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2017年10月5日

Amazonが電子書籍読み放題サービスKindle Unlimitedの一部をAmazon Prime Readingとして開放




おはようございます。

2017年10月の記事です。

日々あらゆる業界を侵食していくように見える異形の企業、米Amazonがまた一つ破壊力あるサービスをリリースしました。

電子書籍読み放題「Prime Reading」を日本でも開始したのです。

これは、すでに2016年8月から電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited 読み放題」(月額980円)というサービスを始めています。

そして、今回アマゾンプライム会員向けに追加費用なしで提供する「Prime Reading」サービスは、「Kindle Unlimited 読み放題」の対象作品、約17万冊のうちの一部が同サービスに加入せずともアマゾンプライム会員であれば読めるサービスとなっている模様です。

筆者も早速確認してみました。

要するに、Amazonのサービスを何らか利用しようとする人を誘引する「Amazonプライム」による顧客囲い込みをさらに増やそうと、Amazonは既存の収益源の一つを開放する形で、かつ、「Kindle Unlimited 読み放題」サービスの認知をもう一度高めてこちらの会員も増やすという両方の策に出てきたわけです。

なお、2017年10月5日現在の「Prime Reading」のラインアップは、人気小説の「花咲舞が黙ってない」シリーズや、根強いファンを持つ漫画「ベルサイユのばら」、ベストセラーとなったビジネス書「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?~身近な疑問からはじめる会計学~」――など約900冊であるとのことです。

意外に読みたい本を厳選して並べてきたなという感じです。

日本においては漫画文化が激しく発達しており、当初「Kindle Unlimited 読み放題」も日本のユーザーが想定以上のダウンロード・閲覧を行ったため著作権の関係から読めなくなってしまうタイトルが続出するなど混乱もありましたが、現時点ではそういったテストマーケティングの時代は過ぎたようですが、今後さらに電子書籍市場が伸びていくのか、重要な分水嶺になると思います。

もちろん「Prime Reading」の対象作品は、ハードとしての「Kindle」だけでなく、スマートフォン・タブレット・PCでもソフトとしてのKindleやブラウザを使えば楽むことができます。

なお、Amazonプライムは、年額プラン(3900円、以下いずれも税込)と月額プラン(400円)を選択できる有料会員サービスで、よく知られているサービスとしては、Amazonで購入した品物の配送サービスで「お急ぎ便」を無料で選択できたり、「プライム・ビデオ」「Prime Music」などのコンテンツ視聴サービスを利用できるというオールインワンの会員サービスとなっています。

Amazonに年間3,900円(税込)を支払うことで、それを上回る便益を顧客が感じる、そういう仕組みを着々とAmazonは構築しているのです。

本は紙じゃないとどうにも読んだ気がしない昭和生まれの旧世代の筆者からは以上です。

(平成29年10月5日 木曜日)