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2015年5月16日

昔は学習必須だったが今は有職故実になった英語筆記体の書き方のお話

筆記体(学研より)




おはようございます。

2015年5月の英語の筆記体に関する配信記事です。

好評の昭和シリーズ第二弾
として参ります。

昭和生まれの筆者のような
世代のほとんどは、自分が
中学生になったときに、
英語のアルファベットで
ひととおりブロック体を習った後、
「筆記体」に移行したものだと
思います。

つまり、英語を手で書くときに
使う文字として、
印刷文字に似たブロック体と
筆記体と呼ばれるかっこいい
ものがあったのです。

しかし、最近の中学に限らず
英語教材に、筆記体が
載っていないことが多いと
思いませんでしょうか。

そもそも筆記体とは、
単語の中の文字と文字を
つなげて書くイメージのもので、
日本語においては草書と
呼ばれるものに近いです。

手書きで素早く筆記する
のに適していますので、
ワープロやタイプライター、
文字ソフトが登場する以前は、
フォーマルな文書でも
筆記体が使われていました。

筆記体は、英語の書き取り
テストでも「常識」でした。




時代が変わり筆記体はその地位を追われた




しかし、時代は変わって
しまいました。
日本において戦後ずっと
教えられていた学習指導要領
に基づく筆記体は、
2002(平成14)年のその
指導要領の改正
(いわゆるゆとり教育という改訂、
再改訂を経て)、
アルファベットは活字体の
大文字小文字、ということになり
筆記体はなくなってしまったのです。

そういうわけで、いわゆる
平成生まれの方においては、
筆記体それ何おいしいの?
という状況になっておるわけです。

ちなみに、本家のアメリカやイギリス、
オーストラリアやカナダでも、
同じような状況であるらしく、
コンピュータの普及により
手書き文字特有の「手芸」である
筆記体の重要性が低くなり、
要するにブロック体のみで
全く問題ないということに
なってしまっているようです。

アメリカ人にしてみても、
英語の筆記体は習ったけど、
使う機会がない、
ということのようなのです。

手紙よりもメール、仕事の書類
(やこのようなブログ)も全て
パソコンで作成するのが当たり前
になったこの世の中で、
美しい筆記体を書き、
読み取るという技術は
有職故実になって
しまいつつあります。

非常に残念ながら、
自身も筆記体のZやQを
どうやって書いたっけと思う
筆者からは以上です。

(平成27年5月16日 最終更新:平成28年2月23日(火曜日))