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2014年2月19日

大学チームが全日本代表となってオリンピックに出場できた頃の話です

桜の下での新人歓迎レガッタ




おはようございます。

2014年2月の記事です。

冬季ソチオリンピックが開催中ですが、マイナー競技の中の、特に団体競技においては「ナショナルチーム」が組成されていくのかどうかがその競技の行末を占うと考えています。

歴史を紐解いてみますと、夏のオリンピックの水上競技である「ボート」は、西欧世界では非常に歴史と伝統のあるメジャー競技ですが、日本においては玄人好みでそれほど大衆受けのする競技ではありません。

日本においても明治時代から英国から大学競技として漕艇(端艇)という競技が輸入されましたが、残念ながら一部の盛り上がりを除いては大学野球等ほどの人気がその後続いたわけでもなく、現在においても到底メジャーな競技とは言えません。

日本最強のクルーを決定する全日本選手権男子エイト(舵手あり八人片方オール漕ぎ部門)の決勝戦でも、沿道を数万人の観客が埋めることはなく、一部OBOG熱心(マニア)層か、現役部員組、大学応援団等でそのほとんどを占めてしまうという状態です。




大学チームが日本一となってオリンピックに出場できた




しかしこの競技ですら、最後に国内選考会を勝ち抜いた大学クルーが日本代表として出場したのは1968年メキシコ五輪に出場した同志社大学クルーが最後になります。

その後は日本ボート協会が選手を選考して組むクルーが、「日本代表」として参戦することになりました。そうして、2000年シドニーオリンピックにおいて、日本の軽量級ダブルスカル(舵手なし二人両方オール漕ぎ部門)で決勝進出、6位入賞という戦績を収めたのです。

現在においても、例えば女子カーリングといった競技はそれぞれのクラブチームごとが国内選考会を勝ち抜いて代表となるシステムです。

しかしながら、競技のレベル向上のためには、早期にナショナルチームを組成できるような協会の質量強化が必要なのかもしれません。

もちろん、個々の選手をただ集めてみても、充分な練習時間と阿吽の呼吸を必要とするカーリングのような競技特性からすれば成果がすぐ出るとは思われませんが、ナショナルチーム化により間違いなく選手の裾野と選択肢が広がり、未知の才能を発掘することもできると思うのです。

国内選考会の盛り上がりもよいですが、やはり世界で勝負したいと思います。

大学ボート部員であった筆者としては、大学チームでオリンピックに出るという夢を追えた先輩達に軽い嫉妬を覚えたりするものです。

そんな一部員からの述懐は以上です。

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