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2013年8月27日

2013年米国経済の回復は本物なのかどうかを2013年8月時点で論じてみました

ニューヨーク




おはようございます。

2013年8月の記事です。

2013年8月時点、世界的に株式市場も将来不安からなかなか上向かない現在、米国経済については一見株高により、うまく不況からの脱出がはかられつつあるように見えます。

しかしそれは一面的な見方だと筆者は見ます。

株高を演出したから経済の足腰が回復したと見るのは早計です。

本当に米国経済が力強く回復しているのであれば、円高はもっと是正され、1ドル120円くらいの水準に落ちついても良いはずです。

確かに1ドル80円から100円弱までの円高是正は進みました。

しかしそこまでは行っていません。

それはやはり米ドルへの信任が揺らいできていることの証左だと考えるのです。

日本経済は確かに良くない、でも国民の営々と蓄えていた社会資本や貯蓄がまだまだ眠っていて掘れば出てくるわけです。

安全で品質の高い製品やサービス技術も多く残っており、資金の逃避先として、またリタイア後を過ごす土地、文化、社会資本として、四季のある日本は食文化・住環境含めて世界的に見れば比較優位にある、(放射線の事故が起こったとはいえ)安全で清潔な都市、低い犯罪率、総体で見れば世界的に稀有な存在です。




米国型消費大国によるGDP費消経済の再来なるか





米国型消費大国によるGDP成長は、現在はFRBが危機対応ということでドル紙幣を刷りつづけることでかなりのオーバーヒート状態で突っ走っていますが、これはいつまでも続くわけではありません。

株高の演出と引き換えに、通貨の信頼は揺らぎ、結局個人消費と企業投資は、財政赤字と貿易赤字を住宅価格の上昇分の借金でまかなっていた、という米国発バブルの発生リスクはかつてないほどに高くなってきていると思うのです。

日本も財政再建や消費税増などで大変ですが、かといって日本より投資に適した国が本当にあるのか、これは大変慎重に判断すべき事柄だと思います。



2016年8月に付記しますが、今度は日本のほうが行きすぎた金融緩和と財政出動のひずみが生じているようで、インフレターゲットとして設定した年率2%の物価上昇など先送りの連続で、全く進んでいないといっても過言ではない状態となっています。

逆に米国は金融緩和を終了し、利上げのタイミングを図る状況まで改善しています。

景気は循環するのか、政策の介入は本当に経済にとって良いことなのか、いろいろ考えさせられる今日この頃です。

こちらからは以上です。

(平成25年8月27日 最終更新:平成28年8月27日 土曜日)

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