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2017年12月26日

仮想通貨の基本的な仕組みについてイチから話してみる話です





おはようございます。

2017年12月の記事です。

2017年は、年の初めから10倍以上に値上がりしたビットコインをはじめとした仮想通貨が初めて大衆の前に現れたといってよい年だったと思います。

新聞紙上に、10倍になった、ビットコイン長者「億り人(おくりびと、と読むようです)」が登場したと記事に出たかと思えば、次の日には暴落したといった話で持ちきりになりつつあります。

ここで、そもそも仮想通貨とは何かほとんど知らない人に対して、同じくほとんど知らないけれどもちょっとだけお勉強した者として説明を試みようと思います。



仮想通貨とは?



仮想通貨というと、何か特別なもののように思いますが、今の世界に流通している円やドルやユーロといったいわゆる国家法定通貨にしても、その通貨としての信用に依拠した仮想的なものであることは論を待ちません。

もともと、人類社会において価値の交換を行う手段としての通貨が出る前は、物々交換としての米とか麦、そしてそれ自体に利用価値が認められた貴金属や宝石といったものが使われました。

そのうち、金貨や銀貨といった貴金属をコインという通貨にしたものが流通し始め、そしてその中身をだんだんくず鉄(ニッケルや銅といったそれ自体ではあまり価値を持たないもの)に変えても特に通貨それ自体の「信用」は失われなかったため、そのうち印刷技術の発展もあいまって、現在では通貨といえば紙媒体、要するに紙幣で流通することが多くなったというだけのことです。

金貨銀貨からニッケル貨幣になってそして紙幣になる、その先に電子情報になるというのは別に驚くことではありません。

では、今出ている仮想通貨は、それまでのいわゆる電子マネーとはどこが違うのでしょうか。

それは、今までの通貨や電子マネーというものは、その通貨を独占的に発行する機関(日銀とかFRBとかスイカとか)があって、その機関の中に通貨発行の情報が全て握られていて、例えばハッキングされる、改竄される、または偽造されるといった「危険」「リスク」がどうしても付いて回ります。

それは、通貨としての「信用」に非常に影を落とすものです。

さらに、2017年現在、世界の主要国家の金融政策は緩和の一途で、通貨供給量をどこまでも増大させています。

つまり、ほっといても通貨当局による増刷競争で、市場で出回るおカネは増える一方なのです。

それで景気が見事に回復すればいいのですが、世界人口の減少が今世紀中には始まるという人類がかつて経験したことのない世界に突入することから、これまでの拡大一辺倒の経済政策では難しいということになったということが世界中の人にわかってしまいつつあるのです。

こうした中、中央で独占的にその通貨の発行権を握る人がおらず、一定のルールに基づいて、通貨の履歴情報を世界中の人たちが持つコンピュータで10分ごとといった一定のタイミングで整合させていく、その整合させる手数料として当該仮想通貨が支払われるといった誰も破れないルールに基づいて運営される究極の分散系情報(ブロックチェーン)を利用した通貨、それがビットコインをはじめとする仮想通貨の真の姿ということになります。



通貨の本質は信用



すなわち、今の仮想通貨の「ブーム」は、国家貨幣通貨すら相対化されるだけの究極の衡平な決済システム、交換システムを人類が手に入れたということであり、その通貨の価値が上がるということは、その通貨に対する世界人民の「期待」がそれだけ高まっているということなのでしょう。

この点、価値の裏付けとして考えると、いままで一部のマニアの世界(例えばアキバ系アスキーアートの世界)で流通していたモナコインという仮想通貨が、他の市場とつながりその市場自体の「認知」が上がることで一気にその価値を数十倍に上げた、ということも少しわかってくるものです。

つまり、マニアの趣味、で切り捨てられていた市場に、市場価値という物差しが導入され、その中の各経済主体や個人の熱量に値段がついた、ということなのです。

ですのでバブル的な面もあるかもしれませんが、こうした価値の交換手段や富の物差しとしてのこうした仮想通貨の登場と発展は、これからも進んでいくのではないかと思っています。

2017年12月時点での筆者の感想は以上です。

当ブログでもこれからの仮想通貨への取り組み等、随時アップデートしていく予定ですので、お楽しみに!

投資するにしても、まず種銭が必要な筆者からは以上です。

(平成29年12月26日 火曜日)