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2017年4月7日

公僕といって其の地位の者に何でも言い放っていいわけでは決してない



おはようございます。

平成29年4月時点の記事です。

今回は、公僕が背負っている責任とその職務や職務従事者に対しては一定の尊重をもった態度で臨むべきではないかという問題提起をしたいと思います。

平成29年4月4日の閣議後に、復興担当相の地位にある今村大臣が行った記者向け会見において、記者の質問に怒った大臣が会見を打ち切ったという事案が起こりました。

大臣が「激昂」した部分の動画や映像が繰り返し繰り返し報道され、どうも横暴な大臣であるという「印象」を与えたいのかのように見えます。

しかし、実際のやり取りはどうだったのでしょうか。

意図的な「編集」がなされてはいないのでしょうか。

筆者は、「原典」にあたる平成29年4月4日午前10時から行われた閣議後会見の動画を見ましたが、その一部始終をきちんと見た人は別の印象を受けると思いました。

問題となった論点は、福島復興に関する自主避難者に関するものです。

自主避難者とは、政府の避難指示の範囲でないところに住む人でも、自主的に福島県外に避難した方で、こうした自主避難者に対しても政府は震災発生から6年間にわたり、自主的に住宅援助を行ってきたという事実があります。

今般、その自主避難者への住宅の無償提供を、震災後6年を経た2017年3月末をもって福島県が打ち切ったというものです。

東日本震災後、6年もの長期にわたり「自主的に」避難していた方への住宅の無償提供が行われたということに対し、大臣に対して「自称」フリーランスの記者と名乗った質問者は、執拗に国としての対応を詰(なじ)ったような質問を繰り返しました。

そもそも自主的に避難した人に対する援助を福島県が終了したことに対して国の復興大臣に問うこと自体あまり建設的な議論ではないのですが、それでも大臣はかなり丁寧に答えています。

それでも、質問者の自称フリーランス記者は、自主的に避難した人たちに「6年間」援助をおこない、それが、打ち切られたことに、「質問」という形をとっていますが明らかに「異議」を唱えています。

そもそも福島県が始めて今回終了したこの自主避難者への援助について、他府県にも自主的避難者がいて帰れないからこれは(地方公共団体レベルを一段階超える国に)まとめて面倒を見ろ、このように「自称」フリーランスの記者は執拗に主張しているのです。

これは質問ではありません。

自主的に避難した人たちに「6年間」(政府が定めた避難区域を唯一持つ福島県という県が)、県レベルで援助を行い、そして今般それが打ち切られたことに、この「自称」フリーランスの記者は異議を唱えている(自分の主張をしている)というわけです。

さらに、一連の「質問」はさらにエスカレートしまして、この「自称」フリーランスの記者は、「福島」のみならず、「群馬」や「栃木」、「千葉」からの避難者に対しても「帰れないから避難生活を続けなければいけない。それは国が責任をとるべきじゃないでしょうか」と質問(主張)しています。

質問というより、

「帰れない人はどうするんでしょうか」
「栃木からも群馬からも、千葉からも避難されています」
「自己責任ですか」
「責任を持った回答してください」

といった自らの主張を畳み掛けているだけで、控えめに見てもかなり強引なものであり、「質問」の体をなしていないものだと思います。

これに対して、今村大臣はあくまで自主避難であることから「本人の責任」であり「本人の判断」だと答えています。


大臣の貴重な時間と他の質問者の時間を奪った


結局、「自称」フリーランスの記者はネチネチと同じことばかり執拗に迫って大臣を怒らせて、結果として他のジャーナリストの建設的な質問や大臣の前向きな答弁の時間を奪ったものと考えております。

しかもそのように執拗に質問にならない畳み掛けで挑発した側の「自称」フリーランスの記者個人が公式には表に出ないのは衡平でないとも思います。

控えめに申し上げまして、復興大臣という、大きな責任を負い職務に精励している公僕に対し、敬意の一片もないあまりに失礼な物言いであると考えております。

今村復興大臣は、かのお歳においてはあまり似合わないであろう派手な「エヴァンゲリオン」の青いネクタイをしていますが、これは、この福島県にあるアニメ製作会社から大臣に贈られたこのネクタイを毎日締めて、復興の心意気と福島の人たちに対する心寄せとしているのです。

公僕だからといってその者に何でも言っていいわけではありません。

公僕も等しく働き税金を納めております。

さらに一般公衆の安寧平和のため、陰で血の滲むような苦労をしているのです。

大臣しかり、自衛隊しかり、公務員しかり。

海軍招集兵・戦後は市役所職員の祖父と、警察官を務めた父を持ちます自称ブロガーの筆者からは以上です。

(平成29年4月7日 金曜日)