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2015年11月7日

ホットな国アイスランドを紹介します

2015年11月、人口わずか32万人、日本の中規模市に過ぎない規模の小国が、昨年のサッカーワールドカップ3位にもなった強豪オランダを破り、破竹の勢いでユーロ2016本戦出場を決めました。

同国代表初のユーロ本戦出場であり、ワールドカップなどを含む主要大会でも史上初の本大会出場となりました。

ワールドカップよりもレベルが高いとも言われるユーロ本戦への出場を決めたのは、アイスランドです。

スコットランドの北のフェロー諸島(デンマーク領)からさらに北に向かったところにあるアイスランド島にある共和国です。

9世紀にノルウェー人とスコットランド、アイルランドのケルト人が定住したのが始まりと言われ、それまでは完全な無人島であったということです。

そして、彼ら移民たちは王による統治ではなく、民主的な合議による自治を目指し、西暦930年に中世世界初の民主議会「アルシング」を発足させます。

つまり、正真正銘の今に残る元祖「共和国」なのです。

以後ノルウェーやデンマークの支配下に長く置かれますが、戦後すぐに独立を回復し今に至ります。

少し前まで、金融産業を国家の主要産業に据えてきましたが、リーマンショックに端を発する2008年の世界的な金融危機に見舞われ国家破綻の危機を経験しました。

今は長い回復の途上にありますが、サッカーの世界でも金融バブル時代に世界中から集まった有名選手がその崩壊と共に去った後、一軍に上がってきた地元自国の選手が頑張ったのでしょう。

今回、ユーロ本戦出場の殊勲を挙げました。

人生万事塞翁が馬です。

言語はアイスランド語で、ノルウェー語やデンマーク語、スウェーデン語に近いと言われますが、英語やフランス語、スペイン語からの外来語の侵入が少ないため、古ゲルマン風な趣を保っているということです。

しかしながらこの国もサッカーに限らず世界に通用するため、中学校からの英語教育には力を入れており、国民のほとんどが英語も堪能だそうです。

自国の文化を守ることと、世界に通用すること、この二つをバランス良く伸ばしているお手本なのかもしれません。

長らく英語を習っていますが、なかなか基本的な会話すらままならない筆者からは以上です。

(平成27年11月7日 土曜日)


アイスランドの滝