このブログを検索

2015年7月12日

日本の優れた金融システムである銀行連携システムの凄さを語りたい話

0396日本興業銀行




おはようございます。

2015年7月の日本の銀行番号という数字に関する話です。

お堅いとか融通がきかないとかいろいろ批判的に言われることも多い日本の銀行業界ですが、そこにいたものの1人として一つだけ申し上げておきたいことがございます。

日本の銀行の非常に優れた凄いところは、ATMで現金の入出金がきっちりと計算されるということと、内国為替での送金がほぼ瞬時できてしまうというところです。

日本人の特性として、電車は数分と遅れず、新幹線に始まるダイヤの乱れは極限まで排除されており、すわ何かの災害が起こって遅延した場合には「何万人の足に影響が出ました」とテレビニュースで大々的に報道されるということがあります。

諸外国であれば、常時遅れているくらいというのが日常なので、そもそもニュースにもならないそうです。

日本人の繊細さについてよく諸外国の人から驚かれる話です。

このように、銀行間の送金の速さは驚きなのですが、これは日本の全銀協システムにおいて、銀行番号(4桁)、店番号(3桁)、口座種別、口座番号(7桁)という統一基準が早いうちに確立されたことが大いに寄与しています。




全ては番号によって一意に決定する仕組み





つまり、「銀行名」など実はどうでも良いのです。

みずほ銀行だろうがりそな銀行だろうがトマト銀行だろうがキャロット銀行であろうが、とにかく、日本の銀行においては、4桁の銀行番号(銀行ではない信金や農協も含むので、統一金融機関コードというのが正式名称ですが)こそが全てを決めます。

栄えある0001は日本で最初の銀行である第一銀行の流れをくんでいるみずほ銀行です。

そして最大手の三菱東京UFJ銀行は、三菱銀行の直系として0005、三井住友銀行は住友銀行の0009を今も使っています。

0002だった三井銀行(さくら銀行)、0003だった富士銀行は、ここ20年くらいの日本版金融ビッグバンによる合併統合により使われなくなってしまいました。

0006の協和銀行や0007の日本勧業銀行、0008の三和銀行もしかりです。

0004や0013はそもそも欠番です。

4は死に通じ、13は世界的に不吉な数、ということで避けたようなのです。

こんなところにも日本人のこだわりが垣間見えます。

銀行番号の配下に、3桁の店番号、そして普通預金だの当座預金だのの預金種別、そして7桁の口座番号で、一つの口座がユニーク(特定)になるというわけです。

本日は数字のお話でした。

かつて0396という変わった銀行番号の銀行(銀行法でもなく長期信用銀行法という特別な法律に基づいて設立された日本興業銀行という銀行)に勤めておりました筆者からは以上です。

(平成27年7月12日 日曜日 最終更新:平成28年7月12日 火曜日)