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2018年1月13日

スポーツ選手における全人格的教育がとても大切であることに改めて気づいた点について






おはようございます。

2018年1月の記事です。

オリンピックレベルを目指す日本代表を決める大会において、にわかには信じられない問題が起こりました。

2017年9月に行われたカヌーの日本選手権の大会期間中、何と2020年の東京オリンピックを目指す同競技のベテランの鈴木選手(32歳)が、後輩でありメキメキと頭角を現してきていた小松選手(25歳)の飲料ボトルに禁止薬物を投入したのです。

試合は、小松選手の勝ちでしたが、同時に行われたドーピング検査において禁止薬物の陽性反応が出たため、ルールに則り成績は無効とされ、さらに今後の選手活動もできなくなりました。

この全く身に覚えのない行為で将来を失った小松選手は、信じている先輩に相談したとのことです。

それが鈴木選手です。

鈴木選手は、良心の呵責に耐えられず自らの不正行為を告白します。

こうして、小松選手は再び選手活動ができるようになったということです。

日本アンチ・ドーピング機構(JADA)は、この結果、改めて鈴木選手に8年間の資格停止処分を科すとともに、暫定的な資格停止となっていた小松選手の処分を解除したということになります。

この二人は、 ともに2017年夏のカヌー世界選手権(チェコ)にも出場し、2020年東京五輪を目指すトップ選手でありました。

いわば日本の競技カヌー界の代表です。

ライバルを陥れるようなことがあってはいけません。

正々堂々と勝負しなければなりません。

小松選手は、鈴木選手が自白してくれてありがたいと述べ、ドリンクから目を離した自分にも責任があるという殊勝なコメントを残しました。

これは、スポーツでも勉強でもそのほかの才能を発揮する何においても、まずは人格の形成こそが大切であるということを考えさせられる話でした。

鈴木選手がスポーツに限らず、人生においてもっとも大切な信頼というやつに大きな傷をつけたことは間違いありません。

そして、信頼というものがどれだけ大切なのかということを改めまして教えられたとも思うのです。

カヌーと同じ水上競技のボート部に所属しておりましたため、他人事(ひとごと)ではないと思いまして触れさせていただきました。

こちらからは以上です。

(平成30年1月13日 土曜日)