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2015年9月9日

ハード展開の後にソフト頒布するというビジネススタイルが主流に

ファームウェアアップデート





おはようございます。

2015年9月の記事です。

万歩計の機能を遥かに超えた、アクティブトラッカーといわれるリストバンドデバイスを装着し、今日は何歩歩いたかなどを記録して健康管理や運動管理に生かそうという、いわゆるウェアブル端末市場がアメリカを中心に日本でも大きくなってきています。

現在の最大手であるFitbitを猛追する勢いで、もともとオーディオメーカーであったJAWBONEが、「UP」という商品ブランドで巻き返しを図っています。

この端末は、アップルウォッチといった多機能な(腕時計のような)ウェアラブル端末を目指すのではなく、あくまで身体状態や運動の記録に機能を集中限定し、余計な情報は表示せず端末の薄さ軽さを追求するというところにあります。

したがって、時計機能もありませんし、そもそも別に利用者が保有するアンドロイドなりiPhone端末なりにインストールした専用アプリを通してしか、ろくに操作もできないし記録を確認することすらできないものになります。

この製品群、開発スピードが非常に速いので、それに対応したソフトや専用アプリの開発が後になる、すなわち商品リリースの後に商品の取り扱い方が変わるということも珍しくありません。

現に、最近JAWBONE端末「UP」の専用アプリがアップデートされましたが、これに合わせまして、手首に嵌める端末側のソフト(ファームウェア)にもアップデートが施されました。

何が変わったかというと劇的でして、これまでは行動時と睡眠時にはモードを切り替えなければならなかったのですがそれが不要になったのです。

何が面倒かって、寝る直前の風景は誰も覚えていないのと同様に、寝ると決めて端末をタップ(手でたたく)して睡眠モードにするなどという面倒なことは誰もしないからです。

このような機能がないまま見切り発車で製品をリリースし続けてきたこの業界も、ついにハード側の情報格納機能とソフト側の情報処理機能で、人間の睡眠というものをかなりの精度で把握することができるようになったわけです。

つまり、ソフトが後で追いついた、ということです。

ハードの開発の方が先にやっておき、とりあえずの仕様は手動での切り替えを要求するものにして販売を開始し、追ってソフトを開発した時には、すでに販売している既存ユーザーに対して一斉にアップデートをかけることにより、より快適な使用感の提供とサポート体制のアピールができるようにしたというわけです。

先行販売は得意ですが、記事と一緒で先走りすぎて、後のフォローに難があります筆者の反省は以上です。

(平成27年9月9日 水曜日)