このブログを検索

2017年10月25日

テレビ離れといいますがテレビ時代の終焉は意外に近づいていると思う話

昭和時代の子供



おはようございます。

2017年10月の記事です。

テレビばっかり見て育った昭和生まれの筆者です。

来年4月からは、なんと新しい元号も検討されておりそれが現実化しようとしている現在、今過ごしている平成もあと数ヶ月なのかと改めて考えますと衝撃です。

そんな昭和生まれのテレビっ子は、視聴率50%をたたき出していた伝説の生放送番組「8時だヨ!全員集合」をはじめ数々のテレビ番組を支持して育ってきました。

そんな中、現在でも放映が続く人気アニメ「サザエさん」の視聴率も、ついにここ最近失速してきており、視聴率一桁に留まる会も珍しくなくなってきているようです。

ウィキペディアによりますと、サザエさんについては、「平均視聴率は1989年1月15日から2008年11月時点で22.3%、平均最高視聴率は1979年9月16日放送の39.4%(関東地区)、アニメ全体歴代高視聴率2位」などと紹介されています。

最高が40%近くで、2008年、つまりリーマンショック前夜までは平均で20%も獲るというオバケコンテンツだったのです。

サザエさんはアニメですから、年をとりません。

長くスポンサーを務めている巨大複合弱電カンパニーの度重なる経営危機もなんのその、スキャンダルにも無縁です。

しかし、それでもサザエさんの視聴率は長期的に下がってきているのです。

これは、さすがにコンテンツとして飽きられてきたのか、という分析もあるのでしょうし、サザエさんの家族構成があまりに昭和的なものにとまっているという世間とのズレを指摘する向きもありましょう。

しかしながら、現実離れしたという世界観や想定なら、他のアニメやドラマもかなり突拍子もない世界観や設定を提供しながら、それなりに読者視聴者には受け入られているものも多いことからすれば、それだけをもって視聴者離れの説明にはなりません。

3世代同居の大家族は「時代錯誤」だとか、共働き世代に心理的な共感を得られない、といったものが典型的な論調です。

しかし、頭の半分が目玉のような異形の女性キャラクターがたくさん活躍しているアニメの世界においては、こうした時代錯誤というかありえない設定であろうが、支持されるかどうかとは別の話だと思うのです。

アニメで描かれている世界と視聴者の実生活とのズレは、他の人気アニメでも顕著ですし、そもそもサザエさんの平均視聴率が20%を超えていた1980年代から2000年代にかけても、すでに核家族化、共働き傾向はずっと進んでおり、ちゃぶ台は茶の間からなくなりリビングと呼ばれるようになって久しいし、波平のように和服を着て、フネのように割烹着を着ている女性もほとんど見なくなったと思うのです。




テレビがコンテンツ提供媒体の王様ではなくなっただけ



要するに、コンテンツごとの興味は録画をする人やデジタルコンテンツの盛況ぶりを見るに特に変わっておらず、積極的にコンテンツを見たいと思っている層はそんなに変わっていないところ、テレビを受動的になんとなくつけて見ているという層が急落しており、テレビコンテンツも他に優位するコンテンツではなく、読書やコーヒーや食事といった他の時間の過ごし方と同じように相対化され、その視聴スタイルもPCやタブレットや録画番組の撮りためといったように多様化していることから、テレビの視聴率が減ってきているのではないかと思うのです。

つまり、人々がとりあえず見る画面が、昭和のテレビ登場からずっと守り続けてきたテレビファーストの時代から、スマホやタブレットといった一人一人の個別専用端末に移ってきたということではないかということです。

つまり、現在のコンテンツ消費の現場を見るに、そこで行われているのは、ソーシャルメディアでの知人友人とのコミュニケーションやゲーム、仮想通貨投資などが大半を占めるのではないでしょうか。

こうしたながら行為を、テレビを見ながらと行う筆者のような人も少なくないかもしれませんが、残念ながら明らかに意識はテレビからスマホに移り始めており、その方向は止まらないでしょう。

集団から個別に、急激なコンテンツシフトが起こっている忙しい時代だと言えそうです。

とりあえず昔の復活アニメばかりコンテンツサービスで見ている筆者からは以上です。

(平成29年10月25日 水曜日)