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2015年11月6日

少子高齢化の日本においては逆ドーナツ化現象が進んでいるのかもしれないと感じる話です

建物インスペクション(建物診断)




おはようございます。

2015年11月の建物管理のプロ、ビルメン王がお届けするブログ配信記事です。

商業ビルやオフィスビルのビルメンテナンス業に従事しています。

ドーナツ化現象とは、そもそも高度経済成長期の都市化の傾向として、中心市街地での地価が高くなり、一般住宅が減少し、生活空間として整備された通称ベットタウンに居所が動いていくということを言われた概念です。

更に、都市化による騒音や排気ガスの問題も起きるということで、更に都心の一般住宅は減少し、逆に事務所や商業施設は増加しました。

こうして、都市部は昼間人口はますます重なっていきますが、夜間人口である居住者は減少し、コミュニティ(地域社会)が維持できないなどの問題が言われました。

しかしながら、最近では都心の快適なマンションの供給などが進み、都心の夜間人口が少ないという問題より郊外の空き家の問題の方が大きくなっているように感じています。

総務省の調査によりますと、現在、日本国内には6,063万戸を超える住宅が存在する一方、総世帯数(単身世帯も含む)は約5,557万世帯と、住宅総数が世帯数を上回っているのです。この差がいわゆる空き家となり、実に820万戸の住宅が、住む人がいないままの空き家となっています。

実に住宅総数の13.5%となっており、10戸に1戸以上の割合で住宅は余っているのが今の日本の姿なのです。

そして、日本においては、マンションにせよ一戸建てにせよ戦後新築一辺倒でして、既存住宅の流通市場が非常に小さいままなのです。これからは、使えるものは使いたい人が使うという基本的な考え方を広め、空き家に限らず中古の住宅流通市場が発展するよう努力しなければ、国民全体で無駄なものを一生懸命建てているということになりかねません。

このためには、中古住宅の適切な保存状態を専門家の目できちんと査定できる環境整備が必要です。住宅資産の価値の重要な要素として、建物の保存状態や使い勝手、劣化状況などを専門的見地で調査する「住宅診断(ホームインスペクション)」が注目されています。

ようやく、時代がビルメン王を必要としているところまで追いついてきたのかもしれません。

ビルメン含めこれからは建物診断士(予定)の筆者からは以上です。

(平成27年11月6日 金曜日)

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