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2014年5月20日

ファシリテーションのプロフェッショナルであろうTEDの司会が凄い

TEDカンファレンス



おはようございます。

2014年5月の秀逸な記事です。

秀逸なのはブログ記事の内容ではなく、ここで触れられているTEDの講演たちのことです。

TED(Technology Entertainment Design)というグループがありまして、アメリカのカリフォルニア州ロングビーチで年1回、大規模な世界的講演会を主催しています。

ここでは、世界中からあらゆる分野の著名な講演者が質の高い講演を行っていまして、ちょうど英語の勉强をしたいという上級者にはよい教材にもなります。

さてこのTEDカンファレンスの中で、①原発エネルギーを利用しつづけるべきか、②利用せずに自然エネルギーに代替すべきかというディベートがなされました。

各主張を行うそれぞれの側に立つプレゼンテーターは筋金入りの理論武装と情熱で聴衆に訴えたのですが、このディベートの司会が秀逸でした。




秀逸な司会のファシリテート




まず司会は二者のプレゼンの前に、聴衆に向かってまず現時点で①②どちらの立場に立つか挙手を求めました。

結果①利用し続けるべき4分の3、②自然エネルギー代替4分の1というところでした。

そして①のプレゼンターからプレゼンをしてもらい、続けて②のプレゼンを行ってもらいました。

そして最後に聴衆に対し、「両者のプレゼンを聞き終えてからのあなたの立場」を再度問うたのです。結果は①3分の2強、②3分の1弱となりました。

そうしてこう言って締めたのです。

「両者とも勝ちですね。おめでとうございます」と。

確かに②は支持者を増やしたので勝ちですが、依然として①は多数支持層としての地位を堅持しましたので勝ちと言えるのです。

つまり双方勝利です。

微妙な命題についてのディベートで、ともすれば冷静な議論より感情的になりやすい類の主題をうまくまとめ、機転をきかせた語りできっちり締める、この司会者の技量に舌を巻きました。

そんなことを思いながらこの内容を日本語で書いたので肝心の英語の勉强は全く進まなかった筆者からは以上です。

(平成26年5月20日 最終更新:平成28年5月20日 金曜日)