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2017年7月20日

子供のやることに親が出しゃばってもあまり良いことはないなと思う話



おはようございます。

2017年7月、今日のニュースです。

全国のみなさん、改めて誰かの子供であることは間違いありません。

そして、どんな方も、幼少期をそれなりに過ごしてきた時に、親もしくは保護者からいろいろと守られたり諭されたりして行きてきたことと思います。

しかしながら、子供と親とは別の人格ですから、あまりに子供の人生に容喙しすぎるとお互いに不幸になることもあるようです。

子供のやることに親が出しゃばってもあまり良いことはないなと思う話としまして、自分の娘の交際相手に侮辱メールを送りつけた母親が、そのメールを受信した後に自殺した息子の遺族から損害賠償の請求を受け、一部支払いが認めたという事案がありました。

判決等によりますと、自殺した少年は中学校3年生であった2012年11月ごろから同級生の少女(被告の娘)と交際を開始しました。

その後2013年4月より二人は別々の高校に進学し、いわゆる学力的により高いと言われる高校に少女側が進学したこともあり、少女の母からは交際を反対されました。


いきすぎたメールが紛争の種に



少女の母親は、少女のことを思ってか少年に対する対応が度がすぎたようで、2013年6月、「大事な娘を傷つけて」「娘も(少年とは別の進学校に通う男子生徒と)良い感じなので、もう姿を見せないで」「娘と付き合おうとするのが大間違い!」などと記した電子メールを少年に送ったということです。

少年はメールが届いた日に飛び降り自殺したということです。

判決は「自殺を促す直接的な記載はない」などとしてメールとの直接の因果関係までは認めなかったものの、こうしたメールの文面を送ることは、「少年を強く侮辱し、自尊心を著しく損なうもの」であり、許されない人格非難と指摘し、少年の人格権への侵害として少年の母に慰謝料等として合計440万円の支払いを命じたということです。

地裁レベルの判決ですから、控訴の道もあるでしょうから、本事案の最終決着はまだ先であろうと思いますが、ここで重要なのは、子供のために良かれと思ってしたことであっても、他人の子供(他人です)に対してあまりにも常識を欠いた対応をすれば、正当に罰せられる(本件は民事ですので厳密には民事上の損害賠償にすぎませんが)ことになるということが明らかになったという点で、非常な転換点だと思った次第です。

子供の教育に全面的に責任を追うのは親や保護者であることは間違いありません。

国家が、社会が、教育すべきとは思いません。

あくまで、個人としての親の力量に全てかかっており、地域社会や国家はその支援や環境整備をすることはできても、教育そのものは親が与えないといけないと考えています。

しかし、その我が子への思いが過度に発揮され、他人を傷つけるようになってしまわないように気をつける必要があります。

この場合、ふさわしい人と付き合うように、この母親は自分の娘に対してまず教育すべきでした。

別れ話も自分の娘を通じて進めるべきだったのです。

自分の子供に対する監護権は、当然に他人の子には及ばないので、自らが期待する方向に、まず自らの子供に対して向き合うというのが大切だと改めて考えた話でした。

などと書きますが当然に若い頃はやんちゃだったことは否めない筆者からは以上です。

(平成29年7月20日 木曜日)