このブログを検索

2019年11月16日

(2019/11/16)少子高齢化時代を控えて中心市街地からの都市づくり撤退戦を行う覚悟が必要であるという話です





おはようございます。

2019年11月の土曜日の人口減少から衰退に向かう日本におけるまちづくり活動日記です。

少子高齢化時代を控えて中心市街地からの都市づくり撤退戦を行う覚悟が必要であるという話です。

久しぶりに実家、高校1年生の冬まで過ごした両親がいる北九州市八幡東区の公団住宅(住宅供給公社)のアパートに行きました。

両親も出迎えてくれますが、来るなり頼まれるのはパソコンやスマホの設定です。

今回も、いろいろと、ギガライト契約で月額負担が1,500円程度減りそうだから手続きしてくれだの、ポイントがたまったのは何に使えばいいのか、といったところから、PCについては動きが遅くなった、そもそもウィンドウズ10自体のアップデートができていなかったので、一旦全てアップロードしてアップデートをかまし、そしてNECや富士通のPCセットにありがちな、余計な(自称)ウィルス検知系ソフトや便利ソフトといいながら、単にPCの動作を重くしているとしか思えない草ソフトを、片っ端からアンインストールしていきました。

こんなことをやっていると、割と早い午前中にやってきたのにもうお昼になりました。

しかしながら、おかげさまでしっかりPCのソフトの整理をしたので、本チャンで使う、GoogleのChromeブラウザの動きも軽やかになり、動きが早くなった、起動がスムーズになったと喜んでもらいました。

さらに、gmailを専用に読むためのショートカットやら、音楽を聞きたいと言うので、CDからアップロードしたitunesなどのショートカットもわかりやすくデスクトップに整理して、まずはもらった要望や疑問点は全て解決したわけですが、こちらからも一つ、「YouTubeMUSIC」という破壊的なサービスを紹介し、ついでに、「クラシック音楽全集」のようなショートカットを付して説明しておきました。

もう直接、インターネットから情報を参照して、音楽でも映画でも、講義でも授業でも、聞ける時代になったということを説明し、それでも、今、(子供である話しやすい)自分がそばにいて解説したり会話したりしないと、そもそもサービスの利用方法がわからない、デバイスやガジェットは、「気の利く喋る取扱説明書」がないと何の役にも立たない、いくらスタディサプリのような神授業のオンラインの集積があっても、その子の真の目標に沿ってやり方を解説してくれるナビゲーターやメンターがいないと技術だけでは人間幸せにならない、と説明すると、いつの時代も人間はそうでないと成長しない、というような反応でした。

かつて、昭和の時代に家電の三種の神器と言われた、テレビ・洗濯機・冷蔵庫が揃い始めた時代から生きている世代ですが、いつの時代にもその時代を彩るイノベーションはあるものだという、妙に達観した姿がそこにはありました。

さて、そのような我が故郷である北九州市ですが、隣の福岡市が最後の人口増加の伸びを見せている一方で、全国的にも、長崎県長崎市や長崎県佐世保市と並んで、非常に高齢化少子化が激しい「都市」として有名です。

実際、筆者が小学生のときには子供ばっかりで賑わっていた街の中心市街地のホールも、まるごと空き区画でテナント募集中、というような有様です。

筆者とほぼ同い年である、この実家の住宅供給公社の公営アパート(46歳)も、かつては狭いながら家族住まいを想定した3DKといった造りでしたが、単身者や介護の老人夫婦の入居を促進するためか、空き部屋の大規模リニューアルに着手しており、壁を全てぶち抜いて真ん中にリビング・ダイニング・キッチンがほぼ一つになった1LDKへのリノベーションが進んでおりました。

これで、入居率が上がれば、この公営アパートも、あと10年くらいは耐用年数が延びそうです。

このように、人口減少社会における社会インフラの整備において、一番大切なのは、撤退戦というか殿(しんがり)をいかにつとめるのかということであり、古来撤退戦で名を馳せた関ヶ原からの島津の退き口(しまづののきぐち)の例など本来豊富にある記憶を呼び覚まして、ここから長く続く縮小経済の世の中をうまくマネジメントしていくことです。

つまり、今後の人口減少が本格化する中で中心市街地の戦い方としては、兵站路(退き道)の策定をまずやらねばいけません。

どのような未来像を描くか、事実から引き直して、将来のエリアマネジメントを並行して考慮し、開発や維持が難しい地域は思い切って考慮から外すことも考えなければ、うまい撤退戦にはなりません。

損切り基準を定めない場合、虎の子の未来に残すべき資産すら、消滅しかねず、将来に何も送ることができません。

いわば、遅退防衛の殿(しんがり)混成部隊を組織できるプラットホームを設置し、限られた戦力を必要な分野に集中投入しないと、全滅の憂き目を見るということであり、この点において、昭和時代から平成初期に流行った、郊外ニュータウンを切り開き流入人口を撒き散らす、みたいな拡大住宅施策はとっとと中止しなければなりません。

将来、かつて満蒙開拓団の引き揚げに苦慮した旧憲法下の日本の二の舞になります。

反対の立場におります筆者の考えを申し上げますと、中心市街地の長屋を復活させて、戦線の延び切りを防ぎます。

補給路を短く取り、食住一体化した街づくりをやります。

大型商業施設ではなく、商店街の中小商店を守り、徒歩生活圏を死守します。

寺子屋形式の自学施設の運営とオンラインインプット方法の拡充・最大利用により、教育水準の維持をはかります。

オンラインでの店舗管理ノウハウを積極的に導入して、人手を食いすぎる分野の省力化と見える化を進めます。

要するに、かつてのノモンハン、インパールの轍を踏まず、物量少なくても敢闘したペリリューのように、味方戦力を大事に使って消耗を極力減らし耐えるということになります。

これからの、引き算のまちづくりに必要な考え方が詰まっています。

こうした語り合いに基づく具体的なプランを、深い見識と確かな実行力で行える「壮士」を、この令和の時代に求めるものです。

こちらからは以上です。

(2019年11月16日 土曜日)

▷▷次のページは

(2018/02/07)日本史上類を見ないエクストリーム帰宅選手権「関ヶ原からの島津の退き口(のきぐち)」について語ります!