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2017年10月30日

ついに日本の金融の世界(銀行界)にもIT化の波がやってきたという話です





おはようございます。

2017年10月の記事です。

ついに、日本の金融の世界の牙城と呼んでよい強固な顧客基盤を抱えた日本の「銀行」界にも、IT化の波がやってきたことを感じざるを得ない象徴的な出来事が起こりました。

日本の3つの大きなメガバンクグループの一つである、みずほフィナンシャルグループ(FG:旧第一勧業銀行、旧富士銀行、旧日本興業銀行が2002年に合併統合して誕生した金融グループ)が2017年から今後10年程度で国内外役職員19,000人の人員削減を検討しているというのです。

これは、同グループ全体の役職員数6万人の約3分の1に当たります。

人員の3分の1を削減するとは、立派な経営再建企業でしょう。

新規採用の抑制や退職者を含め、全体の人員を現在の約6万人から約4万人へと段階的に縮小していくとのことです。

続く超低金利で、融資と預金との金利差で稼ぐこともできず、頼みの国債投資もこちらも超低金利(価格は上昇)で限界を迎え、収益源が極めて細っています。
デジタル化を進めて収益力の強化を図る、とその目的を述べていますが、ここにきて、ようやく人ではなくITでそのほとんどの業務を遂行できることを認めた形です。

銀行業(バンキング)は実は日本の金融制度で守られた「銀行」しかできないわけではなく、実は金融という世界は情報技術(IT)が最も入り込みやすく親和性の高い世界であります。

自動で株式トレーディングをやり取りするロボットや、最適な金融証券ポートフォリオを組む投資ロボは、人間よりはるかな情報処理能力を有し、24時間絶え間なく環境の変化を捉えて最適な行動を瞬時に取ることができます。

いよいよ、機械に仕事を奪われるという世の中が現実のものになってまいりました。

かつて平成の始めに日本の銀行界に飛び込み、それなりに鍛えてもらった筆者としては、今後の人側の巻き返しに期待したいところです。

頭を使って、収益源を確保しながら産業育成や中小企業支援といった企業理念を守っていって欲しいと思います。

こちらからは以上です。

(平成29年10月30日 月曜日)