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2019年10月15日

(2019/10/15)「(サービス使い放題)サービス」に関する当職の現時点での見解を述べておくという記事です






おはようございます。

2019年10月の、「(サービス使い放題)サービス」に関して、先日アップしました2019/10/15付のこの記事に関して、多くの反響とご意見をいただきましたので、当職の現時点での見解を述べておきたく筆を取りました。

多くは、食べ放題とは画期的である、これめっちゃお得やん、という(ユーザーサイドからの好意的な)ものでしたが、一部の、普段より深く考える方々だと筆者が考えている方々からは、以下のような(事業者サイドにタッ他冷静かつ批判的な意見が寄せられました。

安売りで周辺店を潰してから独り占め、古典的な「やっちまうの?」に見えるのですが・・・何が画期的なのでしょうか? 域内全ての飲食従業員と食材供給業者に皺が寄るのに見合う効果って何なんでしょう?

考えてみますと、かつて福岡市では、「(実質的)白タク乗り放題」というサービスが、「社会実証実験」として実施され、そして突然に(国土交通省による指導により)終了した、という前例がございました。

本サービスが実施されたときに当方が書いた2015/02/11付配信記事はこちらです。

この「社会実証実験」については、UBERというライドシェアサービス業者が、資金力に任せてプロモーションと称して、大量の(実質的)白タクドライバーを急遽地元に「養成」して、実施したものです。

みんなのUBERにおけるライドシェア実験とは

UBER×産学連携機構九州=みんなのUBER
という枠組みで、あくまでも実証実験として、UBERが産学連携機構九州と組んで福岡市で実験をしたものですが、国土交通省により、無料での白タク事業であると「認定」され、禁止の指導が入ったという経緯があります。

その後、自動配車アプリによる既存タクシーの配車システムとして、DiDiなどのアプリが導入され、2019年10月現在では、既存タクシー会社の中にも本アプリでの配車システムを利用して配車の効率化やユーザーサービスの向上に取り組んでいる、という状況です。

タクシー配車アプリDiDiについての当方が書いた2019/07/03付配信記事はこちらです。

このように、あくまで、サービスの提供初期段階においては、既存のサービスとの摩擦(コンフリクト)は当然に生じることは間違いありません。

確かに、「無料」で、「白タク事業」を福岡市といった都心で展開されては、既存のタクシー業者としてはたまったものではなく、国土交通省といった規制当局としても、素人が個人タクシー業の認可もなく、運送契約類似行為を行わせては顧客の安全や道路の正常な利用が阻害されるという観点から規制(禁止)の措置を行ったというのも肯けます。

さて、今回の「定額食べ放題」については、今後どのような展開を見せるでしょうか。

明らかに、上限なしの「食べ飲み放題」になっていますから、顧客が殺到しますと、このサービスは、10円で仕入れたものを1円で売っている、というような状態になってしまい、その「費用負担」は当該定額制サービスを行っている会社が一義的には負担していることになります。

しかしながら、いつまでもそのような「赤字の」「運転資金」が続くわけはなく、どこかで、「1日一食一店舗限定」といった「まともな」サービスに収束することが「予想」されます。

さらに、この人口減少社会においては、「ランチ営業」というものの利ざやは非常に薄くなってきていることが「想定」されますので、外食業においても、「朝食限定」や「昼食限定」のメニューについては絞って単品営業として、実質的な人員配置の効率化や運営のスリム化を行うことで、必要なリソースを夕食や夜間の営業に振り向けようというインセンティブもあるのではないかと考えています。

24時間365日営業が「当然」であったコンビニエンスストアの営業にしても、FC(フランチャイズチェーン)の人手不足から見直しが起こっている、昨今の状況からすれば、今回の「定額制」サービスの「実験」により得られた知見を地域社会で還元すれば、より良い、客と事業者双方にとっての良い着地点が見つかるかもしれないと期待しております。

なお小職としましては、一時的にせよ、既存の、本サブスクリプションに参加していない、特に零細飲食業者に対するしわ寄せが行くことを踏まえて、できるだけ目配りしてそのようなお店の良いところを紹介するなり実際に利用してお金を落とすなりしていこうと思います。

定額制サービス全般につきまして、非常に冷静かつ本質的なご意見をいただきましたので、それに対する当方の見解を、かつて福岡市に上陸した「無料白タク」の経緯と比較しながら論じてみた記事は以上です。

(2019年10月15日 火曜日)

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