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2014年12月27日

エコカー全盛の昨今ですがディーゼルエンジン改良も熱いという話です

RX-7



おはようございます。

2014年12月の記事です。

エコカーといえば燃料電池車(FCV)や電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)が注目されているようですが、静かなところで今ディーゼルエンジンが熱いです。

汚い、うるさい、業務用、といったディーゼルエンジンのイメージがクリーンでお洒落なものに変わってきているのです。

PMなんとか、NOなんとか、といった粒子や化合物の排出量が少なく、厳しい排ガス規制をクリアしたクリーンディーゼル車がハイブリッド車並みの燃費を実現し、人気急上昇中です。

ディーゼル車は、いままで、貨物用など一定以上の排気量の車体モデルに搭載することが主でした。

ディーゼルエンジンはその構造上、一般にガソリンエンジンより割高です。

それは、ディーゼルエンジンは最初に空気を圧縮したところに、軽油を霧状に噴射して着火するという方式ですので、空気を強く圧縮して高温にしておくところでどうしても部品を丈夫に作りこまないといけないという制約があるのです。

この点ガソリンエンジンは、最初から空気とガソリンを混ぜた状態の混合気体を圧縮して点火するので、小型のエンジンにも向いているのです。

さて、このディーゼルエンジンを小型化し廉価にするため、日本の広島にある松田という会社を中心に改良を重ねました。

伝説のロータリーエンジンを世界で初めて開発した会社にふさわしく、開発方針はまさに逆転の発想で、あえて空気の圧縮比率を下げてエンジンに過大な負荷がかからないようにするというものでした。

そうすることで、ディーゼル車で敬遠されていた振動や騒音、エンジンピストンや車軸といった部品全体にかかる負荷も低減することに成功したのです。

もちろん、圧縮比を下げるとエンジンへの点火がうまくいかないといったリスクも高くなりますので、その塩梅が大変重要で難しいところだったわけですが、きめ細かく軽油を噴射するインジェクターの改良と合わせ、燃料がシリンダー内で均一に燃焼するよう工夫していったわけです。

これにより、燃費も格段に向上し、ハイブリッド車並みの燃費を実現するに至ったのです。

古い技術を改良し、革新的な製品を生み出す。

モーターやバッテリーといった別の技術の力ではなく、エンジン本体の改良で高みに達するというロマンが詰まったお話でした。

RX-7というディーゼルエンジンカーに乗った遠出しことがありますが、男2人というシチュエーションも相まってそれは素晴らしい加速度だったことを懐かしく思い出します筆者からは以上です。

(平成26年12月27日 土曜日)