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2014年5月27日

成長だけを目的とせずむしろ存続を考えるやり方があるというお話です

田園



おはようございます。

2014年5月の成長に関する配信記事です。

少子高齢化が進み、社会の活力が失われて生産人口が支える高齢者が増えていくという議論が最近多いですが、そもそもわが国において若者が絶対的に多くて高齢者が絶対的に少ない本当の意味でのピラミッド人口構造が出現した期間というのは、明治維新の時に3,000万人だった日本の人口が、その後100年で1億2,000万人に増えた(というより4倍になった)という人口爆発期であった、たかだか1世紀くらいの近世の特異現象なのです。

人口ピラミッドを維持するためには際限なく人口が増え続けないといけないわけですが、どれだけ生産力を高めても日本列島に3億人が生活できることはなさそうだと思われますし、今後50年で8,000万人に減ると言っても明治維新時からはそれでも2.5倍以上ですしその減り方はこれまでの増え方よりも(比較の問題ですが)緩やかです。

そろそろ、成長一辺倒の考えではなく安定とか長期持続可能性とかいった議論にシフトする必要もあるのではないでしょうか。




例えば農業では種もみまで食べはしない




例えば、自然相手の農業などでは、一時期に土から養分を取り過ぎて余計な作物を作りすぎてはだめです。

翌年以降に痩せた土地では不作になるからで、一旦痩せた土地の地味を回復するのは容易ではありません。

このように余力を残しておくという考え方は、経済成長的目標設定の考えではなかなか出てきません。

いわく、農作では昨期のように今期があり、今期のように来期が行けば十分良いのです。

農業従事者はこれを安定といいますが、経済学者は間違いなく停滞と呼びます。

またGDPが成長した「差分%」ばかりを言い立て、絶対値として一体何百兆円のGDPを日本が稼ぎだしているのか実際数字を押さえている人が本当にどれだけいるのか少々疑問なところであります[続く]。

(平成26年5月27日 最終更新:平成28年5月27日 金曜日)

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