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2017年12月30日

仮想通貨はなぜこんなに急速に広まりつつあるのかの根本的な理由を述べます





おはようございます。

2017年12月の記事です。

2017年の1年で実に価格が10倍にもなったと言われる仮想通貨の世界について現時点での理解を書いておきます。

参考にしてください。

ざっくり筆者の感覚で話をしますと、2016年の年末時点での仮想通貨全体の時価総額は、5兆円くらいだったのが、2017年の年末時点ではその10倍の50兆円くらいになりそうな勢いです。

さらに、2018年の年末には500兆円になっていてもおかしくないくらい、AI(人工知能)と合わせて人類の生み出したサービスの究極形態として進んで行くと思われます。

この仮想通貨の世界ですが、何が根本的に違って新しいかというと、「非中央型分散系システム」というやり方を採用しているということなのです。

たとえば、今の国家が発行しているいわゆる法定通貨は、米国のドルにせよ日本の円にせよ中国の元にせよEUのユーロにせよ、中央銀行や政府が発行する権利を持っています。

そして、発行した通貨量や金利などを発行体である中央銀行が市場操作して決めることができます。

つまり、通貨の発行権限が中央銀行に集まっていて、これが中央型集中システムということになります。

同じように、アマゾンやグーグルといった自らが巨大なサーバーを保管して、クラウドデータとしてさまざまなクライアントのデータを自らのサーバーに保管し、処理しています。

アマゾンの買い物サイトも、グーグルのgmailも、原理は同じで彼らが持っているサーバーでの中央処理によって、そして一義的には彼らの費用で支弁されて動いているのです。

これと正反対なのが、分散系非中央処理のシステムです。

ビットコインといったブロックチェーン技術で「存在」している仮想通貨といったデータは、中央で監視されていません。

どうやって監視されているかというと、10秒に一回といったタイミングで、ブロックという全てのビットコインの移動情報を「みんなで」作って行きます。

漫画ドラゴンボールでいうところの「元気玉」のようなもので、市場参加者のパソコンやデータサーバーの力と電気代を少しづつ借りて、そして取引情報を作り出してブロックにして、それを延々つなげて行くというわけです。

ですので、データの改ざんといった不正に滅法強いというわけです。

一部のデータを改ざんしたところで、それに至る全ての取引履歴が世界中に公開されている状態ですから、公開されている履歴全部を一度に改ざんするのは事実上不可能なことだからです。

この点、中央のサーバーに情報が一元管理されている場合は、いくら複層化されているといったセキュリティを施しても、改ざんや不正アクセスの危険は付きまといます。

分散系のブロックチェーン技術は、この、あえて秘密にしたがる中央集権システムの逆をいって、全ての取引履歴をみんなで作って公開してしまうという手法でもって、これ以上ないデータセキュリティーを実現したということなのです。

公開している、ということは「世界中のみんなで監視している」ということと同義だというわけです。

そして、その少しづつ利用者の側で力を貸して、具体的にはPCやサーバーを貸し出してブロックチェーンのブロック生成作業計算をするという協力行為の報酬として、円やドルといった法定通貨ではなく、ビットコインといったそのブロックチェーンが実現する仮想通貨自体で報酬をもらうということで、データの管理者を自動的に募集し、この分散系システムを適切に「運用」しているということになるわけです。

円やドルであれば、日本や米国の中央銀行という組織に主体に膨大な経費がかかっているわけですが、これとは違ってブロックチェーン技術で生成されるビットコインのような仮想通貨は、その仮想通貨での報酬をもらおうと集うデータ作業屋を日々雇い入れながら自動的に成長して行くというわけなのです。

円やドルといった国家法定通貨の信用が、ずっと続いている金融緩和の中で先行き不安に見舞われていることも、こうした仮想通貨の時価総額、すなわち信用が集まっていることの原因なのではないかと思います。

どの仮想通貨が2018年の主役になるのか、それについては全くわからないですが、日本の円のほうからはあまり信用されていないことは明らかな筆者からは以上です。

(平成29年12月30日 土曜日)