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2017年3月21日

組織が大きくなり各部門が専門化し効率を追求するとコミュ不足に陥る



2017年3月の記事です。

全体統制が取れていない筆者です。

本日は、事業の発展と安定性を追い求めて組織づくりをしていった結果、各部門が専門化して効率を追求するあまり、全体のサービス提供としてはおかしなものになってしまい自滅した、そのような事例を反省にあげて、今後の仕事や業務のやり方に生かしたいと思います。

キュレーションサイト、という情報提供サイトを「運営」して、記事に載せた広告収入で事業モデルにしようという試みがプロ野球横浜ベイスターズも保有するディー・エヌ・えー(英語: DeNA Co., Ltd.)という会社が始めたところ、センシティブな医療系記事を専門的な見地からの検証なく大量に配信し、加えて原作者の事前了承なしに転用していたことから大問題になって閉鎖に追い込まれた、という問題です。

DeNAはインターネットにおけるオークションならびにショッピングサイト、およびモバイル向けポータルサイトの企画・運営等を行っておりますが、こうしたインターネットの力によって急成長した会社は、インターネットに転がっているものは何でもタダ、という誤った認識と自身の業界での(高い)地位にいつしか選民意識すら芽生えて、かような事故を招来させてしまったように見えます。

すでに会社の自浄作用がなかなか期待できないことから最近トレンドの「第三者委員会」による調査報告書が出て、これが公表されるという事態になりましたが、この中で触れられている「苦言」が非常にもっともだと頷けるものでありましたのでご紹介いたします。


第三者委員会レポートからの異例の「苦言」


「当該事業推進における社内コミュニケーション不全」

と題した一節で、キュレーション事業におけるコミュニケーション不全に何らかの形で関係していた全ての役職員に対して、以下の苦言を呈しておく、とあります。

曰く、

・上司には、部下からの諫言にも耳を貸す寛容さが求められる。それがなければ、誰も上司にものを言わなくなる。
・イエスマンだけで周囲を固めることは、心地良いかもしれまいが、何も見えなくなるだけである。
・上司の一言が部下に与えるインパクトは、その一言を発した上司の想像を超えることがある。「そんなつもりはなかった」では取り返しが付かない。
・上司が言葉足らずだと、その組織には、上司の考えを忖度する文化が生まれる。
忖度が常態化すると、思い違いによる組織の意図せぬ暴走を招く。
また、上司の考えを忖度することばかりにとらわれた部下は、次第に自律的な思考をしなくなり、内向きな議論ばかりするようになる。(以下略)

といったところです。

忖度(そんたく)という言葉がこれほどたくさん出てくるところに、組織におけるコミュニケーション不全が招く危険性と危機感が現れているのだと強く思いました。

そもそも、会社組織が大きくなっている以上、やる業務の拡大と共に、コミュニケーションの総量も爆発的に増えるはずです。

そうなっておらず、逆にコミュニケーションの総量が減殺し、ただ淡々と各自各部門が作業に没頭していて会話がないのは問題であるという至極もっともな話であると改めて思いました。

家庭内ではもっと忖度すべきと言われております筆者からは以上です。

(2017年3月21日 火曜日)