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2017年5月11日

データを可視化することにより前向きな議論が期待される幾つかの理由




おはようございます、2017年5月のデータをお送りいたします。

相変わらずアニメ好きの中年の筆者です。

さて、前回アニメコンテンツがどのように売り上げ展開していてこうした版権を持っている会社に対して利益貢献しているのかという表をお見せしたところ、結構な反響がございました。

そして、そのコンテンツごとの売上高の年度推移を表にしたものを写真にして見せていたのですが、最近こうした表を簡単にグラフ化して可視化するツールがいろいろ出てきているのでご紹介したいと思います。

現在、こうしたデータ可視化ツールとして先頭を走っているものの一つとして、アメリカ発のTABLEAU(タブロウ)というソフトがあります。

スタンフォード大学でコンピューターサイエンスを専門に取り組んでいた学生がその研究室からスピンアウトして創業したTABLEAUは、データーベース(いわゆるエクセルのシートなど)を可視化し多様なグラフィックにする専用のコンピュータ言語や仕組み(ソフト)を研究し、2005年に最初の汎用ソフトをリリースしました。

その後研究はユーザーを巻き込む形でスパイラル型に進められ、TABLEAUは巨額の研究投資による赤字もものともせずツールであるTABLEAUソフトを鍛え上げ、そうして日本にも進出し、筆者のような日本の田舎のいち素人ユーザーにも届いた、というわけです。

ちなみにTABLEAUはアメリカの証券市場に上場していますが、その上場記号(ティッカー)はDATAといい、データに関する同社のこだわりが感じられる内容となっております。


早速売上推移のデータを可視化してみました


早速、先日のエントリーで示してみたバンダイナムコホールディングスが発表した決算資料による知的財産(いわゆるキャラクターの版権)別に紐つく売上高推移と予想を3期分可視化してみました。

可視化してみますと、一目瞭然です。

ドラゴンボールのリバイバル(再投資効果)による売り上げ増、しかもそれは2018年度の業績にも大いに貢献することが一目瞭然であり、対して妖怪ウォッチはかなり売り上げを落とすトレンドにあることがわかります。

可視化することで、トレンドやコンテンツごとの重要度も一目でわかり、表の数字とにらめっこしながら頭の中で割合を視覚的に再構成せずとも前提がわかり、その上での建設的な議論(この場合妖怪ウォッチにもう一度テコ入れの投資をすべきか否か)ができるようになるわけです。

この効用は大きいです。

これまでの会議の資料は、その経営なり事業の状況を「把握」するまでが一苦労であり、その上で本来なされなければならない今後の事業の方向性や力の入れ方についてはなんとなく消化不良のままの経験と勘に基づくものを繰り返して精神論で絞めて終わり、というような会議が多かったような気がしています。

こうすれば、細かいところはおいておいて視覚的に一発で事業環境の状況を把握することができるので、同じファクトとしての認識のもと、建設的な一歩進んだ議論ができるというわけです。

このように、物事を視覚化するというのは、よくあるチャート図やベン図をホワイトボードに書いて悦に入るのではなく、実際の事実としてのデータを使って行うべきものであり、そうすることで事実に基づいた地に足の着いた議論が行われることにつながるということになりそうです。

データの可視化も、プログラミングを行うプログラマの専売特許ではなくなってきました。

今後、英語と並んでビジネスマンには必須のスキルになることは間違いないと思っています。

いまだPCブラインドタッチができないので、文章入力の速度が上がらない筆者からは以上です。

(平成29年5月11日 木曜日)