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2017年8月7日

2017年世界陸上男子100メートル決勝の結果に見る報道の姿勢という話




おはようございます。

2017年8月の暑い夏の記事です。

スポーツ大会が目白押しなこの季節ですが、世界陸上が行われ注目の男子100メートルでは、35歳のジャスティン・ガトリン選手(アメリカ)が9秒92で優勝しました。

そして、21歳のクリスチャン・コールマン選手(アメリカ)が9秒94で2位となりました。

それから、今大会を最後に引退するウサイン・ボルト選手(ジャマイカ、30歳)は9秒95で3位となりました。

優勝したガトリン選手は、2004年アテネオリンピックで優勝(金メダル)に輝いてから、2度のドーピング検査による失格、処分を経て35歳での鮮烈な復活を遂げました。

テニスの世界でもフェデラー選手やナダル選手が30代半ばで最高峰の大会で決勝を戦ったり優勝したりするなど、選手のケアとスポーツ医学やトレーニングの向上により、選手生命は伸びているという印象がありましたが、最もスプリント力の試される100メートル走という陸上競技において35歳で9秒92という記録を出すとは驚きです。



世間の注目はボルトばかりだったのか



しかしながら、このような偉業であったにも関わらず、新聞等の紙面では、「ボルト3位で有終の美を飾れず」といった記事が大勢を占めているようで、少々残念です。

たとえば、こんな感じです。

〝男子100メートル決勝が行われ、今大会で現役引退を表明している“人類最速の男”ウサイン・ボルト(30)=ジャマイカ=は9秒95で3位に終わり、個人種目ラストランを飾れず、最速伝説に終止符が打たれた。〟

もともと、世界記録9秒58の保持者であるボルト選手が、この大会で引退することは随分前から公表されておりましたので、ニュース性には乏しいと思います。

でありながら、やはり優勝して引退することをマスコミは期待したのでしょう。

それはそれとして尊重しますが、結果が出た以上は勝者をまず讃えるべきだと思います。

ガトリン選手にも、2位のコールマン選手にも、そしてボルト選手にも失礼な気がします。

そして、同選手権、日本選手団は3人(サニブラウン・ハキーム、ケンブリッジ飛鳥、多田修平)が準決勝に進みましたが、決勝への壁は厚かったです。

同種目での日本勢初の決勝進出は将来に持ち越しとなります。

最後に、マスターズ陸上105歳~109歳の部の100メートル世界記録は42秒22、日本の宮崎秀吉選手が保有しています。

こちらの記録を目指したい筆者からは以上です。

(平成29年8月7日 火曜日)