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2017年9月15日

株式交換が行われて他社の端株となってしまった投資株式の話です




おはようございます。

2017年9月の記事です。

先日に引き続き、今回も投資の話なのですが、今度は貸付による運用ではなくて純粋に株式投資に関する話です。

一年ほど前に、地元福岡発祥で一時は日本の家電量販店のトップを走っていたベスト電器という会社の株を買いました。

買ったといっても、株主優待狙いの少額投資ですから、最小単位株100株の購入です。

1株単価100円くらいでしたので、実質10,000円程度の投資です。

しかしながら、半期決算ごとにベスト電器店舗での割引券などが届き、株価もじわじわ上場しており満足しておりました。

しかし、ゆく時代の流れは絶えずして、しかももとの株にあらず。

淀みに浮かぶ端切れ株は、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。

世の中にある人と投資と、またかくのごとし。

と方丈記にもありますとおり(一部語句入れ替え)、大きな動きが起こります。




ヤマダ電機による完全子会社化により上場廃止→ヤマダ電機株式と交換



そうです、すでに過半数の株式を握りベスト電器を子会社化していたヤマダ電機による株式交換による完全子会社化が決定したのです。

2017年4月12日の日本株式市場引け後のタイミングで、ヤマダ電機<証券コード9831>は子会社のベスト電器<同8175>を簡易株式交換により2017年7月1日付で完全子会社化すると発表しました。

ベスト電器1株に対し、ヤマダ電機0.28株を割り当て交付します。

なお、ベスト電器はこの措置に先立ち、2017年6月28日で上場廃止となりました。

こうして、ベスト電器の株式は全てヤマダ電機のものとなり、ベスト電器の株式を持っていた他の全ての株主には、ベスト電器株の代わりにヤマダ電機株が自動的に割り当てられたというわけです。

100対28

これが、今回のベスト電器とヤマダ電機の株式交換比率です。

したがって、ベスト電器株を最小売買単元株である100株だけ持っていた筆者には、ある日突然28株という中途半端なヤマダ電機株が割り当てられました。

ヤマダ電機も最小売買単元株は100株ですので、これでは株主優待も受けられません。

証券市場は無情ですので、じゃあ72株買い増すから100株にしてくれということもできません。

単純に、単位未満株(端株)として、成り行きで売却し現金にするだけしかありません。

こういうことが嫌であったならば、ベスト電器100株であった時に、さっさと処分して売っておけば良かったわけですが、それも忘れていてできませんでした。

よって、このまま、近いうちに処分し現金になるというわけです。

自分の持っている会社の株が、突然他社の株になってしまう、こうしたダイナミズムも株式投資の面白いところではありますが、同時に栄枯盛衰を感じざるを得ないところでもあります。

ベスト電器とヤマダ電機。

器械を機械が食った、ということなのでしょうか。

最後にベスト電器の栄光の歴史を簡単に記しておきたいと思います。

1979年(昭和54年)度に家電量販店業界で第1位となり、1996年(平成8年)度まで業界1位の家電販売店チェーンの地位を維持した、それがベスト電器です。

繰り返しますがこの1,000倍くらいの規模で大きく張ってみたい筆者からは以上です。

(平成29年9月15日 金曜日)