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2017年6月24日

成田屋の妻の小林麻央さんが旅立った日に思ったことを書いておきます




2017年6月、成田屋の屋号で活動する歌舞伎役者市川海老蔵の妻の小林麻央さんが乳がんで亡くなりました。

享年34歳ということです。

小さい2人のお子さんと夫の海老蔵を残し先に旅立たれたわけですが、小林さんは乳がんの深刻なステージであることを2016年6月に公表してから2017年6月までよく頑張ったと思います。

そして、この小林さんの死を悼んで各方面から声が寄せられておりますが、筆者が最も感慨深いことととして思ったのは、自らが近しい人を若くして亡くした、特に急ながんや死に至る急病、そして交通事故などで近しい人を失った人たちの自分たちの言葉が溢れたことです。

がんで妻を亡くした人、急病で夫を亡くして小さい子供をかかえて途方にくれた人、また自らがんサバイバーとして頑張っていることを公表した人、それはもうそれぞれですが、この小林さんの死に際して、それぞれの思いが一度に解放されたような、そんな気がいたしました。

筆者も近しいわけではありませんが、親しい友人の妻(妻の方も友人でした)をスキルス性胃がんという非常に厄介な病気で亡くした経験を持っております。

こちらも幼子たちを残し、特に下の子は生まれたばかりの数ヶ月という状況で母親がこの世を去らねばならないという状況の中、残った夫が葬儀の最後に妻の名を呼んで絶叫したことをついさっきのように思い出しました。

フェイスブックなどの情報発信手段が発達し、このようなかなり個人の深い部分まででも、公表し人の目に触れるように発信できるようになりました。


人が伝えたいことを伝える手段が増えた



良いことだと思っています。

小林麻央さんも、乳がん公表からブログを開設して、日々のことや病気のこと、また生きるということそのものについて語ってきました。

読みながら、これはかなわないな、はるか深いところに行っていると思わずにはいられませんでした。

思えば、どんな人間も死に向かって進んでいることを考えれば、がんという病気については、その速度を早めたわけですが全くもって生きていることに変わりはないわけです。

むしろ、生きるということにこれだけ真剣になれたその境地に達することは少なくとも現在の自分では不可能だと思いました。

自分もいずれ死ぬでしょうし、その時はできるだけ今から遠いことを望みますが、それでも間違いなく死に向かって進んでいるということを肝に命じて、やっておくべきことはそらさずやっておこうとそんなことを思いました。

小林麻央さんのご冥福をお祈りいたします。

今日はここまでです。

(平成29年6月24日 土曜日)