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2015年4月7日

限定的にしか製造できない日本酒の蔵は経済原理が働かない小さな世界






おはようございます。


2015年4月執筆の日本酒に関する配信記事です。

最近は日本酒ブームだそうです。

その中でも富山高岡の蔵、勝駒という日本酒の人気が高まり、インターネットの通販サイトではもちろん、現地に行っても手に入らない文字通り幻の酒となっているようでございます。

その勝駒の樽酒で、かつて昔々の披露宴にて鏡割りなどやらせてもらいました筆者などからしますとまさに隔世の感がございますが、ここで、ではなぜ経済原理に基づいて価格上昇が起こらず単に品薄品切れになるのか考えてみました。

普通に経済人としては、例えば1万円出すから四号瓶一つ分けてよ、とでもいいたいところですが、製造元の蔵としては、そんな札束で昔からの馴染みの問屋さんの頭をはたくようなことはしたくないということなのでしょう。




ブームは一時的だがファンは末永いもの




しかも、ブームというものは、いつしか跡形もなくなるものであり、興味を持っている人が、単に売れているから買っているだけの状態であることもよくわかっているのだと思います。

でないと、ブームが終わった時、値段を下げたら売れるわけではなく、全く売れなくなり会社は潰れ百年続けた事業をたたまなくてはならなくなります。それが一番怖いのでありましょう。

売れるのは結構ですが、本当に好きな人に、お手頃な価格で、長くこつこつ楽しんでもらいたい、これは決して顧客視点で考えているというだけではなく、彼らの事業の永続のために必要不可欠なマーケティング手法なのかもしれません。

なんとか四号瓶一つだけは足で回って手に入れました筆者からは以上です。

(平成27年4月7日 火曜日 最終更新:平成28年4月7日 木曜日)