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2015年7月10日

野球漫画のキャプテンから理想的なリーダーシップ像を学ぶという試み

初代谷口キャプテン




おはようございます。

2015年7月の、漫画ばっかり読んでいる筆者からの記事です。

「キャプテン」という、野球漫画の金字塔的作品があります。

作者のちばあきお氏は「明日のジョー」のちばてつや氏の実弟ですが、「プレイボール」という続編を含め素晴らしい作品を世に送り出しました。

さて、その題名に込められたように、この作品はある中学校の野球部の四代にわたるキャプテンの群像を描いたものです。

前キャプテンが次のキャプテンを指名するのですが、ここに、他のスポーツ漫画とは違った、主人公が中心で時間がその周りを流れるというのではなく、あくまでキャプテンというリーダーの地位が固定されていて、その役が回ってくるその時々の選手達にスポットが当たるということになっております。

したがって、「MAJOR」にしろ「ダイヤのA(エース)」にしろ「キャプテン翼」(これは野球ではなくサッカーですが)にせよ、同様のスポーツ漫画の王道である、主人公固定による成長ではなく、ポジション固定の組織づくりの面の強い稀有な物語なのです。




ポジションが人を作るという面に光を当てた




よく、企業や団体の管理職階の研修として、リーダーシップの取り方や発揮の仕方といったセッションが取られることが多いです。

また、クリティカル・シンキングといいまして、ある決定的な決断を迫られた場面において、どのような意思決定のプロセスを経て決定し、その結果の責任を負うかといった話が出てきます。

筆者としましては、もしそのような研修をやるならこの漫画を導入として読んで、そういったリーダーとはどうあるべきかという姿勢を最初に汲み取ってもらいたいと思いました。

初代キャプテンが、中学二年生で転校してきてから、四代目キャプテンが名実ともにチームメイトに信頼される柱になるまで、約4年弱の時間がきっちりと漫画の中で流れ、歴代のキャプテンたち、また周りのチームメイトもそれぞれ成長し、そして卒業していきます。

会社組織も、一人のスーパースターや創業者が引っ張るという面も必要ですが、こうしたリーダーシップを持った人間が多段階に出てきてそのつど新陳代謝が図られるといった発展がないと、この先の時代なかなか難しくなるかもしれません。

などと後進に道を譲る、といいながら100歳過ぎて「近頃の若い者」はと言うのが実は夢だったりします筆者です。

夜中に本を片付けようとして、結局漫画ばっかり読んで夜更かしをしただけの筆者からは以上です。

(平成27年7月10日 金曜日 最終更新:平成28年7月10日 日曜日)

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