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2014年2月27日

全ての仕事はすなわち生き残るため自分自身で選び取ることというお話


工事現場



おはようございます。

2014年2月の配信記事です。

平成25年度NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」のセリフです。

父・職隆(もとたか)「失うことを恐れるな。お前が考え、お前が決めるのだ。おじじならなんと言われたであろうな?」
 官兵衛「全ては生き残るため」。

中小企業、特に業務を受注することで生きている下請業者は生き残るためにどのように振る舞っているのでしょうか。

筆者も協力業者という名の下請業に従事しております。

修繕工事や建物管理といった「汗をかく」各業務を行い、その対価として受託料を頂戴する業態です。

自らの資産やお金を振る舞い利益を狙う大家業やオーナー業ではないところが違います。

オーナー業は、自らの資産(それが自己資本であっても借りた外部資本であっても)を動かしますが、中小事業者たる我が社にはそのように動かせる資産がそもそもありません。

あるのは社員の汗とノウハウと頑張りのみ。

ですから、評価される発注者から自社のノウハウや能力を評価される業務を請けることが大切になってきます。

ここで、往々にして起こっているのが、発注するオーナー側がそもそもその発注する業務の概要をわかっていないという状況なのです。

協力業者という名の下請に丸投げし続けた結果、その発注した業務を検収すべき立場であるオーナー側にそのノウハウが失われてしまうのです。

このようなオーナーから仕事を請ける業者は一見便利なようにも見えますが実は本当に大変です。

最も怖いのは素人とはよく言ったもので、一旦なされた指示や仕様の変更や取りやめなど日常茶飯事で、いいように振り回されることになります。

何しろ何の業務を発注しているのかわかっていないのですから、下請が出してくる業務の評価もできないし、そもそも本来自社(オーナー側)で責任を持たなければならないのに、下請に全ての責任を押し付けようとすらしてきます。

予算や納期の考え方もめちゃくちゃな場合もあります。

本来は自らの仕事であり責任であり、それを放棄することはできません。

外部委託者にやらせても、最終的な責任は自己で負わなければならないのです。

そうすると、業務についての理解なしに下請に丸投げするなどできないと思うのです。

下請の側としても、わかっている発注者から頂く仕事は、大変整理されていてわかりやすいし、評価も厳しいけれども筋が通っていて勉強になります。

発注側、受注側双方にとって、仕事とはすなわち生き残るため。

下請業者は自らの少なく貴重な経営資源をどこに振り向けるべきか、日々勝負しながら毎日を過ごしているのです。

そんな一つのビル管理現場からは以上です。

(平成26年2月27日 最終更新:平成28年2月27日 土曜日)

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