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2017年10月2日

2017年10月予定の国政選挙(衆議院議員選挙)がまことに面白くなってまいりました





おはようございます。

2017年10月の記事です。

現時点では事態が非常に流動的であり、こうした「熱い」状況にある部分を切り取って記事にするのは本来の本ブログの性格編集方針上あまり行わないのですが、今回の事態は政治好きにはたまらない題材なので、各政治家の振る舞いや動き、有権者の評価評判なども踏まえながらできるだけ忠実に持論を交えて論じてみたいと思います。

本来ならば、かなり事象としては前に完結していたものを、歴史の評価として光を当てるといった記事の方が好きでして、好きなスペースオペラ小説である「銀河英雄伝説」シリーズに登場する枯れた「後世の歴史家」という視点観点がこのブログにおいて求めたい態度であるのですが、たまには渦中にあるネタを拾ってみても良いのではないかと思いました。

野党の選挙体制が整わないことをもって臨時国会での突然の解散に打って出た与党自民党です。

友党の公明党の同意も取り付け、満を侍して選挙に打って出るところでした。

これを受けた野党は一斉に大義なき解散などと反発しますが、実際に解散の詔勅が読み上げられたところで潮目が変わります。

東京都知事選、そして続く都議会選挙において、第1党の地位を獲得した小池知事が国政に触手を伸ばし始めます。

東京都議会選挙において、都議会自民党は、小池知事の地域政党「都民ファースト」に惨敗し、第1党の地位を失いました。

その小池知事、今度は国政政党「希望の党」を旗揚げし、自ら代表に就任しました。

自らは今回の衆議院議員選挙には出馬しないと言っていますが、これはいつ翻すかわからない状況です。

しかし、なった都知事としてわずか1年でその職を投げ出して本来やりたかった国政に「復帰」するというのはあまりにも都知事として数百万票の支持を得た都民に対して説明がつくのかということになります。

また、小池知事の集票力といっても、それは首都の都会の東京の話であり、例えば関西、例えば九州北海道東北、といった圧倒的にそれより田舎なお国柄では、そもそも小池って誰?なんかしたの?という思いが抜けないところです。

次にこれに呼応するように、支持率低迷に喘ぐ現在の野党第1党の民進党、新代表に選ばれたばかりの前原代表が、事実上の解党宣言といえる、民進党公認候補を立てず、候補者は希望の党から出馬するという奇策を提案しました。

そして、この方針は一旦民進党の両院議員総会で承認されるのです。

しかし、民進党の公認予定候補は200人超、そしてその候補者全てを希望の党として公認することはしないという希望の党の態度により、この候補者調整は非常に難航しています。

それはそうでしょう。

もともと、思想信条を同じくするものが合同して、政党を作り有権者にその支持を呼びかけるのが筋であるので、集票力のある候補者や前議員を集めるというのはあまりにも急ごしらえです。

前原代表も小池代表も、お互い譲れない線があり、双方が完全に満足する決着に落ち着くことはないでしょう。

そして、前原代表の動きに不信感を抱いた、民進党の左翼グループは、直前の代表選で破れた枝野元幹事長の持論であった、共産党や社民党との共闘を積極的に行うための「民主党」の復活を「立憲民主党」として画策していると報じられています。

今ここです。

今後、自民公明の保守系与党グループ、希望の党日本維新の会を軸とする保守系野党グループ、そして民進党左派グループである民進党社民党共産党を軸にする革新系野党グループ、という具合の三国志的状況に収斂するのでしょうか。

こうなると、各選挙区および比例代表での得票の伸びがそれぞれの選挙対策本部に期待され、移ろいやすい民意を掴むための戦いが白熱しそうです。

ちなみに、民進党公認予定候補者から、希望の党における「選別」が行われている際に、希望の党小池代表は、「排除」という言葉をうかつにも吐いてしまいました。

筆者も、民進党左派(いわゆるリベラル派)の思想や考え方に賛成しているわけではありませんし、むしろ現実離れした主張や反対のための反対といった政治アジテーション手法には正直辟易している面もありますが、そうした層を勝手にひとくくりにして、排除するという言葉は国政政党の公人としてはもちろん、公職にある東京都知事としても非常に不適切であります。

彼らの中にはれっきとした国政選挙による支持を得て国会議員になっているわけでありまして、自らの先達先輩であるという尊重の精神があれば、このような言い方ではなく、自らの党の掲げる理念に賛同していただける人を集ってもらった、とでも言っておけばよい話です。

また、東京都知事という職務は副業というかバイトをする余裕のある職位であるということを、筆者は寡聞にして知らなかったのですが(その割に報酬は高いようです)、さらにそのバイト先が国政政党の代表の場だということで、さらに驚いた次第でございます。

全国のアルバイトに従事する皆さんが、もっと責任感を持ってくれと一斉蜂起しそうなお題であると個人的には思います。

その、バイト先に期間限定、時間限定でやってくるアルバイトの代表に集票効果を期待する公認候補予定者も、またそれに投票する有権者が一定数以上いそうだというのも面白いように感じます。

以上、現時点での論点を数分でわかるようにまとめてみました。

今後、アップデートしながら見守っていきたいと思います。

政治は人間模様の際たるものと興味が尽きない筆者からは以上です。

(平成29年10月2日 月曜日)