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2015年9月28日

独立派が勝利した2015年9月カタルーニャ地方バルセロナでの選挙結果について

リーガ・エスパニョーラも分裂か





おはようございます。

2015年9月の記事です。

建築物ではサグラダファミリアやサッカーではFCバルセロナで有名なスペインはカタルーニャ州の総選挙が2015年9月に行われ、スペインからの独立を主張する党派の選出議員が過半数を占め、独立派は勝利宣言をいたしました。

支持者は「独立」を興奮して連呼し、独立派の党首は「勝利」の大合唱となっています

この選挙において、独立賛成派が過半数を占めれば近いうちに独立を宣言するという公約が現実的なものになってまいりました。

対するスペイン政府は、独立はスペインの憲法に違反する、州政府はあくまでスペイン全体政府の一員としての権限しか保有せず国の従属機関たる州が国から独立することは原理的にできないとして徹底阻止の構えです。

しかしながら、そもそも同志と認めない地域に対して離反を認めないと言ってもそのコストは大きいところで、なかなか難しいところです。

スコットランドに対するイギリスの度重なる宥和政策のように、大盤振る舞いして引きとどめることができるかは未知数です。

さらに、スペインの中でカタルーニャ州は国全体の経済の牽引役ですから、州政府としては相当の強気で、中央政府と対立していくことが予想されます。

有体に申し上げますと、経済的に強い自分達の地域で払っている税金が他地域に使われるくらいなら自分達だけで使いたいという論理です。

この反対作用として、たとえばマドリードに行く場合も「外国」となりますから関税がかかったりパスポートが必要になったりする不利益もあるわけですが、もっと地域で金持ちになれるならば問題ないということなのでしょう。

そもそもこういった発想をする人々は、あまりマドリードといった地域に自分で出かけていくことはなくなってきているか、そもそも行かない人たちなのでしょう。

ただし、スペイン国内に限らず世界中を相手に商売や仕事や事業をしたいと願う人々にとっては、生きにくい世の中になるのかもしれません。

このような本音を中央政府に対する独自アイデンティティーの発露にうまいこと包めば運動は上手に進められるのかもしれません。

通貨はユーロのままでよいので、あとは国としての最重要課題である安全保障の議論に一定の方向性が出れば、一気に国分裂に進むこともあるかもしれません。

昔アフリカのギニアが宗主国フランスから独立した時の言葉は、「豊かな隷従よりも貧しい自由」でしたが、日本の市町村合併レベルを遥かに超える国単位のうねりにただ驚くばかりです。

九州独立を目論む筆者からは以上です。

(平成27年9月28日 月曜日)

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[論考]7つの県でなぜ九州というのかの仮説を立てたので披露します