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2015年9月10日

例年秋頃に日本列島にやってくるいわゆる雨台風は非常に厄介であるという話







おはようございます。

2015年9月の記事です。

例年日本に秋頃やってくる雨台風は大変厄介です。

中心気圧や風速、暴風域といった純粋な台風としての力においては夏の台風に及ばないとはいえ、逆に弱いゆえの深刻な影響を及ぼすこともあるのです。

2015年9月の台風18号は典型的な雨台風でしたが、これは夏の太平洋高気圧の力が弱まり、日本列島に秋雨前線が現れるタイミングで、南からの湿った空気を連れてくる台風がまさに空気と風の通り道を作って、その相互作用で非常に長い時間、広範囲にわたり大量の雨を降らせます。

局地的には豪雨が続き、冠水や浸水、土砂災害などを引き起こします。

台風の勢力が強ければ、その勢いで前線も一緒に道づれにして、残った空は台風一過の晴れ模様となるのが夏の台風の典型なのですが、前線と、台風が、相互にエネルギーを補完しながらいつまでも日本列島上空にとどまり続け、際限ない雨を降らせるのです。

台風として強くないところが却って他の力も巻き込んで強くなるというのは不思議なものです。

天気図で気象予報を読む山岳部出身の筆者からは以上です。

(平成27年9月10日 木曜日)