このブログを検索

2015年5月15日

飾られた現場は哀しく自然な現場は生き生きとしているように見える話

博多ぶらぶら




おはようございます。

2015年5月の筆者の主張をいたします。

事件は現場で起こっているというのは有名な映画シリーズの決め台詞ですが、飾られた現場を見ても何もわかりません。

リーダーは、現場のチームを前に進めるために、普段から普段使いの真の現場を知るように努めたいものです。

ある貯蓄性金融機関(厳密には、業務の公共性に由来する信用維持と預金者保護を目的とし、金融円滑化のための健全適切な運営を確保することを求められる銀行法に基づくさる大型金融機関でした)の大きな支店の窓口で、何らかの手続きをするため(多分1万円を千円札10枚で下ろすとかいう程度の瑣末な用件)に立ち寄っていたとき、ATMかカウンター前に並んでいた筆者の横で、突然「常務がいらっしゃいました」という声のもと、窓口及びその奥の社員一同が起立し、その「常務」(通称の常務執行役員か会社法上の常務取締役なのか、もしかしたらジョウムという個人名なのか渾名なのか芸名なのか商品名なのかは知り得ませんが)と目される男性に対して一斉に礼をしているという状況に遭遇しました。

そういうのは外来の客がいないところでやってもらいたいものですが、当の顧客を横に置いて現場視察のご対応をしなければならない現場の社員のみなさんの気持ちはいかばかりだったろうかと思うところでした。



もう一つの事例




その一方で、某繁華街でのお洒落な世界的セレクトショップ(そういう世界に詳しくないのでブランド名はわかりません)において、日本法人の社長(かそれに近いいわゆる偉い人)、とおぼしき人が誰も連れずにさりげなく売り場の隅に立って店の中の動きを見ているのがありました。

そして、社員である売り場のみなさんも、そんな社長については路傍の石のように何ら関与せず、いつものように店内動線を用いて接客や商品説明をしていたのです。

私は明らかに雰囲気の違う人が何をやっているのですかと話しかけたのですが、いやちょっと見ているだけで、ということでそのさりげなさに驚いたものでした。

生の現場を知るために、お供を連れてウロウロではなく単独でぶらぶらできるようになりたいものです。そして、そうなるためには普段の飾らない率直で正直な振る舞いが最も大切であろうと思います。

永遠に古くて新しい、「博多ぶらぶら」のような味のある社員を目指したい筆者からは以上です。

(平成27年5月15日 金曜日 最終更新:平成28年5月15日 日曜日)