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2017年5月7日

フェイクニュース全盛の起源は昭和の日本の漫画誌上にあったという話



2017年5月の記事です。

近年、フェイクニュースというのが世間をにぎわすようになったと思います。

最近ではフェイスブックやグーグルといったSNS系のサイトや動画に本当ではない記事やニュースが掲載されるという問題でフェイクニュースということが言われるようになったように思いますが、少し前を振り返りますと、日本発祥の虚構新聞がそのはしりではなかったかと思います。

虚構新聞とは、京都近辺の滋賀県に居を構える社主UK氏が主宰するフェイクニュース媒体で虚構新聞という名の通り冗談を売り虚構世界のニュースを配信しています。

面白いことに、紙面の広告も一部虚構にすり替わっており、徹底しております。

記事内容も、現実と虚構のはざまに潜む面白さを抉り出すものに仕上がっており、社主主筆のレベルの高さが推測されます。

このように、虚々実々のニュースサイトですが、実は、これらのフェイクニュースが有名になるはるか前に、少年週刊漫画誌に彗星の如く登場したフェイクニュースの元祖ともいうべき存在を紹介したいと思います。



民明書房刊と言えば思い出す人もいるかも


それは、少年ジャンプ「魁!男塾」で引用された各種武術系の関連専門紙です。

民明書房や太公望書房といえば、その存在を思い出す方々も多いのではないでしょうか。

作中登場する超人的な格闘技の解説によく出てくる民明書房ですが、もちろん民明書房の解説は全て虚構、フィクションなのですが、なんとなくもっともらしいエピソード(これも虚構)や専門的学術的用語を駆使した解説コラム欄は読者の人気も高く、少年誌としては異例の文字の多さながら民明書房の解説は作中に出てくるいわゆる「技」の公式解説本として絶大な人気を誇りました。

そのうち漫画の中であるところを忘れてしまった読者が、本気で民明書房の書籍を東京神田に探しに出かけるといった嘘か本当かわからない逸話もあるくらいで、間違いなくこの民明書房等のフェイク出版社のフェイク記事が、現在のフェイク市場の歴史、土壌を作ったといえると思います。

フェイクか本当か、嘘か真か、ますます見極める眼力が読者に求められる世の中になったといえそうです。

正確であることを追及してはいますが、ブログ記事の内容には妄想が混じっており責任を持てない筆者からは以上です。

(平成29年5月7日 日曜日)