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2017年7月14日

2017年に性犯罪を厳罰化する改正刑法が施行され親告罪規定が撤廃




おはようございます。

2017年7月の重要なお知らせです。

110年ぶりという大きな法改正として、2017年7月13日に、新しい改正「刑法」が施行されました。

刑法の性犯罪規定に関する抜本的な改正は明治時代の1907年の刑法の制定から初めてのものです。

目的は、性犯罪を厳罰化するというもので、これまで被害者側からの親告を必要としていた強姦罪や強制わいせつ罪につき、被害者等の心理的負担や犯罪抑止防止効果の向上のため、告訴を必要とせず起訴訴追できる通常の「非親告罪」に改めました。

施行前の同様の犯罪についても、告訴を遡及的に不要とすることになります。

一方、社会的要請が高まっている性犯罪の抑止効果を高めるという目的に合わせて、事件の処分や捜査起訴の過程で被害者のプライバシーや心情にとりわけ配慮するよう求める通達を法務大臣名で全国の検察組織に出しました。

検察の指揮に従い警察は犯罪捜査を行いますので、この通達は全国の捜査機関に周知されたことになりました。

検察官や裁判官には被害者心理の研修実施を求めた衆参両院法務委員会の付帯決議を添付し、特に留意するように要請したのです。


強姦罪は男女全てに適用される強制性交等罪に



加えまして、これまで強姦罪と呼ばれていた犯罪名を「強制性交等罪」に改め、女性のみに限定してきた被害者の性別規定も撤廃し、人に対する一般的な犯罪と定義され直されました。

そして法定刑下限を懲役3年から強盗罪と同じ同5年に引き上げました。

さらに、「監護者性交等罪」「監護者わいせつ罪」を新設しました。

監護権のある親などがその影響力を悪用して18歳未満の子にわいせつ行為などをした場合、暴行や脅迫がなくても処罰されることになります。

歴史的な変遷を経て、ようやく刑法も110年ぶりに世の中の潮流に合わせた改正を行うことができました。

国会による政治が身を結んだ一つの大きな成果だと思います。

できるだけ多くの人々が、自由に暮らせる世の中が理想です。

20年以上前に大学で学んだ刑事訴訟法のゼミ講義を思い出しました。

たまには真面目なお知らせもいたしますこちらのブログからは以上です。

(平成29年7月14日 金曜日)