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2013年10月27日

コミケ(コミックマーケット)の開催自粛に思う文化全体の危機的状況について






おはようございます。

2013年10月の日本の漫画アニメ文化に関する配信記事です。

今の日本で投資を生業にする関係者は、今この国の文化文芸の最先端がどこを走っているのか、それをきちんとフォローしておかなければ大損をするでしょう。

文化芸能といえば軽く見られがちな分野かもしれませんが黒子のバスケという言葉を見て「あの漫画のことだな」と感じられない方は、特に文芸芸能関係に関する株式投資銘柄への投資は控えたほうが良いと思います。

少し簡単に説明します。


黒子のバスケ(作者:藤巻忠俊氏)という漫画は主人公の男の子の存在感がまるでないという今までのスポーツマンガと真逆を行く設定で大人気を得たコミックレーベルです。

特にボーイズ系といわれる一部のマニア女性に人気の格好の題材となり、2012年末のコミックマーケット(通称コミケ)では、実に10%近くのブースが黒子のバスケを専門に扱う同人誌即売会場となったのです。


しかし、この人気漫画を妬む者がいたのか、黒子のバスケ関係者に対するネットでの脅迫が届くようになり、コミケを主催する準備会による勧告により、出展予定だった「黒子のバスケ」の同人誌900サークルが、出展を見合わせる事態となってしまいました。


これは、40年近くにわたる同イベントの歴史でも初めてのことです。

コミックマーケットといえば、マンガや小説、ゲームソフトなどさまざまなジャンルの創作物を扱った同人誌の即売会のことで、1975年から始まったものです。


現在は夏と冬の年2回開催で、会場の東京ビックサイトへの1日の動員数は最大約20万人、毎回50万人以上が訪れるというジャンルを超えた国内最大級のイベントとなっています。

一日入場者数で言えば、10万人収容の有馬記念の府中競馬場を凌ぐ規模です。
「黒子のバスケ」には、2012年に入り、関連団体に脅迫状が送られており、コミケ準備会宛てにも「黒子のバスケ」のサークル不参加を要求する脅迫状が届いたとのことです。

事態を重く見た会場の東京ビッグサイト側が「犯人が捕まるまでコミケの開催を見合わせるか、『黒子のバスケ』のサークルに参加を見合わせるよう求めてほしい」と要望し、今回の措置となったものですが、要求に屈する前例を残す結果となり、忸怩たる思いがするところです。

どんな大盤振る舞いの景気対策よりも効果があったはずの今回の黒子のバスケ関連団体の出展見合わせ、日本の景気対策上も空振りに終わってしまった今回の措置に犯人には猛省を促したいところです。


アニメについては一家言持つ筆者からは以上です。

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