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2017年12月28日

光触媒処理を施したシートを車の中に置いたら一気に脱臭消臭されていい感じだったという話






おはようございます。

2017年12月の話です。

久しぶりに、建物環境整備、つまりビルメン関係の話をしたいと思います。

光触媒作用というものがあります。

これは、太陽や蛍光灯などの光が光触媒物質に当たると、その表面で強力な酸化力(分解力)が生まれ、接触してくる有機化合物や細菌などの有害物質を分解して水などの無害なものにしてしまうことができるという、夢の環境浄化素材です。

光触媒は次のような原理で働いています。
 
二酸化チタンを原料とする光触媒物質に光(紫外線)が当たると、その表面からマイナスの電荷を帯びた電子が飛び出し、電子が抜けた穴はホール(正孔)と呼ばれてプラスの電荷を帯びることになります。

このホールが、空気中の水蒸気などにあるOH-(水酸化物イオン)などから電子を奪ってもとに戻ろうとします。

そうして、電子を奪われたOH-は非常に不安定な状態のOHラジカルと呼ばれる物体になります。

そうして発生したOHラジカルは、これまた近くのほこりや泥、汚れ、においのもととなる微粒子といった有機化合物から電子を奪い取り、自分自身がOH-に戻って安定になろうとします。

これが強力な酸化力となり、このように足りなくなった電子を奪われた有機物化合物は有機物としての結合を分断され、最終的にはより安定した二酸化炭素や水となり無害化されるというわけです。

本当はもっと難しい数式や図式を用いて説明したいところですが、とりあえず今のところでは光が当たればその周りの有機物が分解される、分解されたら水と二酸化炭素になって無害になる、と覚えておけば結構です。

さて、このような原理をもとに、光触媒物質である二酸化チタンを吹き付けたスポンジのような素材を売っている会社がありましたので、早速買い求めてみました。

トイレに使おうか、生ごみ入れに使おうか悩みましたが、とりあえず一枚全部を切らずに車の中に置いてみました。

最も光が当たりそうな、フロントガラスの下にとりあえず置いただけです。

数日後、車に乗ってみましたが、あれだけしつこかった車の中のなんとなく臭い特有のにおいがかなり減っていることに気づきました。

芳香剤でにおいをごまかすのではなく、水蒸気と二酸化炭素にしてしまう、というのは本当のようです。

しばらく車の中に放置して、次はトイレの窓際にでも置いておこうと思います。

加齢臭が気になる年頃の筆者からは以上です。

(平成29年12月28日 木曜日)