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2017年3月30日

空売りは先に売って後で買うことでそれ自体に悪い意味はないという話



空売り規制という言葉があります。

相場操縦の温床として、当局側からは大変煙たがられている存在です。

しかし、空売りという言葉や定義自体に悪い意味はありません。

先に安く買ってから、高く売ろうとするのが普通の投資ならば、先に高く売っておいてから、後で安く買おうとするというのが空売りの本来の趣旨であり、必ず反対売買をしなければ利益(もしくは損)が確定しない投資の仕組みからすれば、前後の話に過ぎないからです。


ただ持っていない株は売れない


しかしなぜ空売りがここまで規制されるのかというと、持っていない株は売れない、という単純なルールなのです。

つまり、通常の「売り」は自らが既に持っている株を売るわけですから問題ない、そこで一連の取引は終わるわけですが、空売り、となると、最後の決済のときに、同様の株をどこからか仕入れてこなければならない、ということなのです。

通常、それは場に転がっている株を買ってきて決済することになりますが、例えばここで、株価が空売りしたときより高騰していたとします(踏み上げといいます)。

この場合は株を調達できず損失が青天井、となり取引の安全性が損なわれてしまうのです。

気をつけたいものです。

相場の読みの悪さに定評ある筆者からは以上です。

(平成29年3月30日)