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2017年12月7日

働くということに時間を問うことが過去のことになって行く気がするという話です






おはようございます。

だらだら社員を長くやっております筆者より、2017年12月の記事をお送りします。

現在の会社組織の中で最もイノベーティブだと言われる世界中のあらゆる情報をわかりやすく整理することを会社のミッションとしているGoogleという会社においては、「労働時間」というものが問われないそうです。

問われない、ということはどういうことかというと、いつどのように働くかというのは大幅に社員側の自主性に委ねられているということなのですが、もっとより根源的な意味があります。

それは、業務成果としての質の高いアウトプットを出し続けることが求められており、すなわち、それぞれの社員に求められるゴールのハードルが他の会社や組織に比べて桁違いに高いという背景があるのです。

ものすごいプレッシャーに耐えながら仕事を進めて行くには、自らの使えるリソースである自分のエネルギーや健康状態、使える時間という非常に限られたリソースを最適化しつづける必要があるのです。

求められるアウトプットが高くなればなるほど、少ない時間で成果を上げなければならなくなり、そして健康な状態で集中できる時間をきっちり確保するためには、しっかり休んでリフレッシュしないといけないし、何よりきっちり寝ておかなければ本番でパワーを発揮できません。

重要な試験の日、もしくは大事なスポーツの試合の前日に、徹夜する人は少ないと思います(東京大学物語という漫画がありましたね…)。

きちんと食べて、きちんと寝ている人には敵わない、と有名なコピーライター(糸井重里氏)もいっていましたが、まさにこうした自らのマネジメントがきちんとできる人が、長期的に組織の求める成果を出し続ける有為な人材として重宝されるというわけです。

そして、長時間労働の問題ですが、筆者は単に長時間働いているように見える、ということと、真にその労働者、社員が自主的に「ゾーン」に入って集中して一気呵成に業務成果目指してフルパワーで取り組んんでいるのか、それによって評価が全く違ってくると思っています。

日本においては、昭和時代から(ひょっとして平成の末期に至っても?)、単に長時間業務場所にいるから、残っているからというだけでなんとなく仕事を頑張っている、評価されるという時代が続いてきました。

そもそも、それは労働時間で管理することで比例的に業務成果が向上する一定の相関性がみられた高度経済成長期の振る舞いであり、現在においてはそのセオリーはかなり崩れていると言わざるを得ません。

工場での製造業やサービス業といった、アウトプットが定型化して業務の形、型ができあがっている職務において、「労働時間で管理する」というのは一定の合理性を認めうることですが、例えば筆者のような営業、企画、管理、新規事業開発といった職種において、「時間で管理する」というのはあまり合理的ではありません。

それよりも、さあいくぜとゾーンに入って集中する時間をどれくらい作り出せるか、それからそのゾーンに入って作業できるだけの準備として膨大なインプットをどれだけ受けておくことができるか、といった「時間の使い方」にフォーカスすべきなのです。

たとえ金曜日の22時でも準備万端になってモードに入ったら、思い切り仕事してもらえればよいのです。

もともと仕事自体が定型化されたものではないのですから、時間帯だけ定型化されても困ります。

質の高いアウトプットを出せるように振舞えているか、時間を支えているかということに立ち戻って考えるべきなのです。

そして、非定型の、仕事の仕組み自体を創り出すような仕事は、営業にしろ企画にしろ新規事業にしろ、意味のある仕事として非常に質が高いものになります。

同じ訪問営業でも、そうやって仕組みから考えて行く人と、単にノルマをこなす人とでは有為な差がつきます。

「大きな仕事をするためには、成果を挙げる能力を会社経営に示さなければならない」

「そのために、具体的にどんな実績が必要で、どんなやり方がふさわしいのか」

というふうに目的思考で作業を考えていくのがふさわしい態度ということになります。

そして、できれば売上とか利益とか成約件数といった数字を直接に追うよりも、顧客である相手の立場にたって、どんな振る舞いをすれば喜んでもらい、喜んでもらった結果として何かで返して上げたいと向こうに思ってもらい結果お買い上げに至るのかを考えて行動して行くほうが、むしろ成果に繋がりやすくなると思います。

そうしたほうが、搾取しているというような無駄な罪悪感に苛まれることもなく、自己肯定感に沿って仕事ができるというものです。

そして、準備万端、思い切り作業したい時にはゾーンにはいって、気のすむまで作業や仕事に没頭すれば良いと思います。

ただ、そうしたターボエンジンを燃やしている状態というのは決して頻繁に長く続くことはないので、そのあとはしっかりと休みを取るなりリフレッシュして身体を元に戻すということをマネジメントするのが、本当の管理職や上司のやるべきミッションだと思います。

さてお約束ですが、毎夜毎夜飲み屋でターボエンジン並みに飲んで歌って騒いで喉を痛めて回復が遅れております筆者からは以上です。

(平成29年12月7日 木曜日)