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2015年10月28日

グーグルがアルファベットに発展

世界最強の検索企業グーグルが、いつの間にか持ち株会社アルファベットの子会社となっておりました。上場企業としてはアルファベットで、グーグルはあくまでその傘下の一子会社となっているわけです。

日本の銀行などにおいても、なんとかフィナンシャルグループの下に銀行や証券会社や信託会社やリース会社やカード会社、ノンバンクなどがぶら下がっている金融持ち株会社が流行りですが、やはり中核事業は巨大なシステム装置産業である銀行業であることは論を待ちません。

グーグル、いやアルファベットにおいても、その中に占める売上高や利益の9割以上はグーグル事業からのものでありますから、現時点では単に会社を分けただけということなのですが、創業者や重要幹部が軒並みアルファベットに移籍したことから、グーグル、もといアルファベットが検索企業のグーグル以外の新事業により本腰を入れるという方向性は明確になりました。

要するに、今まではグーグルの新事業と言っていたのが、グーグルとは並列の事業をアルファベットが新たに手掛けるという意思表明です。

しかし、検索広告による収益モデルで世界を制覇した同企業が、二匹目のどじょうを簡単に見つけることができるかは未知数です。

現在、オートメーションカー事業や宇宙開拓事業、ロボットや人工知能といった派手な事業に惜しげもなく巨額の資金と人材を投入しているようですが、この開発もグーグル事業からの資金供給がなければ止まってしまうのです。

世界のデータを握り続けるグーグル事業にも巨額のサーバー設置コストやプログラム開発コストや人材獲得コストがかかりますから、あまりそういった大切な経営資源を「道楽」に振り向けていては株主や取引先に突っ込まれることにもなります。

事実あの「マニア」故スティーブ・ジョブスからすら、グーグル創業者の二人は「君たちは手を広げすぎている」といわれたというくらいです。

モノ言う株主にしてみれば、アルファベットの株を買い占め、こうした不採算の事業は切り離し、グーグル事業だけ切り出し株価を上げて売り抜けるといった「作戦」も透けて見えるのです。

それでもアルファベットを設立しました。

グーグルの二人はいつもフロントライン(前線)に立っていたいのでしょう。

それが、アップルよりもアマゾンよりもアルファベット順で上位に来る社名に賭けた、ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンの覚悟なのかもしれません。

グーグルのブログシステムのいちユーザーに過ぎない筆者ですが以上です。

(平成27年10月28日 水曜日)
グーグル社の再編