏破距離実に7,800㎞という、途方も無い旅になったそうです。

地球一周ヨット・マラソンといい、時代が進むにつれ冒険の形も恐ろしく進化しているのだなと感じます。

実は、宮崎ジブリアニメもナウシカ・ラピュタあたりの冒険活劇の頃が一番良かったなと思います昭和な筆者からは以上です。

(平成26年11月24日 月曜日)
ラピュタ

2014年11月23日

どちらの面でも差し込めるUSBハブ(便利ガジェットシリーズ)

いちいちどちらが表かと確かめなくても差すことのできるUSBが出てきております。

少し前、iPhoneなどの電源プラグがいわゆる横広の31ピンから細いライトニングと言われるものになったときも表裏を気にせず入れられるというのがトピックになりましたが、人間どこまでもずぼらになることはできるようで、最近では化粧落としの要らない基礎化粧品など(下地が夜になると自然と剥げるらしいです)、ずぼら製品がヒットしているようです。

確かに至急修正が必要な電子ファイルが格納されたUSBをPCにセットしようとしたときにどちらが表かわかりやすいように、表側にシールやペンで印をつけるという原始的な方法を採っていました筆者としても、最近はそのようなことをすることがなくなってきたように感じます。

こうした細かい所動も積み重なれば膨大な時間となるということで、人間の進歩したいという欲求の発露だと思うと感慨深いものがあります。

かかる細かいサービス改善は日本人の得意にするところのようです。

こうした細かいところが、諸外国にはクールと映るようです。

今に生きる私達は、こうした細かく繊細な先人たちの発想を知らず知らずのうちに受け継いでいるものなのかもしれません。

表裏のない筆者(例外あり)からは以上です。

(平成26年11月23日 日曜日)

どっちもUSBハブ

2014年11月22日

日本国の財政状況おさらい@2014年11月版

2014年11月の記事です。

増税賛成派にとっても反対派にとっても、現在の日本の財政状況をおさらいしておくことは有益な議論のためにも大切だと思いますのでここで述べておきたいと思います。

昨年の12月に、閣議で決定した2014年一般会計予算によれば、総額は前年度比4%増の95兆8823億円と過去最大となりました。

これは、消費税増によって税収が実に6年ぶりに50兆円台を回復するものの、結局4割超を国債に依存するという相変わらず厳しいものです。

50兆円の税収に95兆円の出費というのが現在の日本国の単年度予算の姿なのです。

これまでに積もり積もった政府と地方を合わせたいわゆる長期債務残高は2014年度末には対GDP (国内総生産)比202%という、1010兆円と初めて1000兆円を突破する見込みです。

売上の2倍の借金のある会社というものをイメージしていただければ、この水準が諸外国と比べても突出していることはわかると思います。

2年前に先の衆議院議員選挙で誕生した自民公明政権である安倍内閣は経済再生デフレ脱却と財政健全化の両立を掲げました。

大規模な金融緩和と財政出動をセットにして、消費税増による財政規律の回帰とを両方狙ったのです。

しかしながら、少子高齢化による歳出の自然増は、ますます深刻になっています。

実に社会保障費は消費税増収分を活用した分も含め30兆5175億円と初めて30兆円を突破しました。

予算策定時には、政府は予定通り2015年10月に予定する消費税10%への引き上げを実現するととともに歳出をさらに削減しなければ今後の財政規律目標の達成は困難と見られていたのです。

今回の景気判断の下振れを受け、景気回復と税収確保による財政規律の健全化の両立は依然不透明となりました。

今のところ、日本の国債はほぼ国内の機関投資家(結局日本国民の資産)によって購入され保有されていますが、財政規律が緩めば、要するに返す元手のない債権ということになり暴落してしまいます。それが、日本国の信用というものなのです。

大規模な金融緩和による円安水準も、どうも想定以上に進みすぎているように感じます。

輸入される原材料費や原油といったエネルギーの調達コストはますます上がり、国民生活に影響が出てきているようです。

なかなか難しい時代に生きているものだと思います薄口評論の筆者からは以上です。

(平成26年11月22日 土曜日)

財務省 Ministry of Finance

2014年11月21日

衆議院が解散される@2014年11月

2014年11月21日は衆議院が解散される予定の日ということです。

解散とは全衆議院議員の議員たる資格をまとめて一瞬にして失わせてしまうという行為です。

議会も会議の一つという解釈で解散という言葉を使うようですが、自分もろとも全員解雇失職させることのできる首相の強烈な自爆装置ということもできます。

解散を宣言した議長自身も失職しますから、併せて一瞬にしてただの人になった元議員の万歳の声を聞きながら、無言で退出するのが慣例となっております(解散してしまったので「散会」の事務連絡もできる地位もないということなのでしょう)。

この首相の持つ解散権ですが、実は憲法上特に明文化されていないのです。

まどろっこしいというか奥ゆかしいといいますか、憲法第7条に天皇の国事行為というのがあって、そこに解散に関する手続きが書かれているのですが、憲法第3条に「天皇の国事に関するすべての行為には、内閣の助言と承認を必要とし、内閣が、その責任を負ふ。」と定められている以上、天皇が解散を政治的に決定することは憲法上認められておらず、結局内閣、その代表たる内閣総理大臣が決めるので「あろう」という奥ゆかしい解釈が取られているわけです。

しかし同時に憲法は、同第45条で「衆議院議員の任期は、四年とする。」としており、例外として第69条において「内閣は、衆議院で不信任の決議案を可決し、又は信任の決議案を否決したときは、十日以内に衆議院が解散されない限り、総辞職をしなければならない。」と特に定めています。

例外を「特に」定めている以上、これ以外の事由による解散というものは、本来、余程の国民全体が納得しうる理由がないとできないと「解釈」することが自然です。

しかし実際のところ、現行憲法下において、衆議院選挙は今回含めて24回目になると思いますが、そのうち任期満了によるものはたった1回、残り23回は解散によるものとなっております。

しかも、そのうち69条によって解散したのはわずか4回ということで、圧倒的に7条による解散が多い状況です。

本来例外である解散のうちの更に例外である7条解散が実は多数派、というお知らせでした。

良くも悪くも日本は建前と本音の国だといっていた恩師の言葉を思い出します、薄口国会ウオッチャーの筆者からは以上です。

(平成26年11月21日 金曜日)

官報の「号外」も出ます(写真は前回の解散)

2014年11月20日

消費税の還付制度というもの

2014年11月になりました。

「八五三 すくすく育つ 消費税」(第10回 オリックスマネー川柳 2014年1月 入選作品より)といううまい川柳がありましたが、国内の個人消費において消費税増税はかなり足かせになります。

何しろ庶民としてはほぼ何を買ってもレシートに消費税分8%が表示されるわけですから、日々納税意識を新たにさせてくれるわけです。

しかし、商売をしている企業に関しては少し変わってきます。

勿論仕入れ額は消費税付きで購入しなければなりませんが、売価は消費税付きで販売できます。そうして、その売上から預かった消費税から仕入れで納めた消費税の差分を納付すれば済むということになるわけです。

最終消費者である国民は、実際その商品や製品を「使う=消費」するわけですので、販売することによる預かり消費税というものはないことになります。

このように、消費税とは、勢い個人の消費、GDPの要素としては個人消費と呼ばれる部分に最も影響を与えるものなのです。

一方、主要な製品を「輸出」している企業に目を向けます。実は、彼らは消費税が上がった方が「消費税還付金」として返ってくる割合が高くなってしまうのです。

相手が外国の人なので消費税を貰うことができません。それで、輸出業者は、その一連の取引に関して、既に(国内の)仕入先に支払った消費税を、後から還付金として国から貰うことができるのです。

もちろん消費税の還付制度は、外国の付加価値税等との二重取りを避けるためというもっともな理由があります。

しかしながらこの消費税還付金、誰でも知っている輸出大企業(10社程度)の合計で実に年間1兆円弱もの額に上ります。

ついでに円安に誘導してもらったら...そりゃあいいよね!

と思うとどうも釈然としないところもあります。

海外に販売する商品には仕入れから消費税を還付してもらうという今の制度のままでは、このまま10%にしたところで不公平感は増すばかりのような気もします。

もう少し、税の基本的仕組みを理解しておいたほうがよいかもしれません。

中小企業診断士の試験には順調に落ち続けておりますが、国内生産国内消費の中小企業を応援しております筆者からは以上です。

(平成26年11月20日 木曜日)

経済産業省

2014年11月19日

遍路は続くよ(四国お遍路の旅について)

線路は続くよどこまでも♪という歌がありますが、今回は遍路は続くよと題して四国お遍路の話をしたいと思います。

そもそも四国で遍路の原型となる修行をはじめたのは今から約1,200年前の弘法大師空海です。

空海は京都の都で下級約人の子弟として仏教を中心とした学問に勤しんでおりまして、当時の日本で唯一の「大学」で学んでおりました。

唯一ですから単に大学と呼ばれていたのです。

ちなみに日本の近代最初の国立大学である東京大学の校章は、未だに単に「大学」をかたどったものです。

さて、古代日本における大学においても、そこには全国からエリートたちが集い、経典の暗記や朗読、試験に勤しむ毎日でした。

そんな中、空海は都での勉学での出世競争に疲れたのでしょうか、既に天才との呼び名高かった名声を捨て、当時は未だ秘境と呼ばれた四国の自然の中に身を投じるのです。

空海伝説というのは全国に残っておりますが、このような経緯から四国には空海修行の由来の地がとても多く、その中には海岸べりの崖やら石鎚山といった急峻まで、とても人間業とも思えない広範囲にわたって空海はその身いっぱいに自然に取込み修行していくのです。

おそらく、西洋のレオナルド・ダ・ヴィンチも真っ青の文武両道双方に秀でた、まさに天才、超人だったのではないかと思われます。

超人故に人間としての悩みも大変深かったものと思われます。

この四国での修行の後、朝廷の正規の遣唐使の留学僧(留学期間20年の予定)として唐に渡ることになります。

その直前まで単なる一介の民間修行僧であった空海が突然国家エリート留学僧として浮上するのはなぜかという謎は今なお残っているのですが、おそらく、空海という天才賢者の名前は当然都の高官の耳にも入っていて、国家として恥ずかしくないエリートを出さなければならないという遣唐使留学生選定においては、門地や身分などといった付帯状況を斟酌している間はなかった、すなわち実力が低い身分という壁を軽く凌いだということではないかと思っています。

その後、空海は帰国し高野山に入り、ここから衆生救済の旗を立てます。

稀代の天才児であり一人の人間として悩み抜いた青年行路が、お遍路としてそれに続く人々を惹きつけるのです。

若い頃からやんちゃなだけでした筆者からは以上です。

(平成26年11月19日 水曜日)

お遍路ガイド

2014年11月18日

打つべき守備位置(ポジション)@野球議論2014年11月

寒くなっておりますが相変わらず野球の話です。

打順によって期待される打撃態様が違うというのは一般的だと思いますが、本日はより野球を楽しく観戦するために守備位置により期待される打撃程度が異なっているという話をしたいと思います。

名づけて、打たなくても良いポジションランキングと題しまして、私見を述べます。

打たなくても良い、というのは守備での貢献度が高いゆえに、打撃についてはある程度斟酌されるという意味で、このランキングを反対に読めば、例えば外野はある程度の打率や打点、出塁率や長打率が要求されるポジションということになります。

では参ります。

打てなくていいポジションの順番(私案)は、

投手、捕手、二塁手、遊撃手、三塁手、左翼手、中堅手、一塁手、右翼手、指名打者

という順番になります。

投手は、ピッチャーとして相手から点を取られないように全力を尽くす必要がありますから、攻撃面での責任はある意味かなり免除されています。

パ・リーグのようなDH制のリーグではそもそも打席に立つこともありません。

次に女房役と言われる捕手の守備負担はことの他高いと言えます。

次にセンターラインと呼ばれる二塁手、遊撃手は守備シチュエーションに応じた様々な駆け引きが必要で、特にセカンドはいぶし銀と呼ばれる守備の名手のポジションです。

逆に外野は特に強打や出塁率が見込め、肩が強く足が速いといった特技が必要とされるポジションです。

このような背景情報も知っておくことで、試合を観戦していて単に打席に立った打者の打率やホームラン数だけを見るのではなく、「強打の捕手」「出塁率の高い二塁手」といった得難い人材であることを見抜くことができ、観戦の幅も広がろうというものです。

野球、特にプロ野球においては、粗い守備は即失点につながります。

したがって、いくら強打が持ち味でも、その守備位置に要求される最低限度の守備力(といってもプロですから相当に高いですが)を満たさないと一軍での出場はかなわないのです。

貧打弱肩の外野手の筆者からは以上です。

(平成26年11月18日 火曜日)

外野

2014年11月17日

深遠な素数の世界(数学の話を面白く)

現代の魔術師とも言えると思いますのは数学者です。

彼らは数式で世の全てを表そうとしています。

数学は物理学や化学、量子力学などのベースとなり、宇宙の果てや宇宙のはじまりまで解き明かす大切な道具として古代より大切にされてきました。

ギザのピラミッドやインドのタージマハールのように、数学的で美しい対称性は建築物そのものの神秘性も増すようです。

数学の領域は、便宜的には代数幾何解析集合情報確率統計といった領域に分けることができますが、最も単純で最も難しいと言われているものが「整数論」です。

しかも、1以上の整数である自然数を扱う整数論は、一見とても単純でありながら底知れぬ奥深さを持っている領域です。

自然数の中でとりわけ興味を引くのが「素数」です。

素数は1とその数以外に割り切れる数を持たない1以外の数のことですが、この素数のうち、2のn乗マイナス1で表される素数を特に提唱者の名を冠してメルセンヌ素数といい、現在世界中のコンピュータを駆使して発見の旅が行われています。

2014年11月現在、これまでに発見されたメルセンヌ素数は48個です。

小さいものから列挙しますと3(2の2乗マイナス1)、7(2の3乗マイナス1)、31(2の5乗マイナス1)、127(2の7乗マイナス1)、8191(2の13乗マイナス1)くらいまでは古代から知られていましたが、天才的な数学者の脳による計算と、最近では世界中に分散したコンピュータ相互の計算支援により解析と発見が進んでいます。

本日現在、48番目の最大のメルセンヌ素数は実に2の57,885,161乗マイナス1という、17,425,170桁の「数」です。

この「数」は同時に現時点での最大の素数ということで、この数までの数では割り切ることができないというわけです。

まったく、凄い「数」があったものです。

素数が無限にあるのかという命題については、どうやら無限にあることは証明されているのですが、どのようなパターンで現れるかなど、解決されていないことが多すぎるとのことです。

割り切れないところが面白いのは人生も同じなのかもしれません。

数学以前に算数からやり直したいところです。

財布のお金がいつも減っているのはなぜか解けない筆者からは以上です。

(平成26年11月17日 月曜日)

パイです

2014年11月16日

GDP四半期速報値@2014年11月

2014年11月のある日曜日ですが少々固い経済数字のお話を致します。

内閣府のホームページから、今後の重要経済指標の発表予定を見ることができます。

現在最も注目されているのは2014(平成26)年7-9月期(1次速報)の四半期別GDPだと思います。これは、次の日の11月17日(月)8時50分に公表されるのですが、週の始めの日本株式市場が始まる10分前に公表することで、市場に混乱を生じさせないようにするということになっております。

株式トレーダーに限らず、日本の金融/証券/銀行業界やアナリスト達は、この発表を固唾を飲んで見守っています。

この指標、四半期に1回発表されるのですが、前回の2014(平成26)年4-6月期(1次速報)の四半期別GDPは▲1.7%という数字でした。

3ヶ月間で▲1.7%の下落ということは、年率換算すると▲6.8%の下落となる強烈な数字だったのです。

消費税が5%から8%に上がったことの反動という一般的な説明ですが、続く四半期である7-9月期の数字がどの程度になるのか、一説には相当悪い数字ではないかとも言われているので注目されているのです。

こうなると消費税増税による一時的な反動ということではなくなってしまいます。

前回の数字を受け、日銀は更に金融緩和を行う姿勢を打ち出し、円は下落し(円安)日本株はまた上昇いたしました。

しかしながら金融政策や政府の財政出動だけでは経済波及効果は限定的であり、本来のニッポンの国内経済の基礎体力がどの程度なのか、それを占う重要な指標だということです。

これを受けた衆議院解散総選挙の噂も現実味を帯びています。

経済と政治、いろいろとつながっているものだと思います。

薄口政治経済アナリストを標榜しております筆者からは以上です。

(平成26年11月16日 日曜日)

GDP速報値発表は月曜日8:50です

2014年11月15日

数学の大発見、微分積分を1分で説明します

今日は世紀の大発見をわずか1分で説明しようとする意欲的な記事です。

心してお目にかかってください。

微分積分という概念は、既に古代よりその一部は、ギリシア、中国、インド、イラク、ペルシャ、日本で早くから発展していたものです(日本では和算として有名)が、現代に通じる微分積分学を体系づけた者として挙げるとすれば、17世紀のヨーロッパ、アイザック・ニュートンとゴットフリート・ライプニッツが先人たちの業績を踏まえてまとめて体系づけ、改めて「発見」たものと言えます。

この概念を小学校4年の時に「理解」し、身体が震えるほどの衝撃を味わったとその昔語った学友を持つ筆者ですが、そうした数学オリンピックに出るような稀有な人種を除いて素人より説明させていただくと、微分とは瞬間の変化率のことになります。

平均時速4㎞の速さで現場までの4㎞を徒歩で向かったとしましょう。この場合、確かに平均としての速さは、時速4㎞ということになり1時間後に現場に到着するわけですが、信号待ちで止まったり時には小走りになったりと、その時々の「瞬間の速さ」というのは刻々と変化しています。

この瞬間の速さすなわち「瞬間的な変化の割合」を求める操作を微分というのです。つまり、ほんのちょびっと時間が経過した時に進む距離を連続的に表す、ということになります。ほんのちょびっと、というところがミソで、具体的には経過時間たる時間tを0に極限まで近づけていく操作を致します。

そうする作業が微分と呼ばれるのです。

散歩の例で言えば距離と時間の関数グラフの接線を連続して示した[一次元下がったグラフ]になります。

積分は、概念的に微分の逆です。

グラフの例でたとえるならば、円の外周の長さを積分すると、その内側の面積になるといった話です。

円いピザを中心から放射状に細かく切り分け、互い違いに並べると長方形に近くなっていく、ということから微分の反対概念であることがわかります。

このように、数学的素養はかなり才能に負うところが多いですが、素人でもわかりやすく解説されているものもございますので参考にしてみてください。

寄り道多くしばしば変化率が0となる筆者からは以上です。

(平成26年11月15日 土曜日)

接線の傾きと表現されます

2014年11月14日

イナバウアー(スケートの話)

2006年トリノオリンピックの女子フィギュアスケートで金メダルに輝いた日本の荒川静香選手は、オリンピック前に、世界的な優勝請負人として名を馳せていたロシアのモロゾフコーチに師事を仰ぎました。

モロゾフコーチは荒川選手の熱意もあり、専属コーチとして来日し短期間ながら二人三脚でプログラムや技を極めていくのですが、モロゾフコーチが荒川選手に一つだけ助言したものがあります。

それは、荒川選手の得意技であるイナバウアーを外さない、必ず演目の中に入れるということでした。

フィギュアスケートにおけるイナバウアーとは、両足のトウと呼ばれるつま先部分を外側に大きく開いて横に滑る滑り方の総称ですが、荒川選手はそのまま身体の上体を真後ろに反らせたまま緩やかな弧を描いてスケーティングする高度な技を持っていました。

特に、レイバック・イナバウアーなどと呼ばれますが、現在の日本では単にイナバウアーと言えば荒川選手のこの技であるというイメージで定着しています。

身体の究極な柔軟性とバランス感覚、高度なスケーティング技術がないとできない凄技です。

しかし、実は、当時のフィギュアスケートのルール改正で、このイナバウアーという「技」は「(得点となる)要素間のつなぎ」として取り入れているものであるが、要求される技術要素そのものではないということになりました(現在でもそうです)。

要するに、直接得点にはならないことになったのです。

それなのに、モロゾフコーチは荒川選手の演目からイナバウアーを外し、もっと得点になるような要素に置き換えることを勧めなかったのです。

得点より自分らしさを出し、観客に自信をもって自分をアピールする、これがフィギュアの原点だという考え方があったのではないかと思います。

確かに、スケートの技や要素を得点化し、それを積み上げて採点するという方式は合理的だと思います。

しかし、全体の印象をぐっと引き締めるイナバウアーのような動きで、演者たる選手が自信を持って演技できるのであれば得点の積み上げとは別次元で入れたい、こうした深慮があったのかもしれません。

イナバウアーを取り入れたこのフリースタイルの演技で、荒川選手は金メダルに輝きました。

自分に自信を持って進むために自分らしい技にこだわるのは大切なことなのかもしれません。

ブログを毎日続ける、これが自分らしい技かもしれないとたまには真面目に改めて思いました筆者からは以上です。

(平成26年11月14日 金曜日)

上体を反らしたイナバウアー

2014年11月13日

(魏志倭人伝考察)邪馬台国と女王国は同一ではない?

一旦強制終了させたひとり邪馬台国論争なのですが、最近読者の皆様より様々な関連文献や資料やご示唆、並びに昼食などまでいただくことが多うございまして、筆者は魏志倭人伝の該当箇所を読む限りにおいては邪馬台国は宮崎に推定したという結論を持っているわけではあるものの、そうしたその後の関連情報の集積と思索深化によりまた違った考えが沸き上がってきたので追記ばかりに述べたいと思います。

魏志倭人伝にある「邪馬台国」と「女王国」が同一ではないのではないかという疑問です。

魏志倭人伝には、実は邪馬台国という言葉はたった1回しか出てきません。対して女王国は5回も出てきます。

そうして、魏志倭人伝は女王卑弥呼とその跡を継いだ親族の娘である台与のことについて書かれています。

まず魏の時代に卑弥呼が魏に朝貢してきて(239年)、親魏倭王の位をもらったこと、それから台与が13歳でその跡を継いだことです。

また、台与については、別の古文書「晋書」によれば、また晋に朝貢してきた(266年:27年後)ことが記されているのです。

そうすると、魏志倭人伝の記述というものは、239年卑弥呼朝貢時にもたされた倭の公式情報と266年台与朝貢時にもたされた倭の公式情報が混在しているのではないかと見られるのです。

おそらく、239年卑弥呼朝貢時の情報だけで魏志倭人伝を書いたならば、例の論争の的となる「水行10日、陸行1月」といった倭人的記載はなかったのではないかと思われるのです。

邪馬台国という「国名」の記載がこの部分のみで、あとは女王国と記載しているのもなんだか匂います。

魏志倭人伝の著者たちは、女王国と濁すことで、実はその女王が「卑弥呼と台与」の2人いたことをよくわからんのでごまかしていた、ぼかしていたのかもしれないのです。

または、卑弥呼を盟主とする国家の場合は女王国と述べ、台与を盟主とする国家の場合は邪馬台国と記したのかもしれません。

そうすると、台与の部下である倭人たちは、自分たちの国の名前を邪馬台と呼び、そこには水行10日、陸行1月かかると言ったとしても話が通りそうであります。

以上、筆者の私見をまとめますと、卑弥呼時代の女王国は、明らかに九州にあったが、台与の代に「邪馬台」と呼ばれるようになったかの国は、どうも九州にはなさそうで、どうも「大和」=「畿内」にあったような気がしてならない、ということです。

畿内説と九州説、どちらにもいい顔をしないと気がすまない、まさに業界のこうもりと呼ばれて久しい筆者からは以上です。

(平成26年11月13日 木曜日)

石舞台古墳 ヤマト王権を確立した蘇我氏の墓と伝わる

2014年11月12日

ブラックホールとは何か

ブラックホールとは文字通り黒い穴のことですが、昭和の漫画「キン肉マン」に出てくる悪魔超人のことではなくて、今回はそもそもの意味のブラックホールのお話です。

光さえも出てこれない特異点を持つブラックホールは、当然目に見えません。

その代わり、これ以上踏み込むと相対性理論までの物理法則がまるで通用しない「事象の地平面」付近からまさに断末魔のように発せられるX線や引き伸ばされた「パルス」を発する方向に、何者も飲み込むブラックホールが存在すると推定されています。

ブラックホールの作り方は次のとおりです。

まず太陽の約30倍以上の恒星を作ります。

そして数十億年光り輝かせます。

最後に内部のガスがたまり、色は赤色に変色し星は巨大化を始めます。

そうして最後に超新星爆発という「破裂」を迎え、吹き飛ばされなかった中心部分の塊は自らの重力でどんどんしぼんでいきます。

自らが巨大すぎるため、その重力に際限なく押しつぶされて一点に収斂していく様は、専門用語で重力崩壊と呼ばれます。

そうして、ついに重力によって影響される落下速度が、光の速さを超えてしまうところで事象の地平面が出現します。

その中は、我々の知る物理法則の外にある世界です。

どこまでもその球面の中心(シュヴァルツシルト半径といいます)に向かって収縮していき、中からは何も出てこれない、そのような世界です。

その先に何が待っているのか、それは相対性理論を超える理論の創出と実証実験にかかっているのです。

ビックバン以前の「宇宙」に似た構造だとも言われるブラックホールの中を覗いてみたいと思いますが、どうも筆者が生きている間には無理そうです。

写真はイメージですがじっくりとご覧ください。

財布のお金は、いつも記憶もろとも中洲のブラックホールに吸い込まれていると思われる筆者からは以上です。

(平成26年11月12日 火曜日)

ブラックホール(イメージ)

2014年11月11日

ネーミングライツ販売という商売

いわゆる建設当時に「福岡ドーム」と呼ばれていた開閉ドーム付野球場は、2014年11月現在は「福岡ヤフオク!ドーム」と呼ぶのが正式です(びっくりマークも含む)。

その前は「福岡 YAHOO!JAPANドーム」だったのですが、このように正式名称としての施設命名権(ネーミングライツ)が各媒体に販売される例が増えてきました。

1990年代後半以降、特にスポーツ、文化施設等の名称に企業名や展開するサービス名を付すことがビジネスとして確立したわけです。

特に、財政難に悩む地方公共団体が箱モノとして所有する施設(多くは大変な維持管理料がかかっている)の費用を少しでも補填しようと、ネーミングライツを販売することが増えてきています。

また、命名するのも施設の呼称そのものの場合や、通常公募する同施設の「愛称」を命名権の対象とするといったいろんなバリエーションがあります。

交通機関などでは、いわゆる吊り広告と言われる車中広告や停留所や駅での広告スペースは大切な収入源ですが、これに限らず、駅名や停留所名そのものをネーミングライツの対象とするような動きも出ているようです。

確かに、通勤バスの「1234号」バスの愛称を「ビルメン号」などとするようなネーミングライツの販売でもあれば、熊本城の一口城主と同じく、通勤で自分のバスが見つかるかもという密かな楽しみが増えそうです。

いつかはバスの全面ラッピング広告を個人で出したいと願います。

ブログの中の
[ネーミングライツ販売予定スペース]
募集中の筆者からは以上です。

(平成26年11月11日 火曜日)

一代前です

2014年11月10日

[緊急お知らせ]ブログサービス障害

平成26年11月、実はこのブログが、先の週末に全く見れなくなっていたということらしく、広く読者の皆さまならびにこれから読者になっていただける可能性のあります皆々様にご迷惑をおかけいたしましたことまずはお詫び申し上げます。

当ブログは、かの有名なGoogleにより提供されておりますブログサービス「Blogger」というものを利用しておりますが、そのサーバーに対するアクセス障害が発生し、ドメインである「blogspot.jp」にインターネット上アクセスできない状態が続いていたということです。

筆者も、週末は少年野球でのグラウンドトンボかけや100オーバーの山道ゴルフなど割に忙しくしておりまして、自分の記事をアップして改めてインターネットで見た時につながらなかったのですが、どうせ筆者の端末WIFI設定が変な、いつものことと流しておいたので報告が遅くなった次第です。

なお、 「blogspot.jp」が全面アクセス不能となっていたのですが、「blogspot.tw」と二文字変更すれば後は全く見ることができた(今でも見れます)ということを後になって知りましたが、ブログ読むのにURLを直接変更する人は皆無に等しく、ましてや読者100人に満たない零細ブログに対しては全く効果ないと思われます。

因みに.twは台湾の国別コードトップレベルドメインであり、ここから察するに日本の国別コードである.jp全体に影響している広範囲な障害だった模様です。

いずれにせよ、Googleからの公式発表もないですし、利用者としては直接読んでいただいている皆様には現時点で知り得た情報として、ご報告させていただきました。

ゴルフスコア並みに読者が増えて欲しい筆者からは以上です。

(平成26年11月10日 月曜日)

姉さん事件です

2014年11月9日

知っておいてほしい野球人「キムタク」の活躍と軌跡

キムタクこと木村拓哉氏といえば、もう10年以上にわたり芸能界のトップに君臨する俳優でありスターですが、今回触れたいのはプロ野球選手でありコーチであった木村拓也氏の方です。

木村選手は、究極のユーティリティープレイヤーです。

何しろ投手を除く全ポジションでの公式戦出場経験があるのです。

更に打席でもスイッチヒッターです。

右投手の時には左打席、左投手の時には右打席に立ちます。

そうすると、自分の背中の方から逃げていく球がなくなる、練習は倍やらないといけないけれども対応すべき球種は半分になるといってひたすら練習に取り組んだのです。

木村選手が若いころ二軍で頑張っている時、9月末から12月末の4か月間、ハワイのウインターリーグに参加するチャンスをもらえたそうです。

そこで偶然同じ部屋だったのがあのイチロー選手でした。

1歳下のイチロー選手は、木村選手が起きるよりも早く朝からウエイトトレーニングをしていたくらいの練習の虫だったそうです。

このウインターリーグで、イチロー選手は首位打者になりました。

木村選手は自分の野球人生を変えてくれた人だと感謝しています。

トレードで各球団を転々とし、空いたポジションに出場機会を求めて練習をしていく、この中で、高校時代は4番で捕手だったプレイヤーは、いつしか外野内野どこでも守れるスイッチヒッターとなっていくのです。

プロになってから、あくなき好奇心とハングリー精神で球団もポジションも渡り歩いた根性と努力の野球プレイヤーでした。

そして、ついに本職の捕手としての出場機会もやって来たのです。

2009年9月4日、途中交代や負傷退場などでベンチの3人のプロ本職捕手がいなくなってしまった同点の延長12回、木村拓也選手(この時の登録は内野手)がマスクをかぶったのです。

木村捕手は延長戦最後の回の守備において、実に違うタイプで継投した3投手に対し立派なサイン交換とリードを行い、無得点に抑え、敗戦を防ぐという活躍を演じたのです。

そんな木村拓也選手は2010年に入ったオフに引退、読売ジャイアンツのコーチとしての指導が期待されていた矢先の2010年4月、公式試合前の練習で突然倒れ帰らぬ人となってしまいました。

享年37歳。

所属した広島カープと読売ジャイアンツの試合前であり、両軍関係者やファンにも大きな衝撃を与えました。

ドラフト外でのプロ野球入りから始まり、その時々でチームで空いているポジションに入り込もうとした努力の結果、類まれなユーティリティプレイヤーになっていったという凄い野球選手の紹介でした。

キムタクの努力に見習いたい同世代の筆者からは以上です。

(平成26年11月9日 日曜日)

日本ハム→広島→読売(1992-2009 18年)

2014年11月8日

ジャパン・アズ・ナンバーワンといわれた時代があった

「ジャパン・アズ・ナンバーワン」。

Japan As No.1という本がかつてベストセラーになりました。

1979年にアメリカの社会学者でかつ(ここが重要)ハーバード大学教授のエズラ・ヴォーゲルという人が、日本について好意的に評価した著書でした。

この書には、いわゆる終身雇用や人を切らないといった日本型経営によって高度経済成長がもたされたことを、奇跡と賞賛し、これからはNO.1としての日本の時代がやってくるという予言をした書として知られました。

日本人は、まだ「ニューヨークへ行きたいか!」という視聴者参加型クイズ番組くらいでしか、アメリカ本土なるものをほとんど知らなかった時代ですから(それだから国民的娯楽漫画であるドラえもんにおいて、スネ夫がアメリカや欧米帰りを吹聴していたのです)、東大を遥かに超えるなんだか偉くて権威がありそうな「ハーバード大学」の現役教授が書いたこの本に飛びつきました。

よくこんな国とガチンコで戦争したものです。

外からの評価で、内の見方をころっと変えるのは、有史2,000年、我が国の得意とするところのようです。

この本は、2度のオイルショックに見舞われた1970年代を省エネ技術や持ち前の勤勉さという国民性のパワーで乗り越えようとしていた頃を振り返り、No.1としての日本を諸国も見習おうと呼びかけているわけですが、一つだけ今の日本と決定的に違う環境を申し上げると、非常に顕著な「人口ボーナス」の人口構成であったというところです。

若い人のほうが年寄りよりも絶対的に多いという綺麗なピラミッド人口構造をしていた1970年代の日本にとっては、普通の人が5年も働けば、その5年で沢山の後輩や部下が入ってくるという幸せな時代だったわけです。

タイトルは別にして実質的な昇進も早かったし、課長や係長のタイトルで、かなり会社の重要な案件を任されるといった状況だったと思われます。

今は、少子高齢化の「人口オーナス」の時代ですから、若い労働力や後輩、ましてや部下などが豊富に入ってくるという環境には全くないのです。

同じ仕事をただ淡々とやっているだけでは当然給料は増えないし、何らかの付加価値を紡ぎださねばならない時代になりました。

今の働く世代は、かなり間延びした長期間の間において、今ある仕事や労働に従事していかなければならない(若い人が代替してくれることはない)という状況なのです。

それに加えまして、テクノロジーの進化は日進月歩であり、今まで普通にやっていた仕事がテクノロジーに取って代わられるというリスクは極めて高まっています。

作業を機械に代替させるという以上に、業務そのものをプログラムが代行してしまい、そちらのほうが正確で速いという時代に我々は生きているのです。

Googleやマイクロソフトの代表が言っているのは、変な予想ではなく、時点を将来にした厳然たる事実と言えましょう。

なかなか厳しい時代に生きているなと思います。

ずっとジャパン・イズ・ナンバーワンじゃないのかと思っていた時代遅れの筆者からは以上です。

(平成26年11月8日 土曜日)

ジャパン・アズ・ナンバーワン

2014年11月7日

日本のウイスキーが最高評価

2014年、日本のウイスキーが初めて世界最高のウイスキーに選ばれました。

サントリーの「シングルモルトウイスキー山崎シェリーカスク2013」という高級ウィスキーは、権威ある「ジム・マーリーのウイスキー・バイブル」というランキング本で過去最高記録タイの100点満点中97.5点を獲得したのです。

どのくらい凄いことか国内派の筆者にはにわかにはわからなかったのですが、とにかく本場が認めた、ということです。

日本にウイスキーづくりがもたらされて約100年、物語の最初は本場ウイスキーの味に酔いしれ留学し技を会得したいと志した日本の若い男と、それを夫としたスコットランドの女性の夫婦だったのです。

夫婦は1929年、同じく国産ウイスキーづくりに燃えていたサントリー創業者鳥井信治郎に招かれ寿屋(現在のサントリー)山崎蒸溜所初代工場長とその夫人として、日本初の本格ウイスキー製造を指揮するのです。

以来10年、京都山崎において日本初のウィスキー「白札」を上梓し、鳥井の長男である吉太郎へのウイスキー帝王教育も一段落したことから、工場長は寿屋を退社し、1934年4月、大日本果汁という会社を設立します。

理想のスコッチウイスキーを求めて北海道余市町に居を移し、自分の味にこだわるウイスキー製造に取り組みます。

営業的には不利でも技術的にスコットランドに近い気候の北海道にこだわった末の決断だったのです。

その人の名こそ竹鶴政孝とその妻リタ。

ニッカウヰスキー創業者の物語でした。

それから一世紀、サントリーにもニッカにも、等しく栄光あらんことを。

駄文多いブログですが、久しぶりにいい話を書きましたので、行きつけの店での次のキープボトルは、「山崎」か「竹鶴」にすることも前向きに検討する方向で考えることもこともやぶさかではないと熟慮しております。

優柔不断ですが飲むことについては決断力がモットーの筆者からは以上です。

(平成26年11月7日 金曜日)

次のキープボトル候補ですね

2014年11月6日

OSとアプリは最新にアップデートしましょう

2014年11月の記事です。

新発売、と言いましてもかなり日にちが経過したように思いますiPhone6/6+をお使いの皆様いかがお過ごしでしょうか。

きっと快適なモバイルデジタルライフをお送りのこととお喜び申し上げます。

筆者は先の宣言のとおり、前回モデルでありますiPhone5sを使い続けておりますが、私も最近、OSの動きも安定してきて、以前よりも随分とストレスなく操作できるようになってきた感じがしております。

新ハード発売に合わせて、新OSであるiOS8がリリースされました。

確かに発表当初は、それまで動いていたアプリが動かなくなったといった不具合がいろいろ報告され、筆者のスマホでも一部のアプリがクラッシュして強制終了してしまうといった状況がありました。

しかし、新OSが発表された直後より、アプリ開発者側も、この新しいコンピュータープログラム基盤に親和性のあるように自分がリリースしているアプリのアップデートを重ねてきたのです。

この動きは素早いものでして、新OSのリリースからわずか1ヶ月の間で、幾万というアプリがOS更新に沿ったアップデートで対応し、結果利用者のスマホ上で異常な行動を起こしてハードのメモリやCPUを異常に酷使するような状況がかなり改善されてきたのではないかと見ています。

確かに、新OSの開発においては膨大なテストケースに耐えられるように開発環境も大きなものになっていると思います。

しかしながらいくら開発環境を大きくしても、実際の環境(実環境、本番環境という)は世界中に広がっておりますので、あらゆる不具合を事前にキャッチするのは事実上不可能な領域になってきております。

iPhoneを展開するアップル社は、顧客の側でかなり自社製品に詳しく関心を寄せている者にこうした最後のアップグレードの余地を残すことで、製品リリースのサイクルを間延びしないようにしているという戦略があるように思います。

ここが、完全なものを開発するまで、リリースを先延ばしにするという日本メーカーとの違いなのかもしれません。

勿論、日本のモノ作りに関するこだわりは知っておりますしそれは好ましい特質だと思います。

ただ、詳しいユーザー側を味方にするという柔軟な発想も必要ではないかと思った次第です。

入力端末はサクサク動いても、記事のネタをひねり出すには相変わらず時間のかかります容量不足の筆者からは以上です。

(平成26年11月6日 木曜日)
使っている私が古いのかもしれません...!

2014年11月5日

和風カジノ構想はいかがでしょうか

日本国内にもカジノを誘致して外国人客を含む観光のメッカにしようという動きがありまして、カジノ構想を打ち上げた地方自治体だけでも十以上に上っています。

今の臨時国会では「統合型リゾート推進法案(カジノ法案)」が審議されておりまして、これが成立すれば、各地域や企業連合の壮大な誘致、設置合戦が起こるような気配です。

カジノ は、イタリア語のcasino、すなわちルーレットやブラックジャックといったカードゲームを行い、行うだけではなくこうしたゲームの勝敗に金銭を合法的に賭けることができる場所です。

日本において、公営賭博としては競馬しかないのですが、こちらは、もっと手頃に手軽にできるということで、最近注目されています。

例えば、東京の大手私鉄グループが、この動きを見越して社内に特別チームを組成して、独自にカジノリゾート計画を発表したりしています。

確かに、訪日外国人観光客を呼びこむための施設の建設や交通アクセスは大切だと思います。

しかしながら、筆者が疑問なのは、カジノといって筆者を含む現在の日本の多くの皆さんが一番に思い描くのは、いわば洋画のラスベガスの世界であって、また海外に行ってカジノに行ったことのある人にとってみれば、ルーレットやスロットのイメージが先行してしてしまうということなのです。

日本に観光に来る外国人は特に、日本古来の伝統的なイメージを過剰に膨らませてやってこられるわけでして、折角日本に来たのに、シンガポールやマカオ、ソウルにもあるような一般的なカジノがあっても大して喜ばないのではないでしょうか。

むしろ、着物着用限定で、花札賭博や丁半博打にチンチロリン、和服のさらし巻いた姐さんが右手にお椀、左手にサイコロ三つを指と指の間に挟んで入れ込み場に伏せたりするようなトラディショナルなスタイルの賭場の方が、明らかに外国人には受けるのではないのでしょうか。

これだと、単に民宿を借り切るだけで賭場は開帳できますし、客の外国人には着流しをレンタルで着てもらえばいいわけです。

なお、旧帝国陸海軍の軍服などでも参加可能としますと、場は更に盛り上がるかもしれません。

カジノといって箱物建設に走る前に、まずカジノ[賭博]というもののコンテンツイメージや本質を掘り下げるところから始めたほうが建設的な議論になるような気がいたしました。

ハード保守の仕事をしておりますが、意外とソフト議論好きの筆者からは以上です。

(平成26年11月5日 水曜日)

丁半サイコロ

2014年11月4日

スリーフットライン

野球を広めたい筆者からのお話です。

いきなり専門用語で恐縮ですが、野球の守備妨害に適用されるルールです。

2014年の日本プロ野球の日本シリーズ最終戦となった第5戦、0-1での9回表、1アウト満塁のチャンスで阪神西岡選手が放った打球は一塁への強いゴロでした。

一塁手がホームに送球して2アウト、そして捕手が一塁ベースカバーに入った二塁手に送球してダブルプレー完成かというタイミングで、ボールは打者西岡選手に当たって逸れたのです。

ここで球審と一塁審は打者の守備妨害を宣告、打者もアウトとなり試合はそこで終了しました。

このように捕手から一塁手に送球しようとする場合、打者である一塁に向かって走る走者が走らなければならないレーンが決められています。

スリーフットレーンといいまして、そのレーン(通路)を規定するのがスリーフットラインです。

ちょうど本塁と一塁とを結ぶ一塁線の真ん中から、ファールフラグンド側に、横幅は3フィート(約91.4センチ)であることからこの名があります。

特に捕手から一塁手に送球しようとする際、例えば先のダブルプレーを意図したものや、キャッチャー前のゴロなどにおいて、打者と捕球しようとする一塁手が直線上に重なるようだと、捕手側は投げにくいことになります。

したがって、このような場合には打者にスリーフットレーンの中を走らせることによって、そうした交錯を防ぐようルールが作られているのです。

西岡選手の場合は、スリーフットレーンの中において、両足がフェアグラウンド側に明らかにありましたため、具体的には送球が身体に当たろうが当たらなかろうが、捕手が一塁手に送球しようとした時点で守備妨害が成立したというわけです。

1アウト満塁の場面ですから、四球を頭に入れつつ、外野へのフライ(犠牲フライとなる)か内野へのボテボテのゴロ(ホーム返球がしにくい)を狙う場面であったのですが、打球が強く、ダブルプレーという大変厳しい幕切れになってしまいました。

ただ全国の野球ファンのみなさんに、この細かいけれども重要なルールが浸透したのであれば幸いです。

関西に長くおりましたので、実はソフトバンクが負けてもあまり気にならない阪神ファンであります筆者からは以上です。

(平成26年11月4日 月曜日)

ルールブックにもスリーフットラインが引かれています

2014年11月3日

加湿器がそろそろ必要な季節に

急速に冬に向かっておりまして、インフルエンザなどの流行が心配される季節になりました。夜の就寝時に気温が下がることによる湿度の低下により、ウィルス等の活動が活発となり、喉や鼻の潤いが低下したところに侵入しやすくなるわけです。

そういうわけで、風邪やインフルエンザの防止のために加湿器の登場です。

加湿による風邪の予防効果を侮ることはできません。

さて、加湿器の方式には大きく3つあります。

といいますか、あまり技術革新が及ばない領域です。まず最も衛生的なのが蒸気式です。

沸騰させた水を蒸気にして放出しますので、殺菌もできますし、不純物が撒き散らされることもありません。

ただ沸騰するときのぼこぼことした音が気になったり、シューッとした吹き出し音が気になる、また熱しているのでひっくり返した時に熱水でやけどする危険がある、電気代が高いといったデメリットがあります。

次に水噴霧式があります。

常温の水を細かく分離することで微細な水滴にして加湿します。一番ポピュラーなのは、超音波振動子を用いて常温の水を切り刻んで霧状にしたものを、送風機で拡散される超音波式の加湿器です。

制御性も良いし火傷の危険もないのですが、水に含まれる塩素やカルシウム、マグネシウム化合物などの不純物がそのまま空気中に拡散浮遊します。

水の中にいる雑菌やウイルスなども拡散されますので、水槽内の水をそもそも純水にするとか、予め水槽内を紫外線で殺菌するとか、こだわればいろいろな方策が必要となる方法です。

最後に気化式です。

これは水噴霧式と似ていますが、常温の水に風を当ててそのまま蒸発させることにより加湿を行うものです。

常温の水を使うので、噴霧式と同様に水自体が汚れている場合は留意が必要で、当然に上水を使用することが必要です。

また、使用しない時に水を抜いておかないと、水を含ませる布状の器具(エレメントといいます)が腐って痛んでしまいます。これを含めた器具の乾燥や清掃が定期的に必要になります。

いろいろありますが、水を使うというのは結構難しいものです。

五十二萬石如水庵の筑紫もちを食べながら、黒田如水に習って水のことをかように考えた筆者からは以上です。

(平成26年11月3日 文化の日 祝日月曜日)

筑紫菓匠 五十二萬石 如水庵 「筑紫もち」が定番です

2014年11月2日

SIMフリーとは(通信機器の話)

今更聞けないシリーズです。

SIMカードとは正式にSubscriber Identity Module Cardといいまして、その頭文字を3つ取ったものです。

契約者識別情報記録カード、とでも訳せばよいでしょうか。端末の「通話」「データ通信」を司るキーアイテムです。

我々が持っているスマートフォン、略してスマホは、「フォン」というくらいですから電話機であることが「前提」です。

電話機能を排除したiPod touchといた製品もありますが、こちらはスマホというよりモバイルパソコンのジャンルに分類されるものということになります。

そして、スマホには電話音声情報を電波で受信するため、全てSIMカードが入るようになっています。

このSIMが、ドコモならドコモ、ソフトバンクならソフトバンクの独自の電波を受信するというわけです。

それから、ドコモで買ったスマホにはドコモの、ソフトバンクならソフトバンクの、auならauで購入したスマホには「SIMロック」がかかっているというわけです。

「SIMロック」がかかってるというのは、すなわち、それぞれ個別キャリアのSIMしか躯体としてのスマホ側でも使えませんということです。

例えばドコモで買ったスマホ(ドコモのSIMロックがかかっている)にauのSIMカードを差しても使えません。

具体的な製品で言いますと、ドコモで買ったiPhoneは、ずっと、ドコモのSIMしか使えません。

ソフトバンクやau、その他激安データ通信のmvnoのSIMを使いたいと言っても無理なのです。

個別のキャリアに紐つかないSIMフリーのiPhoneは、これまで日本国内では発売されていませんでした。

しかし、アップル直営のアップルストア(言いにくいですね)から最近iPhnoe5s/6/6+のSIMフリー端末が発売されることになったのです。

SIMフリーモデルの魅力は、端末と通話キャリアを分離できるという点に尽きます。

即ち、海外へいった際に現地キャリアのSIMカードを利用できます。また、海外旅行にいかなくても、キャリアを何らかの理由でまたぐ際に端末を買い直さなくても良いというメリットがあるのです。

また、格安SIMプランを提供しているキャリアが、より有利な通話・データ通信料金を提示する場合にもすぐに対応することができます。

実際、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)と呼ばれる移動体通信事業者が沢山でてきておりまして、老舗の日本通信とか異業種からの参入組では楽天やビックカメラ、インターネットプロバイダのビッグローブ(日本電気系)など熾烈な競争が繰り広げられております。

090や080といった携帯電話番号のナンバーポータビリティもできるものも多くありますので、興味のある方はSIMフリーのスマホの購入も検討されてみてはよろしいかと思います。

ただ多くの場合SIMロックがかかったキャリア端末が「端末代金分割払い」であることに比べ、一台数万円もするSIMフリー端末の一括購入は少しハードルが高いかもしれません。

携帯ショップのお姉さんの笑顔にやられてSIMロック端末を買い続けております筆者からは以上です。

(平成26年11月2日 日曜日)

世界中にいろいろなSIMカードがあります

2014年11月1日

小規模露店でもカード利用できる時代に

非常にコンパクトなクレジットカードリーダーを自分のiPadのようなタブレットやiPhoneのようなスマートフォンに差しこむだけで、あっという間にクレジットカード決済端末になってしまうというサービスが展開されています。

筆者がかなり田舎のアンテナショップ(要するに野菜や果物や漬物なんかを露店売りしているところ)に行った際も、そこの店主はみかんを売る代金をカードで対応していたのです。

聞くところによると、大人買いしたい客に現金の持ち合わせがない場合が多く、特にみかん箱買いなどの大口の販売機会を逸することが多かったとのことです。

それで、どこでもカード決済に対応できるこのようなサービスを導入し、クレジットカード払いの手数料(現行3.24%とのこと)を負担しても売上が上がるということでした。

お客さんの署名も画面上に入力する電子サインで、レシートも「メール送信」が基本となります。

ここで見たサービスは、coineyというサービスでしたが、カードリーダーは1契約につき1個は無料で配布されるようです。

面倒な有線端末を購入する必要もなく、クレジットカード決済自体を、スマホタブレット持ち運びによってどこでも(Wifiかモバイルの通信環境は必要ですが)できることになるのは大変便利です。

これを利用するれば、個人レベルでも、例えば蚤の市での出品や飲み会の代金精算の場合などでもカード決裁が利用できることになります。

いつもにこにこ現金払いのこの国で、少額決済世界においてもカードや電子マネーの競争が熾烈になってきました。

いつも現金の持ち合わせが少なく、行きつけの飲み屋でついに隣のお客にお金を借りてしまった筆者からは以上です。

(平成26年11月1日 土曜日)

モバイルペイメントサービス各社