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2014年1月19日

海の正倉院とも言われる玄界灘の神の島「沖ノ島」のことを語ります

スライム砂時計(隣はメタルスライムです)




おはようございます。

2014年1月の配信記事です。

ロールプレイングゲームの草分けといえるドラゴンクエストシリーズですが、筆者が個人的にその最高傑作と考えているのはドラゴンクエストⅡ~悪霊の神々~です。

作品が出た時期と筆者の多感な子供時期がぴったり重なったことも一因としてありましょうが、社会現象を巻き起こした購入ブームを尻目に、1年前から近くの玩具店に予約し、初回納入分数本のうちの1本を発売日に購入でき遊んだことをよく覚えています。

さて、この物語には絶海の孤島に浮かぶ小さな島「ルビスのほこら」が出てきます。

メインシナリオとなる5つの紋章を集めると最後の敵の神殿へと入ることのできるお守りアイテムを貰えるという設定なのですが、このゲームのシナリオライターは、きっと現実世界の「沖ノ島」のことをよく知っていたに違いないと思っています。




沖ノ島とは




沖ノ島は北部九州の宗像から北西に60キロメートルのところにある絶海の孤島です。

大和政権が成立したと考えられる4世紀以前から祭祀がなされていたらしく、本格的な学術調査で発見された遺物数万点がまとめて国宝に指定されるなど、まさに神の島といってよい存在です。

古来より、沖ノ島のことは「お言わず様」といいその名前を出すことや島での様子を口外してはならない、また女人禁制や入島する際に必要な全裸での海中の禊ぎなど様々な神秘に満ちています。

宗像大社の本宮「沖津宮」が置かれ島全体が神域である沖ノ島は、大和政権が無視し得ない大陸との通商交流ルートの先鞭をつけた北部九州の宗像海人族との関係が偲ばれるものです。

沖津宮に祀られる田心姫神(たごりひめのかみ)以下宗像三女神は、伊勢の天照大御神(あまてらすおおみかみ)の娘であることからも、この地の重要性やかつて彼らが果たした大陸との海の交通路という重要な役割が推察されます。

かの日本海海戦も肉眼で始終を観察したという現代に生きる神秘の島、いつか行ってみたいものです。

*この記事の後、かの島に上陸する機会に恵まれました!

(平成26年1月19日)