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2017年6月20日

アマゾンが実店舗の書店に続き食品小売大手ホールフーズを買収した話




おはようございます。

2017年6月の記事です。

米国のオンラインショップ最大手のアマゾン・ドットコムが、自然食品有機食品小売大手企業である米国ホールフーズ・マーケットの買収を発表しました。

ホールフーズといえば、日本にも展開してきているウォールマートやコストコ、それからクローガーといった米国小売大手の先鞭をつけて、食品小売大手であり、有機野菜の販売や自然食品の推奨などを第一に取り入れた先進的企業でした。

しかしながら、最近ではウォールマートやコストコといった他の小売大手も同様の販売手法を取り入れ、ドミナント展開していく店舗出店競争が激化し、また商品の差別化もしにくくなってきたことから、より一層のコスト削減圧力が物言う株主から突きつけられているという状態でもありました。

そんな中、世界最強の買収能力を持つビッグファイブ(アップルグーグルマイクロソフトバンクアマゾンフェイスブック)の一角、世界中で最も多くの小売売り上げをあげているであろうアマゾンがスーパーマーケットの実店舗網を買収するとは資本市場のみならず消費市場の現場においても衝撃が走ったことは想像にかたくありません。


いよいよアマゾンがリアルな世界に登場か



食品小売関連株は下落し、アマゾンは上昇したのです。

通常、自らの事業に関係のない事業領域に打って出ることが明らかになった場合の株価の反応は冷めたものが多いです。

関係ないのですから、既存事業領域とのコラボレーションも期待できないわけです。

しかしながら、アマゾンはオンラインで選定して買えるものを揃い尽くし、今度は生鮮食品や有機野菜など、見て触ってからではないとほとんどの消費者が消費行動を起こさない、そんな商品についてもアマゾン方式で何らか売れるのではないかと踏んだものと思われます。

今後、リアル店舗とネット販売をどのように組み合わせていくのか非常に注目されます。

生鮮食品といった領域まで今後アマゾンが進出していくとすれば、それは相当な脅威となりましょう。

また、ネットとリアルの融合というのがさらに進み、店内にいながら配送はアマゾン経由で届くといったサービスも現実になってくるのかもしれません。

買い物するほどお金がないエア消費者の筆者からは以上です。

(平成29年6月20日 火曜日)