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2017年4月4日

ノーベル平和賞という賞は政治的な色彩を帯びざるを得ないという議論

トルストイ「戦争と平和」



2017年4月の記事です。

ノーベル平和賞は創始者のノーベルがもっともこだわった賞なのですが平和の定義が立場や思想によって曖昧なので非常に議論を呼ぶ賞となっています。

オバマ大統領といい2012年の欧州連合といい、受賞するのもまだ早かったのではないかと思うのです。


特にEU(欧州連合)といえば複数の国で成長率などを約束しておきながら、できなかった国の分のつけを、それを法律・団体責任という名の下に何の非もない真面目な他の加盟国に等しく責任を押し付けようとしたあまり褒められないシステムであり、欧州金融危機という全世界に悪影響を与えた張本人なのではないでしょうか。


そして今回のイギリスのEU離脱、トランプ大統領誕生、そしてフランスにおいても極右政党の党首が大統領になろうかという勢いです。


フランスでは極右のル・ペン大統領候補が台頭中


女性のル・ペン候補は、テロ事件で自らも傷を負ったことのある経歴と、同じく極右政治家だった父親の思想を受け継ぐものとして、今非常に人気が出てきています。

彼女らの主張は移民排斥とEU離脱ですから、残る大国はドイツのみということになり、EUの経済力は危殆に瀕することになります。

EUの仕組みでは、こうして各国の主権を認める中で、そもそもちゃんと経済改革をおしすすめているのかを監視する機構すら独立国の内政干渉の壁がありできにくいのです。

EUがノーベル平和賞を受けることになったとき、その受賞においてはそもそも誰が真の代表者なのかというせめぎあいがありました。

日本のみずいろフィナンシャルグループもビックリの3頭体制、すなわち、当時のファンロンパイEU大統領とバローゾ欧州委員長、シュルツ欧州議会議長の3人が授賞式に出席したようですが、さて受賞のスピーチはどうしたのでしょうか。

筆者は寡聞にして存じ上げません。

そんなEUがゆるやかに崩壊していくさまをこれから見ることになるのでしょうか。

フランス大統領選挙からも目が離せません。

政治大好きの筆者からは以上です。

(2017年4月4日)