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2014年10月22日

鎮西大宰府名物の「梅ヶ枝餅」に見る知的財産や知的所有権に関する話です

梅ヶ枝餅(かさの家)



おはようございます。

2014年の知的財産権に関する配信記事です。

九州の、といいますかその昔の倭国の古都であったことは間違いないと筆者が勝手に思っておりますところの大宰府には、もちろん太宰府天満宮がありまして大人気ですが、最近はその裏山(であったところ)に九州国立博物館も開館し、雨の日などの観光や行楽に特に人気のスポットとなっております。

筆者もそういうのは並んで行く口ですが、太宰府天満宮の参道で発祥の梅ヶ枝餅も楽しみの一つです。

公式には、菅原道真が大宰府へ権帥(ごんのそち:地方の長官職)として左遷され悄然としていた時に、安楽寺の門前で老婆が餅を売っており、元気を出すようにと道真に餅を供したところ、その餅が道真の好物になったということだそうです。

道真の死後、老婆が餅に道真が歌にも詠んだ梅の枝を添えて墓前に供えたのが始まりとされております。

最初の餅にあんこが入っていたのかは定かではありませんが、「梅ヶ枝餅」といえば西日本から東京までその名が轟く太宰府名物になっております。

それゆえ、その名声に便乗した類似品も多く、「梅乃枝餅」「梅ノ枝餅」「梅 枝餅」など筆者が確認したところでも沢山あります。梅と枝の間をわずかに空けているところなど、たいへん奥ゆかしいところです。

商標に限らず知的所有権というものはたいへん微妙な問題をはらんでおりまして、先日もお菓子のひよ子の形に立体商標登録を認めるかを巡った裁判がありましたが、結局鳥形の菓子は全国に多数存在し、そしてありふれており、鳥形のまんじゅうはひよ子のみであると全国的に周知されているまでには至っていないということとなったそうです。

「ヶ」の有無や言い換えも、そういった工夫の一つの形なのかもしれません。

商標権をあえてクローズにせず、無料無償で開放したことで逆にマーケット時代の拡大を成し得た「辛子明太子」や「VHS」の事例もあります。

世の中は様々で面白いものです。

特に女性を前にした知的話題に乏しく困っている筆者からは以上です。

(平成26年10月22日 水曜日)