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2017年3月20日

積上げた才能の上に驚くほどの短期間で名作が降りてくる瞬間が訪れる




2017年3月の記事です。

情熱大陸というロングセラーのテレビ番組のオープニングのテーマ曲を聞いたことがある人は多いと思いますが、このバイオリン曲の誕生秘話を作曲者の葉加瀬太郎(はかせたろう)氏が述べておられました。

突然の番組制作側からのオファーだったようで、締め切りまで1週間というタイトなスケジュールであったことから、その当時ライブでやっていたオリジナルの曲に、別の曲のサビの部分(AメロBメロ)を二つほど合わせて差し込んで、テイストもやっつけで作ったということです。

さらに、録音(レコーディング)も専用のスタジオではなく、防音も当然ないアパートでそのまま録音したことから、町の雑音も入ってしまっているという状況で納品されたそうです。

しかし、これが空前のヒットとなり、バイオリニスト葉加瀬太郎の名を一躍有名にしたのです。

このように、空前の名作が、驚くほど短期間に出来上がるという例は、結構あります。


ドラクエの「勇者ロトのテーマ」も5分


例えば、RPGの金字塔ドラゴンクエストのオープニングテーマを手がけたすぎやまこういち氏によると、このテーマはまさに天から降ってきたようなもので、締め切りまでの1週間の中の、わずか5分で出来たと言っておられます。

しかし、すぎやま氏はすぐ付け加えます。

「5分と54年」と。

それまでの、作曲家としての全てを捧げた54年間の人生があったからこそ、5分の刹那が生まれて名曲が生み出された、という強烈なメッセージです。

戦争映画の古典的名作と評価の高い、「プライベート・ライアン(Saving Private Ryan)」という1998年制作のスティーブン・スピルバーグ監督の作品がありますが、こちらも、3時間という大作を、当時の映画制作しては記録的な60日間(2ヶ月)という驚異的な早撮りでクランクアップさせました。

こちらも、主演のトム・ハンクスらと綿密なすり合わせを行い、あとは一気呵成に作ってしまうという好例でしょう。

翻って、なかなか筆が進まず、構想も散漫なブログ記事の筆者からは以上になります。

(平成29年3月20日 春分の日 月曜日)