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2017年8月2日

ヒトモノカネがいい塩梅で揃うと何かが生まれるかもしれないという話




おはようございます。

2017年8月の記事です。

暑い毎日ですが、それでも経済は動いています。

そして、日々新しい商品やサービスが生まれてしのぎを削っています。

そんな中、新しい事業というのはどのようにして生まれるのかということを少し考えてみました。

新しい事業、といっても宇宙から降ってくるような本当に突拍子もないものではなく、なかったけれども社会的に有用で、やっていることが社会のさまざまな問題解決のアプローチになるのかといった方向で考える、ごく普通の隙間ビジネスやIT技術の進展により新しく出てきた事業領域の話になります。

革新的であるといっても、似たようなサービスや商品は実は既存のものにもあって、それを非常にユーザーフレンドリーに組み直したところで爆発的に広がったというようなものです。

例えば、黄色い駐車場サービスで有名な会社が始めたカーシェアというサービスがあります。

これは、従来のタクシーやレンタカーと違い、車を集団として共用するという考え方です。



普通の時間貸し駐車場からスタート



既存の時間貸駐車場の奥の方に、カーシェア用の専用駐車場があり、そこにいろいろな車がカーシェア用として停められています。

この車を、スマホやPCでいつでもどこでも「予約」して借りる、すなわちカーシェアします。

カーシェアした時間に応じて、料金がクレジットカード等で自動で決済され、PC画面やスマホ画面から利用明細もダウンロードできます。

ここでのポイントは、あくまでカーシェアでありレンタカーではないということです。

したがって、貸出時に必要な説明を受ける必要もなく、レンタカー屋の人と借りるときに車の周りをぐるっと回って傷がないか点検するといった手間はありません。

さらに、カーシェアですから燃料をいちいち満タンにして返すという手間もいりません。

燃料が少なくなって来たら、車内に備置している専用カードで給油所で給油するだけです。

そのガソリン代金もカーシェア代に含まれています。

会員になれば送られてくるICカードを、車のバックガラスに設置しているICリコーダーにタッチすれば、鍵が空き、車の中のキーボックスからキーを取り出してエンジンをかけます。

使い終わったらエンジンを切って、車のキーをキーボックスに戻してそのまま出て、ICカードをバックガラスにかざせば、そこで利用終了と同時に鍵がかかります。

非常に簡単です。

元に戻らないと返却の手続きができないので、乗り捨てられるという心配もありません。

こうした簡単なアプリ開発とドミナントな展開(タイムズの駐車場には大抵このカーシェアサービス車もおいてある)で、一気に市場を創造したのです。

このように、考える人、利用する人、そして車を大量に仕入れて配置するための資金が揃うと、新規事業として世の中に認知される「閾値(いきち)」を越えることができ、事業は着実に成長していきます。

もはや、車などの大型耐久消費財を所有して楽しむという時代は過ぎてしまったのかもしれません。

音楽も、ダウンロードして購入する時代から、ストリーミングで揃っている音楽を都度撰び取る時代になったように、あらゆる世界でシェアリングエコノミーというのが進んでくるのかもしれません。

割り勘の飲み会では割負けないように頑張るあさましい筆者からは以上です。

(平成29年8月2日 火曜日)