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2014年2月21日

お金を扱うのに銀行というのは何故かを順を追って話したいと思います

銀行の銀行 日本銀行



おはようございます。

2014年2月の配信記事です。

なぜお金を扱うのに銀行というのでしょうか。

日本の昔の銀行機能を提供する業者は両替商と言われました。

両替というと今の日本では単に1,000円札1枚を百円玉10枚に変えるといったことを指す言葉ですが、江戸時代から明治のはじめくらいまでは、立派な信用創造機能を持った貸金業・預金業・為替業だったわけです。

さて、西洋は米国からBankなる外来語が渡ってきた時に、我々の先達は「銀行」と訳したわけですがこの理由として、当時の日本は銀本位制であったことが挙げられます。

石見銀山といった日本の銀の質の高さは当時世界的にも有名だったのです。

お金(金銀)を扱う店なので漢字で店を表す行を用い、金行もしくは銀行という案で諮ったところ、きんこうよりもぎんこうのほうが言いやすいという点もあり銀行に決まったという説もあると日本銀行のホームページにあります。

なお、翻訳元となったBankの由来ですが、中世ヨーロッパの地中海貿易の中心であった北イタリアに生まれた両替商が、その貨幣交換のために利用した長机を指す「Banco」であるというのが有力だということです。

銀行のローカウンターやハイカウンターは、地中海の貿易港からの名残なのかもしれません。




日本にはかつて二つの種類の銀行がありました




なお日本の法令上、銀行には銀行法上の銀行(普通銀行)と長期信用銀行法上の銀行(長期信用銀行)がありましたが、後者は2006(平成18)年までに全て普通銀行に転換し、滅びてしまいました。

筆者はある長期信用銀行に勤務し2002(平成14)年にその最期を看取りました。

1902年日英同盟の年の設立より100年。戦前は特殊銀行として、戦後は長期信用銀行として、激動の時代に翻弄されつつもしぶとく耐えた波瀾万丈の生涯でした。

謹んで冥福を祈ります。

よくあるサラリーマンの昔話は以上です。

(平成26年2月21日)