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2017年11月15日

目的思考で有限の時間をいかに有効に使うかということが大切か改めてわかる話




おはようございます。

2017年11月の記事です。

野球は下手ですが好きな筆者です。

最近、東京六大学の1つ、日本に野球を輸入したその一番手である東京大学が同リーグで活躍しています。

もう100連敗も覚悟した、というひところの状況ではなく、一試合平均得点4点弱と、いつでも勝てるチームに変貌し、現にスカウトで固めた他の私大勢に堂々競り勝つことも起こってきたのです。

この東大生をいかに鍛えて、そこそこ私学勢と戦う集団にするか、同大学野球部に新しく就任した監督からは、捨てる部分や目を瞑る部分をあえて作る、全てやろうとしないということを言っておられてなるほどと思いましたので書いておきます。


もともと差があるもの全てを詰めることは不可能



今まで、高校野球までのキャリアで他の私学勢とは相当の差があることは否めません。

そこで、これから限られた4年弱の時間を如何に有効に使って勝てる選手、勝てるチームにするかという目的思考が大切になります。

例えば、インコースを腕を畳んで打つのはできないので、それは捨てて思い切りアウトコースは強い打球をひっぱたくようにすることに特化するとか、外野は肩が弱いからバックホームは捨ててとにかく上がったフライは確実に捕球してショートかセカンドまできっちり一連の動きで返すとか、そういうとっかかかりを作るのです。

この、いわば捨てる思考というものも一種の頭脳プレーだと同監督は言っておられて、これが仏教の断捨離に通じるような気がして面白いと思いました。

そして、野球のチームでありながら、まずはランニングなどで体づくり、これは野球の本格練習に耐えられる体をまず作らないと練習で追い込めないということからだそうで、生半可なところで野球の投げる打つ走るとやっても、必ず体のどこかを痛めたり壊したりしてしまうという経験則から導き出されているそうです。

何事も、準備が大切だということです。

そして、野球の練習にいよいよ入っても、守備練習が8割で、バッティングは2割程度ということです。

なぜならば、守備で自滅してエラー連続で大量点を献上することは多いですが、さすがに打者一巡全てホームランで点を失うことはあまりない、というこちらも経験則から導かれています。

あとは、打撃は楽しいので自主練でもなんでもやるでしょう、という割り切りです。

全体練習でしっかり監督の目を届かせるのは体づくりと守備練習、これでとにかくなんとか野球の試合の形になるように持っていく、ということです。

試合でも、3点取られても4点とってなんとかしのいで勝つ、というマネジメントを徹底しています。

3点以内に失点を抑えるにはどのようにアウトをとっていけば良いか。

得点を与えないと焦るより、3点までは捨ててOKを出すのです。

反対に、攻撃ではいかに4点をとってくるかということに、全ての選手の能力、27あるアウトカウント全てを使い倒して臨みます。

このようにして、できることはやる、できないことはやらない、を徹底して、東大野球部は見事なチームマネジメントを見せているのです。

世界を動かし、世界で勝負するには、まず自分を知り自分を動かさなくてはならない、とはかのソクラテスの言葉だそうですが、さすが東大生、最良の環境や状況は勝手に整うのではなく、自らの考え方と思考と行動で「整える」ことを知っているのかもしれません。

ブログ記事は準備なくいきなり書き始めるので、出来はいつもよくない筆者からは以上です。

(平成29年11月15日 水曜日)