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2014年1月31日

後世語り継ぐものがいたから親鸞の教えは生き返ったのだという話です

親鸞上人




おはようございます。

2014年1月の記事です。

本日の話の要点は、語り継ぐものがいることが大切だということです。

浄土真宗は日本で最も広く普及している仏教の宗派です。

浄土宗を興した師の法然の弟子であった親鸞上人(海外の方へ注:じょうにんとは読まずに「しょうにん」と呼びます)が開祖です。

しかし、「浄土真宗」という宗旨名が呼ばれるようになったのは親鸞の没後です。

その後、開祖親鸞の教えとして、三代目の覚如のときにまとめられ、八代目の蓮如に至って、全国に普及されました。

難しいと敬遠されがちな教義を消息(当時の言葉で手紙のこと)の形で分かりやすく説いた「御文(おふみ)」というものを大量に発行して布教したところ、爆発的にヒットした模様です。

今で言うチラシやフライヤー広告、オンライン広告のはしりかもしれません。



開祖と教団化した人は別




そういった教団発展の顕著な業績から、蓮如は浄土真宗本願寺派では中興の祖と言われるようになるのですが、そもそも覚如や蓮如がいなかったら、開祖親鸞のこともこれほど広く知られるようにならなかったわけです。

業績が顕著であることはもちろん必要ですが、後世に残るにはそれを語り継ぐ人たちがいなければならないのです。

別の言葉に、「コピーされ続けたものが残る」とも言います。

御文は仮名書きによる法語ですから複製も簡単で、正規ルートにかかわらず非正規品や模造品、コピー品も多く出回ったと思います。

しかしながら、数多くコピーされたお陰で、数百年の時を経て現代にも伝わっているとも言えるのです。

語りつぐ者が大切だというお話でした。

本家は禅宗(曹洞宗)の筆者からは以上です。

(平成26年1月31日)