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2015年7月5日

大手飲食チェーンストアが中食や内食と競争する時代になったという話

中食や内食も強力なライバルです





おはようございます。

2015年7月の飲食に関する配信記事です。

経済原則に規模の経済というものがあります。

同じようなサービスを大量展開、多店舗展開すれば、単位当たりの提供コストが下がり、顧客に支持されやすくなるというものです。

企業は、この原則に沿って、多店舗展開を図り営業網を拡大し、市場に出ていくのです。

宅配事業などはその典型かと思います。

荷受けする品数が増えれば増えるほど、固定費として必要な配送センターや配達員の効率が上がりますので、費用を賄いやすくなります。

しかしながら、外食飲食業においては、この原則が少し当てはまらなくなっているように感じます。

いわゆる格安大手チェーンに対し、個人経営のお店が競争に勝つという事例です。

この「修正」は外部環境の変化によるものが大きいです。

たとえば、10年程度前の「昔」ならば、飲みに行くときにどこのお店に行くかと決める場合、とりあえず名の知れた大手チェーンの名前(たとえばわたみなど)がぱっと浮かんでとりあえずそこに行っておこうかということになったと思います。

しかし、今は食べろぐといった専門外食アプリケーションがスマホで簡単に見れる時代です。




グーグルマップにすらユーザーコメントが載る時代





またフェイスブックにもお店情報が満載ですし、グーグルマップにすら、簡単なユーザーコメントと店の詳細が「掲載」されているような状況です。

個人経営の知名度がない口コミベースの店でも、客の評判が良ければ広く知れ渡るのです。

実は、大手チェーンの「規格」の味より、より安くより旨いお店は昔から細かくたくさんあったのですが、スマホとアプリの普及によりそういった個人経営のうまい店というのが勝手に外食市場に参入してきたというわけです。

そして、大手チェーン店がいくら安さを追求しても、最低限の労働基準法令に基づいた賃金や人件費、店舗網投資や材料配達の物流コストを賄わなければならないので、個々の個人経営のお店には益々かなわなくなってきているのです。

これからの時代、大型フランチャイズやチェーン店は厳しいという話ですが、単にネット通販がリアルな小売店を侵食するといっただけの話ではないと感じます。

「大昔」の昭和生まれの筆者からは以上です。

(平成27年7月5日 日曜日 最終更新:平成28年7月5日 火曜日)